GWハンパ紀行E〜三宅島突撃二日目〜07.5/3

というわけで、三宅島二日目です。さすがに連日の突撃に体がついていかず、
すっきりとした目覚めには程遠かったのですが、なんとか這い出して朝飯をいただき、
ようやくエンジン全開になって、残り半日をあちこちと走り回ってきました。
成果は…まぁ本編をご覧になればわかりますが、イマイチってところかな。
帰りの航路では不本意にもブチ寝てしまったりと不甲斐なさも満点でしたが、
とりあえず「南の島」を堪能できたのは大きな成果でした。
そうそう、本当は日本海側の鳥屋さんでにぎわう離島にでも行こうかと思っていたのに
うまく時間が取れない&まだそこに飛び込むのにタメライがある、という理由で、それなら
南の島へ、ということで久々の三宅島を目的地にしたんですよ。そんなわけですので、
南の島が堪能できれば鳥が空振りでも全く悔しくないわけです。うん、きっと、そうそう。

<1>三宅島・富賀浜周辺

  
というわけで、意気込んでバス停まで歩いていく途中、民家の軒先にセッコク(左)を発見。
一度は自生の花も見てみたいなぁと思いつつ、バスに揺られて到着したのは、
噴火の影響なのでしょう、枯れ木がにょきにょきと立ち並ぶ不思議な風景の場所。

  
強烈な日差しの中、歩き始めると。アカコッコが出現。かなりの数が見れましたが、
いい雰囲気で撮影できるチャンスはなかなかありませんでした。

  
鳥の声も多く、大変賑やかで、ヒヨドリ(左)や、ウグイス(右)などが全力でさえずって
いるのも目撃。すぐ近くでオオヨシキリも鳴いてくれましたが、姿は見えませんでした。

  
神社方面に行くと、一面の立ち枯れの林に唖然とします。
よくみると、そのなかにミヤケコゲラ(右)を発見。ちょっと距離があったのが残念ですが…

  
林縁の斜面には、ハマホラシノブ(左)がやたらめったらありました。
ユミネシダ(右)もそこここにあって、増えてるという話は本当なんだなぁと実感。

  
ハマギク(左)の実を眺めながら歩くと、久しぶりのオジロアシナガゾウムシ(右)を発見。
通称パンダゾウムシ。案外女性のファンも多いんですよね、この虫。

  
さて、このあたりでもアカコッコは多くて、至近距離で見れたりもしましたが、
なかなか頭が真っ黒な立派な雄は撮影チャンスがありませぬ。むむむ、またの機会かな?

  
イイジマムシクイ(左)も多かったのですが、この鳥は本当に警戒心がないようで、
すぐ側を飛び交います。ということでこの写真もデジスコじゃなくてPowerShotなんですよ(^^;
そうこうしていると、この日もぼんやりしてるクマバチ(右)を発見。なにしてんの?

  
これまた大満開のヤマモモ(左)をみていると、近くにツグミ類(右)出現。
お腹がみれなかったのが残念ですが、微妙に眉斑があるんだけど、キミもアカコッコかね?

  
うろうろしていると、近くの枯れ木に黒い影。これがカラスかとおもいきや、
なんとカラスバトなのでびっくり仰天いたしました。暗いところが好きだそうで
なかなか撮影できないと思ってましたが…こいつぁ、ラッキ〜!

  
浜辺につくと、大満開のハマボッス(左)を発見。去年の枯れ穂(右)もたくさんありました。
さて、と意気込んでウチヤマセンニュウを探しますが、こちらは全く姿もなし。ありゃ?

  
こちらでも力一杯さえずっているウグイス(左)や、ホオジロ(右)は見れるんですが、
肝心のウチヤマセンニュウは声すら聞こえない惨敗ぶり。むむむ。こいつぁ悔しいなぁ…

  
しかたないので、海辺のハマヒルガオ(左)なんぞみつつ、バス停に戻ると、これが
2時間待ちとか。仕方ないので、溶岩帯の風景(右)なんぞ見つつ、うろうろしましたが、
最後にもう一度大路池に行きたかったので、裏技を使用。それは…ヒッチハイク!
ありがたいことに、こんなむさくるしい男でも車を止めてくれる方がいらっしゃって、
感謝感激しつつ、快適に大路池まで移動することが出来たのでした☆

<2>三宅島・大路池周辺

  
大路池に移動すると、チョロチョロと足元にヤマトシジミ(左)。ジミですが、三宅で唯一
撮影した蝶でした。池の周りでは、チュウサギ(右)が至近距離を堂々と闊歩。

  
池には"天然記念物タイロモ"の看板があったので、池の中をのぞきこんで、それっぽい藻(左)を
なんとか撮影。でも、写真の載ってる図鑑が全くないのであってるかどうかわかりません。
近くにはシマジリスミレ(右)を発見。どうも、コンクリ壁の隙間の株は遅くまで咲いてるみたいです。
#シチトウスミレの書き間違いです。シマジリは沖縄固有だっちゅうの(^^;

  
さて、前日の成果に味をシメて、この日も水場に突撃!
すると、さっそくイイジマムシクイが出現し、水浴びをしてくれたので大感激したのでした。


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