残暑ハイコスト空振り旅@〜突然霧ケ峰編〜06.9/2

<1>霧ケ峰高原 続き 

  
さらに草地を歩いていくと、サラシナショウマ(左)の白穂がそこここに咲き乱れ、
ヤマラッキョウ(右)のかわいらしい花もたくさんあって、嬉しくなります。

  
そして、ここではヘリグロチャバネセセリが多数吸蜜していました。
しかし、ヘリグロ・スジグロは難しいっすねぇ。図鑑を見ながら右往左往(^^;

  
セグロイナゴ(左)はまだ幼虫でちょっとビックリ。今からで間に合うんですか?
付近には、ヤナギタンポポ(右)も色鮮やかな花をつけていました。

  
草地の中には、ヒメトラノオ(左)もえらくみごとに咲いていました。近くには、
アサギマダラ(右)も、ヒヨドリバナでのんびり休憩中。

  
そのあたりでは、ウラギンヒョウモン(左)や、ミドリヒョウモン(右)を含め、
ヒョウモン系が多数乱舞してました。ちょっとボロばかりでしたが。
しかし、期待していたキベリタテハや、ベニヒカゲは一向に姿を現さず。
八ヶ岳でフられたので、こちらでリベンジと思っていたのですが…

  
ちょっと林縁を狙いつつ、湿地近くを歩くと、ウメバチソウ(左)の清楚な花多数。
さらに、湿った場所にはアケボノソウ(右)もみごと花を見せていました。

  
そして、そのあたりではアサマフウロ(左)のみごとな群落が広がっていました。
近くには、タチフウロ(右)も混じっていて、にぎやかですが、ややこしい事態に。

  
もちろん、ハクサンフウロ(左)も混じりますので、素人のワタシは大混乱。
悩みつつ歩くと、数花だけでしたが、イワショウブ(右)にも会えました。

  
池の縁には、タムラソウ(左)のものすごい大群落があってしばし見惚れちゃいました。
そして、嬉しいことにシータテハ(右)も一度だけ出現。しかし、こいつはまたえらく
警戒心が強く、羽を開いた状態ではアップ写真は撮らせてくれませんでした。トホホ。

  
地面で吸水中のスジボソヤマキチョウ(左)も発見。近くのアザミには、
またセセリ系の蝶(右)がいましたが、これはスジグロチャバネですかね?

  
林縁を集中的に歩くと、エゾノカワラナデシコ(左)や、モリアザミ(右)など、
地味だけど面白い花が見つかりますが、目的の蝶は一向に姿を現しません。

  
そうこうするうちにバスの時間が迫ってきたので、慌てて戻り始めると、
クジャクチョウがたくさん出現して、マツムシソウで吸蜜(左)したり、地面で
ど〜んとひなたぼっこ(右)したりして、慌て気味のワタシを妨害します(^^;

  
ギンボシヒョウモン(左)や、アカタテハ(右)なども出現。ミヤマカラスアゲハも
飛び回ったりと、こんなときに限って蝶影が多くなるのは、何故なんでしょうね?

  
面白いものも見つけました。この赤い実(左)、スズランなんですよね。
そして、ちょっと意外だったのは、小高い場所で見られたハシブトガラス(右)。
昔からいたわけじゃなさそうだし、観光地になってから住み着いたのでしょうか。
ちょっと人の影響というものについて考えさせられました。

  
そんなこと考えながら、ちょいと大慌てで坂道を下ると、タチコゴメグサ(左)を
多数確認。ミネウスユキソウ(右)もわりときっちり咲いている株がありました。

   
なんとか時間内にバス停まで戻ってきたので、まわりをウロウロすると、
交尾中のフキバッタ類(左)を発見。キミはなんて種類だい?
近くでは、ナキイナゴ(右)がまだ頑張っていたのでちょっと驚きました。

というわけで、成果はあるにはあったものの、中途半端な1日。なにより、密かに
期待していたあたりは総空振りでした。そりゃ、まぁ、もう9月ですしねぇ。
そう強がりつつ、10時間歩き通しでヘロヘロの足を引きずりながら、電車で
甲府まで移動、レンタカーに乗り込んで、憧れの梨ヶ原を目指したのでした。
ちなみに、TOYOTAのお店を選んだのですが、県内乗り捨て無料ですし、ナビも
標準装備なので、こういう場合には使い勝手がよいかもしれません。
いずれにせよ、霧ケ峰は来年の夏に再挑戦ですね。う〜ん、予約が埋まっていく(笑


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