広島西部西風探求〜幸運と大恥〜07.6/30

この日は、懲りもせず西へ向かいました。目的地は広島の西端部。
いろいろと情報を頂いた面白そうな地点を一気に巡ってやろうという算段です。
ここらの地域は、ご存知のように超スター級のゼフもいるのですが、それ以外にも
いろいろなゼフが狙えるということなので、むしろそちらの普通種が主目的。
なぜか、割と身近なゼフでも撮影したことない種類が多いので…
噂をあわせるとこの地域をうろうろすれば、10種以上はゼフが見れるはず!
てなわけで、明らかに分不相応な大きな期待も抱きつつ、それに加えていつも通りの
夢見がちな皮算用で、あれやこれやと想像してはほくそえみつつ、とりあえず
力一杯走り回ってみました。予想以上の成果に狂喜乱舞もしましたが、
これまた学習成果のない大ドジもこいたり、なんかシマらない一日になりましたが、
まぁ、これまたたっぷりイロイロと濃密な顛末は本編をお楽しみくださいませ♪

<1>広島県西部某所

  
というわけで、最初に来たのはゼフで高名な某産地。
早朝5時前からさっそくカシワ(左)のあるあたりをウロウロしてみると、
さっそくハヤシミドリシジミ(右)が出現。この個体は微妙に羽化不全気味ですが…

  
ひたすらウロウロすると、ハヤシミドリシジミは次々と登場。
♀(左)、♂(右)ともメチャクチャ新鮮で、出始め風でした。案外と活性が高く、
すぐにフラフラと飛んでいってしまうので、開翅までは狙えなかったのが残念ですが…

  
ミズイロオナガシジミ(左)も出現。なにげに今年初なのでちょっとうれしかったり。
でもその後、なかなか面白いゼフは出現しません。ベニシジミ(右)がいたくらい(^^;

  
なんともファンキーな模様のアトグロ型のヤマシロオニグモ(左)を見つけたりしつつ、
さらにうろつくと、ヘビトンボ(右)が出現。いやぁ、キミじゃないんだよねぇ。
そうこうするうちに、遠方になにかオレンジ色の影を発見!

  
うわぁ〜! 全国的な超稀種、ミナミアカシジミです!
そう、実は最初に来訪したのはこの蝶の生息しているあたりだったんですよね。
でもこちらはほとんど期待していなかったので、もう大興奮しながらバシバシと撮影☆
わりと愛想悪く、しばらく撮影したらフラフラと遠くへ飛び去ってしまいましたが、
いやぁ、憧れの珍ゼフをこの目で見れて良かった!
ちなみに、アカシジミとの識別にはかなり自信がなかったのですが、現物を見ると
デカい&色合いが案外はっきりと黄色っぽいのですぐわかるんですね。

#ここで一つお願いです。後日知ったのですが、ここのミナミアカシジミは採集圧により
#相当激減しているそうです。生息地は本当に狭いようですので、世界でこの場所に
#しかいない、この可憐な蝶をいつまでも見れるよう、採集の自粛をお願い致します。

  
さらに歩くと、お次に登場したのはウラナミアカシジミ(左)。いろいろいるんだねぇ。
うろうろしていると、近くには大きなつぼみをつけたササユリ(右)があったりしました。
ちなみに、ここでお会いした方にゼフの状況を聞くと、なんと期待していたクロミドリはここでは
まだ早いとのこと(!)。メスアカも高〜くに飛ぶのを見ただけで、ちょっと厳しそうな状況…

  
あたりにはタカハシテンナンショウ(左)がたくさん咲いていて、エダナナフシの幼虫(右)なんかも
見ることが出来ました。その後もしばらく粘りますが、明るくなるとゼフが全部やたらと高く飛ぶ
ようになったので、さっさと諦めることにして、8時には次のポイントへ移動を始めたのでした。

  
お次に来訪したのは、ジョウザンとかのゼフが見られるというポイント。
でも到着時にはグングンと雲が厚くなって、さらに小雨が混じり始めたんです。当然ゼフは
見れず、スジグロシロチョウ(左)がいただけ。ミヤマハハソ(右)なんか咲いてましたが…

  
そのかわり、この場所では、いままで何故かマトモな写真が撮れたことのなかった、
クロサナエ♂に会えました。メチャクチャ暗かったんで、証拠写真レベルですが嬉しい限り☆

  
天気は回復しそうにないので、思いついてさらに別のポイントへ。
ここはフジミドリで有名な場所なんで、これはもしかしたら…という浅はかな考えです。
しかし到着すると、ものすごく濃密な霧(左)。あはは、どないせいっちゅうねん。
砂利道上の水たまりの脇に、無造作に産んであったモリアオガエルの卵(右)が印象的でした。

  
うろうろすると、コバノフユイチゴ(左)があったり、ヒロバカゲロウ類(右)なんか見つかりますが、
ゼフはなかなか見つかりません。そうするうちに出会った採集者に、朝っぱらに30程採った人が
いるので、もう手近な場所にはいませんよ、と言われました。そんなぁ(ToT)

  
それでも諦めきれずにうろうろすると、オオナルコユリ(左)の大株があったり、
そこここに色鮮やかなコアジサイ(右)が咲き誇っていたりします。

  
んで、蝶はというと、ヒメキマダラセセリ(左)やら、ナミヒカゲ(右)やらは見れますが、
道端にはさすがにゼフはなにも見れません。それでもしつこく探すと、ごくごく稀に
高い梢をフジっぽいのは飛ぶんですが、全然下りてきてはくれません。むむむ…

  
しつこく探すと、ヨツメトビケラ?(左)なんか発見。霧が濃すぎるのか、ヒメキマダラヒカゲ(右)も
お休み状態になってましたし、こりゃぁダメだな。そう思いながらウロウロし続けると、
突然、ゼフらしき影が出現。必死で追いかけると、フイに下草にとまったんです!

  
おおっ! 下草に下りたのはなんと超新鮮なフジミドリシジミ♂(左)じゃないですか!
慌てて1枚撮ると、彼はツイとトンで少し高い葉上に止まった(右)ので、横の倒木に登って、
思い切り頭上にカメラを掲げて、バリアングル液晶をのぞきつつバシバシと撮影。すると…

  
うおぉぉおぉお!!!
 なんと、濃霧の中、開翅を始めたんです!!!
完全にパニックになりつつ、とりあえず必死になって撮影を続けました。
薄暗い中、足場も不安定な状態で、思い切りカメラを掲げての撮影ですから、
当然ブレボケの連発。数十枚撮りましたが、まともなのは数枚だけ。
それでも、フジミドリならではの水色が撮れたのは本当に嬉しい限り♪
横で一部始終を見ながら、網を出さずに待っていてくれた方、本当にありがとうございました☆


次へ⇒

topへ⇒