ナナメにスベった旅@〜岐阜→長野編〜06.10/7

<3>長野県飯田市付近

  
ナナメにスベってうっかり来てしまった長野県。ちょっと天気が悪くなったので
ドキドキしましたが、目星をつけていた川原の護岸で、コマツナギ(左)を見つけて、すぐ、
驚いちゃうほどあっけなく、憧れのミヤマシジミ♀(右)が登場したのでした。

  
感激しつつ、しばらくじっくり撮影していると、薄日が差してきて、ゆっくり開翅(左)。
じっくり待つほどに、ついに全開状態(右)の撮影までできてもう大感激☆

  
うろうろすると、コンクリのかなり傾斜護岸に♂がとんでいるのを発見。
しかし、長靴だとすべって危ない…しかたないので、靴を脱ぎ、靴下いっちょで斜面に
張り付いて無理やり撮影を強行(笑)。ノイバラもあって、かなりアイタタな状態でしたが、
必死の努力が伝わったのか、彼はさっそく開翅をはじめてくれました。

  
敏感でかなり苦労しましたが、追い続けるほどに全開状態も無事に見ることができて
本気で感激いたしました。いやいや、マジで魅惑的なブルーですねぇ。

  
やがて日が差すと、♂(左)が何匹も飛ぶようになって、今度は労せず全開写真をGET。
噂の低温期型でしょうか、だいぶ青みの強い新鮮な♀(右)も見ることができました。

  
近くにはあまり見慣れない色合いのヒナバッタ類(左)がいたり、
ハラビロカマキリ(右)がいたりと、なかなか面白い出会いが続きます。

  
川原には、メドハギ系の草(左)がたくさんありましたが、見慣れたものとはちょい雰囲気が
違いました。別種かな? モンシロチョウ(右)も飛んでいたので久し振りに撮影。

  
鮮やかに色づいたミヤマアカネ(左)も見れましたし、アキアカネ(右)なども
多数舞っていて、秋を実感する雰囲気に満ちてました。なにより肌寒かったしネ。

  
さらに近くの川原をうろついていると、なんと石組みの間にツメレンゲの群落を発見。
残念ながら、ほとんどがつぼみで、花の咲いてる株はごく少数でした。

  
この株(左)が一番、花付きのよかった株かな?。そして、ツメレンゲがあることは…と
探すと、やっぱりクロツバメシジミ(右)がいてくれて、大感激☆

  
この時点では完全に曇天になっていたので、活動は鈍く、数匹見ただけですが、
スレた個体(左)は1匹だけでした。そして、面白かったのは、奇形の個体(右)。
右前翅だけが、極端に小さいんですよ。なにがあったんだろう…

  
この護岸には、こちらも稀種のカワラサイコ(左)もありました。
そうこうするうちにミヤマアカネ(右)が睡眠体制になるような気温に移行。

  
ここでも、うろうろすると、ミヤマシジミを発見。いるとこにはいるのね。♂(左)、♀(右)
ともにバッチリ撮影できましたが、さすがに開翅はしてもらえませんでした。

  
川原には面白そうな野菊類(左)がありました。ホソバコンギクかな?
実は出会うのははじめての、カワラニガナ(右)なんてものもあって、結構感激☆

  
さらにうろうろすると、すでに睡眠体制に入りつつあるウラナミシジミ(左)を発見。
やがて悠々と日が沈み、広大な川原に虫の音が響き始めたので、たまにはと思って
懐中電灯を照らしてみると、ツヅレサセコオロギ?(右)がさっそく出現。

  
そして、なんと、憧れのエゾエンマコオロギも見つけることができました。
そこここでそれらしい声はしているものの、ワタクシは耳の性能がヘボいため、
見つけれたのは♀一匹でしたが、大感激。かつて、多摩川で散々探したけど、一度も
会えなかったので、こちらもなんだか永年の宿怨を晴らした気分です。

というわけで、かなり大満足の一日となりました。
結局天気もうまいこと隙をついて出撃できた感じでしたし、いいカンジ。
東海から信州になると、面白い生き物が多いのでやはり嬉しくなります。
しかも、今回は積年の恨み(?)のあるミヤマシジミをついにGETできたので個人的大祝杯日。
ただし、マダラナニワはちょっと悔しいので、リベンジ要ですね。またこなきゃ。
なお、翌日は本当はリベンジ用に時間を空けていたのですが、天気予報を睨むと期待薄な
カンジなので、地図を睨んでいると、真下に南下すれば桶ヶ谷沼があると発見。
思いつきだけで移動を開始したのでした(笑


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