ノーゲームな日〜豪雨に西風吹かず〜07.6/24

この日は、昨日に続いてゼフ探索。山地性ゼフを狙うべく、但馬に突撃しました。
こちらも前々から楽しみにしていた三川山で、ゼフ三昧のはずだったんです。
天気予報は雨マークでしたが、昨日の美味しい記憶もあるし、きっとなんとか
雨雲も晴れるときがあるだろう。午前中は降水確率も低いし、かえってゼフが
低くていいかもしんない。そんな都合のよく能天気にムダにポジティブな考えと
相変わらずの山盛りの皮算用で勝手に盛り上がっていたんです。
しかし、朝目覚めるとかなりの雨! 諦めきれずに山を登ると豪雨!
頑張って粘ってみましたが、どうにもこうにも仕方ないくらい。
ついでに行くはずのハチ高原なんかものすごい嵐の中なんですもん。
ま、まぁ、昨日の勝利とこの嵐で±0ってことにしてやるわい、ケッ(−−;

<1>三川山周辺

  
というわけで、どうしようもない雨の中、とりあえずうろうろしますが、徹底的に雨が
降ってるわけで、ゼフも下草にはとまっちゃいらんねぇよな、って感じ。ヤマアジサイ(左)とか
ヒヨドリバナ(右)とか咲いてはいたんですが、それすら撮影するのに四苦八苦する暗さ…
驚いたのは、雨合羽で完全防備の蝶屋さんが長竿持って歩いていたこと。ゼフってのはもはや
病気みたいなもんなんですねぇ。まぁ、人のコト言えませんが。全然言えませんが。

  
昨年は名前のわからなかったミヤマシグレ(左)も発見。あいかわらずうそ臭い花で。
なんとか花のついている株(右)もありましたが、なんか半端な状態ですな。

  
なんか面白げなキノコムシ類?(左)も隠れていました。そして、雨の中で水まみれでも
けなげに頑張っているホソクビツユムシ?の幼虫(右)も発見。すごいなぁ。

  
イワガラミ(左)の花なんかみていると、スジグロシロチョウ(右)を発見。
なんもこんな場所で風雨に耐えなくてもいいじゃん、って状態で揺られまくってました。

  
うろうろすると、サンカヨウの実(左)がたくさんあってびっくり、今年も花をみ損ねたと
思ってたのに、ここにあったんですか!近くにはマタタビ(右)も咲いてました。

  
さらに粘ると、イカリモンガ(左)がいたり、キンモンガ(右)が風雨に耐えてたり
しましたが、いくら粘ろうともゼフなんぞ見つかるはずもありません。

  
雨が少しマシになったころ、山を少し下るとウツボグサ(左)なんかもわりと咲いていました。
クヌギカメムシ(右)も葉上で頑張っていましたが、ちょっと枝をたたいてもなにも成果なし。

  
うろうろして、昨年見つけた沢にいくと、やっぱりショウキランが咲いてました。
昨年ほどは株数が多くなく、また爆裂に暗かったので撮影は本当に難儀しましたが…

  
道端のアクシバ(左)なんか見てると、さらに1名の蝶屋さんが来訪。少しだけ雨が
マシになってきたのもあって、私もそこらを叩いて回ることに。お互いに右と左に分かれて
叩いていくうちに、超屋さんがウラクロシジミをGET。あ、こんな天気でも捕れるんだ。
こちらも精一杯頑張りますが、落ちてきたのはなんとダイミョウセセリ(右)だけ。

  
さらに奥に行くと、蝶屋さんがもう一匹、ウラクロシジミを叩き出され、「これはもう
いいですから、どうぞ撮影して下さい」と一言。うわぁ、涙が出るほどありがたいですぅ。
感謝感激しつつバシバシ撮影しますが、暗い+雨風がかなり悪化してどうにもこうにも状態。

  
全身ずぶ濡れになったので、蝶屋さんにお礼をいって引き上げることに。
帰路の道端にはツルアジサイ(左)が咲いてました。そして、いきなり前からヤマドリ(右)が
歩いてくる嬉しいハプニングもありましたが、暗すぎて望遠で撮れるはずもなく、この始末。
この後、ウスイロヒョウモンモドキの蛹でも探そうとハチ高原に向かいましたが、現地に着くと
ものすごい濃霧。暴風雨状態だったのでさっさと諦めて帰ることにしました。

<2>社町周辺

  
豪雨の中を帰ってくるとちょっと雨が収まったので、おもわず先週と同じやしろの森公園へ
行ってみました。ヒメガマ(左)茂る湿地を丹念に見ますが、狙いのトンボはおらず、
とぼけた顔のアマガエル(右)をみれたくらい。しかし爆裂に暗くて撮影になりません。
猛烈な湿気で、レンズがすぐに曇るんで、しょっちゅう拭かなきゃいけないくらい。

  
湿地を歩くと、スジグロシロチョウ(左)や、キアゲハ(右)なんかも出現。
そうこうするうちに、上空をなんか小さな蝶がツイと飛びました。おっと、でたかな?

  
おっしゃ!というわけで、ひさしぶりのミドリシジミをGET。
悪くはない場所に出てくれたんですが、なんせ暗い。レンズもすぐ曇る…

  
さらにうろつくと、ササユリ(左)がまだまだたくさん咲いている場所を発見。
そこでも1匹だけミドリシジミ(右)もいたのですが、やはり撮影になりません。
そして、それっきりミドリシジミはみつからなかったので、別の場所へ移動することに。

  
というわけで、最後に来たのはこりもせず青野ヶ原。
さっそくキマルリのポイントに行くと、すぐに♂をみつけたのですが、ちょっと
高い場所で、撮影する前に飛ばれてしまってNG。直後からまた豪雨になりました(ToT)
引き返す途中で、交尾中のオオチャバネセセリ(左)や、ウラギンスジヒョウモン(右)
は見れたのですが、開翅の撮影はやはり来年に持ち越しになっちゃうかなぁ…

というわけで、さすがに豪雨過ぎてどうにもならない一日でした。
本当なら高曇りの三川山でゼフ三昧、アイノやジョウザンはおろか、フジや
ヒサマツが撮り放題の一日になる予定だったのに、おっかしいなぁ(^^;
まぁ、それでも他力本願でウラクロ、社町でミドリが見れたからいいかな。
この週末はゼフ8種ということになります。個人的には爆裂な成果ですよこれは☆
それでも、さすがにこんだけのスっ空振りは悔しすぎるし、なによりも
ハチ高原の調査を全くできなかったのも悔しい限り…
ってわけで、有休取得しちゃいました。さぁて今度は皮算用どおりになるかどうか、
そもそも予定外に雨が降ったりしちゃわないか、今から乞うご期待です☆


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