突発的関東探訪〜三浦半島突撃〜06.11/18

この日は、知人と会う用事があったので、久しぶりに関東へ出向きました。
合間時間もかなり取れるので、それなら野外をウロウロしまくろうと意気込んだのですが、
小さな用事がいくつか入ったので、千葉やら茨木まで遠征は出来ない。
野鳥情報もあまり目ぼしいものを拾っていないので、コイツは一発、久しぶりに
三浦半島でも攻め込もうということで、毎度発作的に練り歩いてまいりました。
前回、和歌山でキノクニシオギクを見ているので、久しぶりのイソギクが見たいぞ、
ついでにいろいろ海浜植物を見たいなぁ、などという極めて短絡的な思考の産物。
電車&バスだとちょっと非効率でしたが、全然いい写真は撮れなかったものの
まぁまぁ面白いものに出会えた結末は、本編をお楽しみくださいませ☆

<1>相模大堰周辺

  
今回最初の目的地は、ちょいとはなれた相模大堰(左)。かつては何度も通った場所
 なので懐かしさに浸りつつ歩き始めると、さっそミサゴ(右)が登場。
 あんまり近づかせてはくれませんでしたが、嬉しい限り。

  
川面を見ていると、カルガモ(左)やヒドリガモ(右)などが次々と出現します。
しかし、せっかく修理したデジスコですが、やっぱり上手く撮れないなァ。

  
ちょっと嬉しかったのは、距離があったのですが、ヨシガモの小群がいたこと。
といっても、ほとんどが寝ていて、顔が見えているのは数羽でした。

  
さて、ここに来た理由は、久し振りにカワラノギクが見たくなったから。しかしこれが、
結構探しましたが、ようやく1株だけ花の咲いているのがみつかっただけでした。
 昔はけっこうな大群落があったように記憶してるんですが、場所が違ったかなぁ?

  
花の完全に終わったカワラノギク(左)も1株だけ。つまり合計2株のみ。むむ。
しかたないので、シロミノシキブ(右)など撮影しつつ、しばらく鳥探索。

  
川原にはサギ類がやたらと大群でいて、ほとんどがアオサギ(左)とダイサギ(右) でしたが、
他に大した成果もないまま、タイムアップ。所用方面へと移動しました。
しかし、デジスコで撮影するとどうしてこんなに粒子が粗くなるんでしょう…
最近発見したのですが、結局デジスコできれいに撮れてる時って撮影距離が短い時ですね。
機材なのか設定なのかウデなのか。誰かアドバイスをくださいませ〜(^^;

<2>観音崎周辺

  
所用終了後、お次に来訪したのは三浦半島の観音崎。
到着直後、さっそくイソギク(左)は次々と大群落を見ることができました。
シロダモ(右)なんかも超大満開でうれしくなってきます。

  
ハマヒサカキ(左)や、シロヨメナ(右)など、いろんな花がまだまだ咲き乱れ、
やはり三浦半島は「南国風」だなぁと久し振りに実感しました。

  
そういえば、最近「写真でわかるシダ図鑑」という本を買ってしまったので、久々に
シダ方面の勉強をしています。ということで、アスカイノデ(左)と、ホウライシダ(右)など
じっくりと観察。多分、名前はあってると思うんですが。う〜ん、やっぱ難しい。

  
見事に完熟したスイカズラの実(左)など見ていると、岩場に、完全に隠蔽色の
アカタテハ(右)を発見。これは大変上手なかくれんぼですね。う〜ん、お見事☆

  
海辺には、ハマボウフウ?の実(左)が見事な枯れ姿を披露していました。そして、
海辺の山菜、ツルナ(右)はまだまだ花が咲いていてビックリ。

  
ヒヨドリジョウゴの見事な実(右)を堪能したり、カミヤツデの花芽(右)に、あっけに
とられたりと、なかなか楽しい時間が過ぎていきます。この頃はまだ天気がよかったし(笑

  
ハチジョウススキ(左)も銀色の穂をなびかせています。あ、ここらだと"エノシマススキ"の
別名で呼んだ方がすっきりするのかな。そして、期待していた花、ハマコンギク(右)も発見。

  
フウトウカズラのかわいい実(右)のなってるあたりで、ひさしぶりにガサガサと
 藪をゆすって網の中に虫を落としてみると、落ちてきたのはゴキブリ類の幼虫(右)
 えと、私の知識の範囲ではこれはサツマゴキブリあたりの幼虫に見えるのですが、
 神奈川にはいないはず。じゃぁ、こいつは何者?誰か教えて下さい…

  
その後はしばらくシダのお勉強もしてました。というわけで、ナガバヤブソテツ(左)なぞ。
全体にものすごく見事な黄土色になっている株(右)もありましたが、これも同じかな?

  
ホラシノブ(左)もありました。ハマホラシノブというほどは葉が厚くないので、普通のだと
思いますが、ちょい自信なし。南方系の代表、コモチシダ(右)もたくさんありました。


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