<2>御岳山周辺 続き |
さらに歩くと、シコクスミレ(左)の別の群落を発見。わりとまだ咲いているんですね。
そして驚いたのは、ほとんどしおれてますが、僅かに咲き残っていたエイザンスミレ(右)。
急斜面には、イワカガミの群落(左)があり、さらによく見ると、、数花だけシロヤシオ(左)が
咲き残っていました。喜び勇んでバシバシ撮影した後、裏手側からも撮れないかなぁと、
道の端に立って、思いっきり腕を伸ばしたところ…
いきなり足元の岩が崩れ落ちたんです!哀れ私は奈落の底へ!
しかぁし、自分でも驚いたのですが、右手でカメラをかばいつつ、左手ですぐ下にあった木を抱えて
ギリギリ難を逃れたのでした。見下ろすと愛用の帽子がはるか下へ消えていくのが見えたりして、
「あぁ、帽子が…」とつぶやくと、一部始終を見ていた登山客から「帽子なんて諦めなさい!」と
大変なお叱りを受けました。はい、おっしゃるとおりですね。無事でよかったわぁ(- -;
気を取り直して、探索を再会すると、満開のオトコヨウゾメ(左)を発見。
近くのブナには、冗談みたいな虫こぶ(右)もありました。ブナハキバツノフシというそうで…
少しボロですが、ワチガイソウ(左)はまだまだありました。今年は季節が遅いのかなぁ。
さすがに道端でみつけたカタクリ(右)はすでに実になっていましたが。
うろうろすると、フイリフモトスミレの見事な群落がそこここにあって、ちょっと
感激しちゃったりしました。う〜ん、見事。本当に妖艶な雰囲気ですよね。
普通のフモトスミレ(左)も大きな群落がいくつもありました。そして、咲き残りですが、
1株だけ、ものすごく色の濃いツツジ類(右)も発見。ミツバツツジ系かなぁ?
そして、ちょっと薄暗い場所だったんですが、満開のシロヤシオにも遭遇!
溜息が出るくらいの艶やかさに、思わず涙ぐみそうになりました。
いやぁ、本当に今日はウラメに賭けてみてよかったなぁ(^o^)
さて、最後に、ということで渓谷沿いを歩いてみると、ラショウモンカズラ(左)が
あちこちに咲いていました。サワハコベ(右)もポツポツとですけど、咲いています。
こちらも思いがけない大群落をみることができたのは、クワガタソウ。
沢沿いの木影に寄り添う姿は、なんとも可愛らしいものでした☆
そして!さらに嬉しい出会いは続きます。サツキヒナウスツボです。
超地味な花ですが、前々から憧れだったので本気で感激。本来、高尾山に行った場合も
最重要探索課題の1つに設定していた花なんです。マジでラッキー♪
サツキヒナノウスツボをアップ(左)でみると、やっぱり面白い格好の花だなぁ。
近くには、ハナネコノメ(右)も僅かに咲き残っている株がありました。
同じく咲き残っていたのは、こちらのネコノメソウ類。ミヤマネコノメでしょうか?
この類は似た種類が多く上に、新種新品種の発見も続いているようで、よくわかりません。
一度きっちり勉強してみたいモンですが、誰か詳しい方、教えてくださいませ。
このあたりにはコミヤマスミレ(左)もありました。多分、今度はあってるでしょ?
渓流沿いにはミソサザイ(右)が飛び交っていましたが、暗すぎてこの1枚が撮れただけでした。
この日はツツドリ・ガビチョウ・オオルリ等々声は多かったのですが、姿はほとんど見えず終い。
そのあたりでもさらに面白い発見は続きます。まずは、紫色のムラサキマムシグサ(左)に
続いて、一株だけですが、ヒトツバテンナンショウ(右)を発見。すでにかなり暗くなってて、
まともに撮影できませんでしたが、こちらも予想外の花だったので大感激☆
沢沿いにはコンロンソウの群落(左)があったり、ジャニンジン*(右)があったり
しましたが、この頃にはちょっと体力の限界が来つつあって、かなりヘロヘロ。
頭の悪いワタクシはこの日も昼飯を準備せずに早朝から歩いていたモンで(^^;
ようやくケーブルカー駅の方面まで戻ってくると、満開のナツグミ(左)を発見。
道端の大木にはビロードシダ(右)があって驚いたりもしましたが、ようやく辿り着いた
駅では、本当に目の前で最終バスに接続するケーブルカーを逃がしてしまい、
40分以上待った挙句、山麓から御嶽駅まではひたすら歩く羽目に(ToT)
駅に辿り着いた頃はフラフラのヘロヘロで、ベンチでしばらく爆睡しちゃったくらいでした。
というわけで、もののみごとにオンブオバケの裏をかいた、楽しさ満点、成果たっぷりの
一日となりました。結局、高尾山で狙う予定だったものの大部分は見れましたし、
嬉しいおまけも多数、ということで、少々最後のオチはイマイチですが、もう万々歳!
きっかけを作ってくれた師匠と、おばちゃんたちに心から大感謝ですね。
この日は、本当はこの後、藤沢にあるなじみの食堂を訪ねて、懐かしい味に
舌鼓を打つ予定だったのですが、ヘロヘロになりながら町田まで戻ると、なんと
小田急線が事故による運転見合わせ中。う〜ん、ハッピィエンドとはいかないようで。
そう思いながら、適当な漫画喫茶に飛び込み、朝まで爆睡したのでした☆