ナナメにスベった旅A〜静岡→愛知編〜06.10/8

ナナメにスベった旅・2日目は、本来はマダラナニワかミヤマシジミのリベンジ予定日で、
あまりきちんとした予定はたててなかったのですが、突如思いついて、久し振りの桶ヶ谷沼に
挑戦することにしてみたり、さらに思いついて久し振りの葦毛湿原まで足を伸ばしたので、
この日も足掛け2県の旅となりました。最後にわざわざ愛知方面に戻ったのは、
名古屋在住の愚妹から「こっち来てオゴれ」という厳命が下ったため。
もはや、スベりすぎて何が主題だったかもよくわかりません(^^;
しかし、天候は抜群によかったものの、ものすごい強風が吹き荒れて
無計画さも手伝い、さっぱり成果のない一日となってしまいました。

<1>桶ヶ谷沼

  
早朝から、まず歩き始めたのは鶴池周辺。すると、まだお休み中のウラギンシジミ(左)を発見。
そして、すぐさま出現したのは、なんとコバネアオイトトンボ(右)じゃないですか。
少し前に知人に「鶴池にはいるんじゃないですか」と言った手前、見つからなかったら
どうしようかとチョイ心配してたので、あっけない成果に逆にビックリ。

  
ハヤシノウマオイ(左)も葉裏に隠れていましたし。まだまだ元気なモノサシトンボ(右)
もいたりして、面白い出会いが早速続くので、嬉しくなります。

  
ヌマダイコン(左)、シロバナサクラタデ(右)など、面白い感じの
湿生植物も多く、そこここで競演しているのが嬉しい限りでした。

  
ヒメジャノメ(左)も出現。そして、この池ならではのアカトンボといったら、やはり
マイコアカネ(右)でしょう。♂を撮影し損ねたのがちょい残念ですが。

  
やたら毛深い、イガオナモミ(左)も久し振りに見ることができましたし、池の水面には
コウホネ(右)などの水生植物がきれいな花をつけていました。

  
この池では一面に繁茂しているのが、アンペライ(左)。うっかり外来種と思いそうな名前
だけど、在来の稀算種なんですよね。池縁にはマルバハギ(右)も咲いていました。

  
ビックリしたのは、道端の草地に、結構たくさんのコバネアオイトトンボが飛んでいたこと。
よく見ると、アオイトトンボもかなり混じっていて見分けるのはなかなか厄介でした。

  
やたら深い紫色のノダケ(左)や、名前のわからないアザミ類(右)なんかもあって、
うろうろするのが楽しくなります。やっぱいい場所ですね。

  
吸水中のムラサキシジミ(左)もみれましたし、かわいいアオモンイトトンボ(右)も登場。
でも、密かに期待していたベニイトトンボには振られちゃったのが残念。

  
ウラギンシジミ(左)がのんびり日光浴しているのを発見。シダの緑とのコントラストがキレイ☆
近くには、ハネナガヒシバッタ(右)がいたので、懲りずにドアップ撮影に挑戦してみました。

  
1株だけ、ミズオトギリ(左)も発見。でもこいつ昼2時頃まで咲かないんですよねぇ…
近くには、クログワイ?(右)のおもしろげな花も咲いていました。

  
秋型のボッテリした雰囲気のキチョウ(左)も飛び交っていました。妙に大型だなぁ。
このあたりのセンダングサ類(右)は、コシロノセンダングサでいいのかな?
なんか中途半端な個体が最近多いので、よくわからなくなってます。雑種なのかも。

  
早くもノスリ(左)が天空高く舞っていました。もうそんな季節なんですね。
林床にはイワタカンアオイ(右)がありましたが、あまりきれいな株には出会えずじまい。

  
ベッコウトンボの増殖池にいくと、真っ赤なナツアカネ(左)やら、アオイトトンボ(右)やらを
発見。やはりこのあたりも環境はよいようで、アカトンボ類が多数飛び交っていました。

  
意外なことに、タヌキモ類(左)がまだ咲いていました。イヌタヌキモかな?
水中にはシャジクモ類(右)もあったりと、これまた楽しいカンジです。

  
最後に、桶ケ谷沼ビジターセンターに立ち寄って話を聞くと、やはりベニイトには遅かった様子。
そのかわりに、展示されていたカワバタモロコをバシバシ撮影してこの場の〆とし、
県境はさんだ葦毛湿原方面へとフラフラ移動を開始したのでした。


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