紅紋探求B〜トラトラトラ!〜07.6/10

この日は、懲りもせず、今年の最重要課題・紅紋探求のパートBです。
シツコイというか諦めが悪いというか、これといった目論見もないくせに我ながら良くやるわと
思うわけですが、こんな性格でウン十年やってきてしまったんだからしょうがない。
自分は確実にストーカーになる気質があるなと思う今日この頃ですがそれはさておき、
この日は、そろそろゼフもそれなりの数が出てるだろうという期待が一発、それに
あわよくばなんとかベニモンといういつも通りの甘っちょろい2兎狙い。
ところが、初手から話してしまうと、ゼフについてはこれでもかというほどの惨敗。
呆然としながら向かったベニモン探求では、なぜか偶然、先週・先々週とお会いした方々に
まとめてお会いできたりして、楽しい時間もすごせたのでした。
んで、結果は…ま、本編をお楽しみください。まぁタイトルで分かっちゃうかな。イシシシ。

<1>新見市周辺

  
まず、朝一は懲りもせずに前回同様のゼフ・ポイントへ。すると夜も明けないうちに
車の窓を叩く人。なんと前回お会いしたOさんがいらっしゃっていたのでした。
しばらく歓談したあとで、勢い込んでゼフ方面に突撃!…でもいないんです。
Oさんがかたっぱしから枝を叩いても、アカシジミすら出てこない。みんなで呆然。
「え〜!? なんでじゃ?…こりゃあかん。帰るわ」とOさんはすたこらとご帰還されました。
どうも、今年はゼフのシーズンは1週間は余裕で遅れているようですねぇ…
なんて思いつつ、とりあえず出現したコガネムシ(左)や、アカガネサルハムシ(右)を撮影。

  
チュウガタコガネグモ(右)なんか見つけたりしていると、ヒラヒラと舞う影。
今年初めてのメスグロヒョウモン(右)なのでした。しかし粘れど成果はありません。

  
悔しいので別の場所まで足を伸ばしてみると、クロウメモドキらしい樹(左)を発見。コバクロ?
近くにはコチャバネセセリ(右)なんかいましたが、こちらもゼフとかは完全空振り。……むむぅ。

  
ここではなんだか面白げなヒゲナガガ類を見れました。調べてみると、
ケブカヒゲナガガ(左)と、ベニオビヒゲナガガ(右)のようです。この仲間も面白いなぁ。

  
近くには、突然変異なのでしょう、妙に色白のノアザミ(右)がありました。
草地の中には、ナンテンハギ(右)がたくさんあったり、なかなか楽しそうな雰囲気です。

  
アマドコロ(左)もなかなか見事な群落がありました。そして、こちらも
そういえば久しぶりの出会い、ラミーカミキリ(右)もいました。う〜ん、パステルカラー。

  
ここらでゼフはすっぱり諦めて、ベニモン方面へ。道中、満開のイボタノキ(左)を発見。
そして、かなりビックリしたのは、水田脇に吊るされていたダイサギ(右)。
カラスを吊るしているのはよく見ますし、それもいかがなもんかと思いますが、これは
ダイサギなんですよ。何も悪いことしないだろうに、何故このような仕打ちを?

  
んで、訪れたのは懲りもせず夫婦岩。到着した頃にはかなり曇ってきて期待薄な雰囲気で、
こりゃあかん帰ろう、なんて本気で考えましたが、ちょうどほかにもベニモン狙いの人が
いらっしゃったので、その方と話しながらしばらく粘ってみることに。
すると羽化直後らしき新鮮なホシミスジ(左)や、キマダラセセリ(右)なんかが登場。

で、面白かったのはここから。しばらくするとまず、前回一緒に探して回った岡山の方が来訪。
そして、崖の方からはその前の時に私をフリーズさせた神通力の持ち主、Aさんが登場。
うわぁ、なんかベニモン関係者(?)全員登場じゃん、って妙に気分が盛り上がったり☆

  
やがて、オールスター登場に敬意を表してくれたのか、かなり晴れ上がってきました。
そうすると、スジボソヤマキチョウ(左)なんかも登場。ちなみに今回迷惑だったのは、
ものすごい数飛び交っていたテングチョウ(右)。だって、黒字にオレンジの紋があるんだもの、
飛ぶたびにドキッとさせられて、心臓によくないったらありゃしません。

  
うろうろすると、ケスハマソウの葉(左)を発見。こんなとこにもあるのねぇ。
キビノクロウメモドキ(右)も実をたっぷりつけた株がみつかったりもしました。。

  
足元にいたオバボタル(左)のドアップ撮影を楽しんだりしつつ、あちこちそれらしいポイントを探して
まわりますが、さすがにそうそう成果はあがりません。諦めて移動を始めると、足元に
ヒミズの死骸(右)を見つけたりしました。ちなみに、久しぶりに骨取りに挑戦中です♪

  
その後、新ポイントを探しに行くというAさんに同行させてもらいました。私もいつか
マイポイントを見つけて、堪能するのが夢なので、その勉強ということで…
道中、ヤミイロカニグモ(左)や、ここにもあるのね、ヨコグラノキ(右)なんかを発見。

  
あれこれとコツを教わったり、羨ましい写真を見せていただいたりしつつ歩くと、
マタタビ(左)もすでに咲き始めていました。そして、面白かったのは、ネットを掛けられた
崖にたくさんついていたツメレンゲ(右)。秋頃に見に来てみよっかなぁ。

  
タカネマンネングサ?(左)も大満開でした。そうこうするうちに、道端に
黒っぽい小さな蝶が舞ったので大騒ぎをしましたが、正体はムラサキシジミ(右)。いじわるぅ。
結局、今回の新ポイント調査では、ベニモンは飛んでる姿すら見れませんでした。

  
そのかわり、出現したのが、イシガケチョウ。フワフワ飛んではヒメイタビに産卵してました。
ちょうど少し暗くなったのもあって、慌てて撮ったもののほとんどはブレブレ…

  
卵(左)もたくさんあったので、いくつか拝借して帰りました。うまく育つでしょうか?
近くにはなんか面白そうな雰囲気のトガリバガ類(右)がいたりもしましたが、この頃から
再度かなりの曇り空に。 Aさんにお礼を言って、もう一箇所某既産地に行きますと告げると、
それならここらへんがポイントですよ、などと大変親切なアドバイスも頂けましたが、
さすがにこの天気ではなぁと、半ば諦めつつの移動となりました。


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