GWハンパ紀行E〜三宅島突撃二日目〜07.5/3

<3>三宅島・大路池 続き  

  
水辺でしばらく待っていると、この日は暑かったからなのか、イイジマムシクイが
次々と飛来します。なかなか上手く撮影は出来ませんでしたが、もう大興奮。

  
シチトウメジロも水浴びに来てくれて、クチバシの長い辺りがばっちりと
撮ることが出来ました。素早く動くんで、撮れたのは数カットだけでしたが…

  
オーストンヤマガラも何度も飛来しました。大路池周辺にはメチャクチャ多いんですが、
素早すぎて枝の上なんかの写真は全く撮れなかったんですけど、水辺ではもうばっちり☆

  
その他、シジュウカラ(左)や、カワラヒワ(右)なども立ち寄ってくれました。アカコッコも
来るんですが、ものすごい縄張り争いで、ビュンビュン追っかけあってて撮影は全くNG。

  
さて帰ろう、とおもうとすぐ近くにタネコマドリが出現。
♂(左)♀(右)ともかなり至近距離をチョロチョロしてくれたのですが、この日も動きは
素早くて全然シャッターチャンスがなくて四苦八苦。何とか撮れたのは数枚だけ…

  
かなり粘ると、♀はひょいといい場所にとまってくれて、さらに羽をばさっと
ひろげてくれるという大サービスまで慰労してくれました。いよっ、太っ腹!

  
続いて♂も枝に止まってくれたのですが、こちらは葉かぶりで、顔が見えてたショットは
この2枚だけ。さらに超暗くて色が出ない…もうちょっとサービスよくてもいいんじゃねぇの?

  
そうこうしているうちに時間がヤバくなってきたので、大慌てで宿へ向かうと、道中でも
イイジマムシクイ(左)やら、シチトウメジロ(右)やらを見ることが出来ました。

  
そして、1株だけでしたが、早くも咲いているシマホタルブクロ(左)をみれて大感激!
普通のホタルブクロよりもかなり小柄でかわいらしく見えましたが、そんなもんかな?
近くには、昨日に引き続いて可愛らしい帰化植物、ウスベニニガナ(右)も見れました。

  
そして、これまた意外な帰化植物を発見。アカバナルリハコベです。
こちらも、小笠原以来の出会いですから、5年ぶりくらいかな?どもどもゴブサタで。

  
そうこうするうちにタイムアップ。大慌てで宿に戻り、荷物を担いで港へ。
一面の枯れ木に覆われた山(左)をみているほどに、悠々と船が到着。船上の人となりました。

  
さて頑張って海鳥を探すぞ、と意気込んでいると、次々とオオミズナギドリ(左)が出現。
船の舳先からはトビウオ(右)が飛ぶので撮影に挑戦しますが、こちらはなかなか
素早くて撮るのは至難の業でした。右隅に写ってるのがわかっていただけます(^^;)?

  
そのうち、コアホウドリ(左)も1羽だけ出現。しかし、オオミズナギドリ(右)の数はすごく、
その中から他の鳥を探そうとするのはちょっと大変。しばらくは頑張ったのですが…
ふと気付くと、甲板の上で双眼鏡を握り締めたまま、かなりの時間爆睡していたようです(- -;

  
大慌てで再度、海原を眺めていると、クロアシアホウドリ(左)が出現。でも遠い…
ハイイロミズナギドリ(右)も出現しましたが、他には面白そうな鳥は全く皆無でした。
今回の敗因は、疲れがたまっていたこともありますが、なによりも他に鳥屋さんが全く
いなかったということですね。誰かと一緒に探すと励みにもなるし、勉強にもなるんですが…
ちなみに三宅島でも鳥屋が少なかったのは意外で、初日はゼロ、2日目は2組見ただけでした。

  
そうこうするうちに、真っ赤な夕日が海原を照らしはじめますが、水平線沿いに
雲があったので、黄金の日没とは行かずに残念。最後までなんともしまらない
雰囲気のまま船は竹芝へ到着し、あっけなく本土の人に戻ってしまったのでした。

というわけで、いまいちしまらぬ三宅島の旅でした。
本当は、海辺の生きものも探求するつもりでしたが、なんか大路池でかなり時間を
使ってしまったので、それもかなわないまま。まぁ、でも、撮影は出来なかったけど
固有系の鳥は一応全種制覇できたし、面白い植物もかなり見れたから、合格点かな。
次回はキチンと下調べをし、体調も整えてから、全種制覇の勢いで頑張るぞ、
そう誓いつつ、この日は上野の漫画喫茶に転がり込んで宿にしたのですが、
ストレージが充電切れだったので、とりあえずそこのPC上に撮影データを全て
放り込んで、そこからまとめて転送しようとしたんです。しかし、そんな時に限って
なんかそこのPCの調子がどうも悪い。おかしいなぁ、と思いながら、
PCを再起動してみたワタクシは、そこで思いっきり固まってしまいました!
落としてきたはずの撮影データがない!
そう、そこのPCは再起動するとデータが消える設定になっていたんです。
真っ青になって大慌てしましたが、偶然その日持っていたスティックメモリーに
ファイル復元ソフトをいれていたことを発見。なんとか無事にデータを回収できました。
というわけで、最後まで、ムダに疲れる、三宅島の旅なのでした。チャンチャン。


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