愛知さすらい旅@〜干拓地で鳥観三昧〜08.2/10

この日は、なぜか愛知県あたりをウロウロしてました。深い思惑は特にありません。
妹から弟へと譲渡されるソファーの仲介役を買って出たんですが、しばらく所用が続きそうなので
今のうちに遠征しとこうかなぁと言う程度の感覚。さらにいえば、この週の半ば、
仕事で名古屋まで行ったときに、食べ損ねた味噌カツを食べたいなぁという欲求もあったり、
ついでに何箇所か回ってみたかった場所もあるし、という合わせ技。
ちなみに、本来は三連休中日なはずだけど、初日はなぜか会社のイベントで潰れたので2連休
になってしまいました。本来はメチャ悔しいはずですが、前日は先週の都心も
びっくりの大豪雪だったので、ある意味ちょうどよかった(笑
でも、そのおかげで見事に積もっている路面にドキドキしながらの出撃となりましたが、
前日との温度差は何度じゃ、と叫びたくなるような暖かい日差しの元、のんびり鳥観た一日でした。

<1>鍋田干拓地周辺

  
というわけで、到着した時はこの景色(左)。う〜ん、最近雪と縁が深いねぇ。
そう思いつつうろうろすると、雪の上に集まるスズメの群れ(右)がこれまたいい雰囲気です。

  
しばらく走ると、遠くにタゲリの群れも発見。こちらも雪上に佇むと
まるで東北地方にでも来たような気分になってなんとも言えません。

  
海辺にいくと、オオセグロカモメの幼鳥(左)を発見。でもそれ以外のカモメは少なめ。
少し嬉しかったのは、すぐ側で撮れたタヒバリ(右)。いや、こいつらウロチョロする上に警戒心が
強いんで、たくさん見るんだけど、長らくドアップ撮影には成功してなかったんですよね。

  
道路脇の雪の下を熱心につついているヒバリ(左)もいました。
これが熱心すぎて、もう少しで車でひきそうなくらい。これデジスコじゃないんですもの。
ウロウロ歩きはじめると、思いっきり晴れ上がって一気に暖かくなったのでそれはそれで
だいぶ驚いたのですが、さらにビックリしたのはいきなり登場したゴモクムシ類(右)。
いや、確かに暖かくなったけどね、まだ冬眠してる時期じゃないんかい?

  
歩き回ると、そこここにシンテッポウユリの実(左)が意外なほどたくさんあったり、
アレチハナガサの実(右)があったり、干拓地ならではの帰化植物も見つかります。

  
うろうろしていると、かなり遠かったですが、ハイイロチュウヒ(左)も出現。
チュウヒ(右)も出現したりしますが、いずれもちょっと遠すぎます。う〜〜む。

  
そうこうするうちに、これまたかなり離れた木に怪しい鳥影。
今冬、話題となっているケアシノスリです。密かにライファーなので小躍りしたり。
でも、この頃には天気がよすぎて陽炎が立ち、撮影にはちょっとツラい条件。

  
ほかになにかいないかとウロウロすると、ジョウビタキが♂(左)、♀(右)とも出現。
あとはベニマシコとかも声はしていたんですが、姿は見れず残念!

  
やがて、はるか遠くでホバリングしているケアシノスリ(左)を発見。デジスコで狙ってみると、
一応なんとか撮れました。飛びモンを撮れたのはほとんどはじめてじゃないかな?
そう思っていると、ふいにその個体が比較的近い場所に下りた(右)ので再度大興奮。

  
しばらくバシバシと撮影していると、ケアシ君は別の枝にフワッと飛び移り(左)、
そこから一気に飛び立ち(右)ました。しまった、もうすこしひいて撮ってればよかった〜〜!

  
でも、そのままその真上でしばらくホバリングしてくれたんです。
おかげでデジスコでそのまま狙えましたが、真逆光+陽炎でしたんでデキはイマイチ。

  
その後、ケアシ君は一気に葦原に突っ込んで(左)、見事何かを捕ったらしくそこで
お食事開始。いつまでたっても出てこないので諦めて移動をし始めると、
今度はまたはるか遠くを別個体(右)がのんびりと輪を描くように飛んでいました。

  
その後もウロウロしますが、他には大した成果がなく、警戒心の欠落したヒバリ(左)が
見つかったくらい。はるか遠くの電柱にとまったケアシノスリ(右)も見れましたが、
次の瞬間にはどこかに飛んで消えてしまわれました。

  
あきらめてさらにうろうろすると、タゲリ(左)やらケリ(右)やらが登場しますが、
期待していたようなあたりの鳥はほとんど見かけれず、なんとも残念。
さらにいうと、今回は魚捕りもしようと一式持ってきていたんですが、いい雰囲気の水路が
ほとんどないんですよね。結局この日は網は取り出しもしないままでした。

  
さらにうろうろすると、いきなり頭上にチョウゲンボウ(左)がとまってビックリ。
やがて日も傾き始めた頃、大満開のソシンロウバイ(右)を見つけて感嘆したりします。

  
湿地っぽい場所をうろつくと、なんとオジロトウネン(左)を発見。
タシギ(右)もかなり至近距離でのんびりしてくれる個体がいたのですが、
一番期待していたコミミズクは、結局チラリと見ることすらありませんでした。
こんなよさげな環境の場所、絶対に何羽かいそうなモンですけどねぇ。とほほほ。


んで、悔しかったので、いつもどおり「やばとん」まで足を伸ばし、
わらじトンカツを食べて、成果薄き一日の〆といたしました。
いやぁ、何度食べてもこの味噌カツは美味いンです。機会があれば一度どうぞ♪

というわけで、期待のケアシノスリは見れたものの、それ以外のおまけは
あまり成果のないハンパな一日でした。天気はよかったんだけどね〜。
ケアシノスリ自体も微妙に遠くて、ちょっとばかり不完全燃焼だし、
干拓地ならではの猛禽類やらシギチ類やらはまだまともに撮影できて
いない種類も大変多いので、近日中にまたどこか別の場所で
じっくり狙うチャンスを作らなきゃイカンですな。
そう思いつつ、この日は妹宅まで行ってソファーやらなんやらを積み込み、
毎度ながらの兄妹漫才を披露しつつ、ビール呑んでクダまきまくって、
挙句の果てに、前日からの疲れから、あっという間に寝てしまったのでした。
まぁ、たまにゃ、こんな軟弱風味な一日があってもいいってモンでしょう☆


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