想定外の荒天@〜病上り・大阪プチ鳥観〜08.2/23

この日は、昼からの所用までの時間、大阪で久しぶりに鳥観三昧といたしました。
そうなると通常は時間がもったいないってんで前日のうちに移動するんですが、
今回は珍しく前日は自宅でゆっくりして早朝移動というスケジュール。
それはなぜかというと、実は『超・病み上り』でして(^^;
前々日には珍しく欠勤するほどのカゼでぶっ倒れていて、未だ本調子では
なかったので、珍しくも懸命に自重したというような次第。
しかし、事前の天気予報では悪くない予報だったものが、当日になって急変。
「本日は、晴れる時間帯もありそうですが、全国的に荒れます。風も強くて云々」
移動中の車の中でニュースがそんなコトを言い出したモンでうんざりしつつ、
「するってぇと今晴れてるますンで、もうしばらくするとこう空がにわかに掻き曇り、
あれよあれよという間に風も助太刀にきて、嵐となる、とこうおっしゃるわけで」
などとなぜか江戸っ子口調でツッコミをいれてみると、数分後にはマジ一面の曇り空。
その後は、強風に雨に、最後には大雪と、予報どおりの荒天となっていったのでした。
本日の教訓。軽々しく天気予報にツッコんではいけません(笑

<1>大阪府各地

  
というわけで、すっかり曇りきった空の中到着したのは大阪南部の某公園。
咲き始めのオランダミミナグサ(左)もすっかり花を閉じている厚い雲の下歩くと、
不思議な雰囲気のハコベ類(右)を発見。こんだけ徹底的に花弁がないということは
イヌコハコベ?それにしちゃ特徴になる斑紋が見当たらないから、花の散り切ったコハコベ?

  
面白そうな実(左)があったので近寄ってみると、これがなんか葉っぱをなにかに
食べ尽くされたヤブツバキで、実に見えたのは全てつぼみでした。異様な雰囲気。
うろうろすると、紅いウメ(右)も咲き始めている株を発見。春の息吹?

  
木陰に佇むヒヨドリ(左)なんかみていると、不思議な声。よくよく見るとモズ(右)がなんか
猛禽系の鳴き真似をしてました。しばらく歩くと、また猛禽系の声がしたので、
今度はどこにモズがいるんじゃ、と思ったら、目の前からオオタカがバサッ。
しまった〜!本モンだと思ってたらカメラ構えてたのに間に合わなかった〜!

  
ちょい面白かったのは、繁殖期直前だからでしょうか、アオサギがやたら群れて(左)んです。
手近な個体(右)をアップで撮ると、なんか雰囲気が落ち武者風でいいカンジ。

  
そうこうするうちに、ウメが満開に咲いているあたりに到着。
見惚れていると、一角に大きなカメラが数台並んでいるのに気付きます。そっか、ここか。


そう思って、デジスコを構えたと同時に、小さな影がスッと飛んできて、
目の前にとまりました。目的のオジロビタキです。
昨年も何度か撮っているわけですが、やはり何度見ても愛くるしすぎ〜♪

  
しかも、この個体はやたらめったら愛想がよい。すぐ目の前の枝にとまって、
ヒョコヒョコしっぽ振ってくれて、コチラはもうよすぎて嬉しくて大興奮☆

  
しかも、梅の花があるあたりにも当たり前のようにチョロチョロするので、お約束的
ミ〜ハ〜写真「ウメオジロ」も撮れました。私はこの手の花+鳥にコダわったりは全然
しないんですが、たまにはこんなのもまぁいいか、とちょいニンマリ。

  
すると、まだご不満かしら、と言わんばかりに、目の前の枝で、ちょうど後に花が
バックになるという好条件のところに飛んできて、しばらくあれこれポーズを
とってくれたんです!あまりにも濃厚なサービスに目がくらくら。
あっという間に何百枚か撮ってしまって、ゼェハァと荒い息を吐くハメに(笑

  
そうこうするうちに、ヒヨドリ(左)やら、メジロ(右)やらも何羽か梅に飛来して
しばらく賑やかな雰囲気に。もっとも散歩の犬が吼えるまでの短時間サービスでしたが…

  
こちらもちょっと面白かったのは、警戒心ゼロで目の前を歩き回っていた
1羽のハクセキレイ。「餌くれ」といわんばかりに人のまわりを歩くんです。根性スゴイな。

  
どのくらい近かったかというと、一番近かったときに撮った写真がこちら(左)。
これはデジスコじゃなく、さらにテレコンもついてません。PowerShotそのままでこの距離!
すごいなぁと感心してると、足元にフウの実(右)がたくさんあるのを発見。

  
まだ花の咲いていない、花芽のたくさんついた状態の紅梅の枝で、
これまた可愛らしいポーズをとってくれるオジロビタキを再度バシバシ撮影して、
大満悦しながら、とりあえずお次の場所へと移動することにしたのでした。

  
移動始めると、ハンパな悪人面のシメ(左)が珍しく至近距離でのんびり。
枯れ木を熱心につついているコゲラ(右)なんかも見れたり、ちょっと成果満点です。


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