残暑ハイコスト空振り旅A〜突然富士山麓編〜06.9/3

ハイコスト空振り旅、2日目の本日は、満を持しての、梨ヶ原。あこがれの場所に
ついに行くということで胸が震えます。目的は、ずばりミヤマシジミ。かつて、
神奈川最後の産地を数回来訪したのですが、全く出会えず、神奈川を去ってから、
自分が来訪する3年前が最後の記録であったという事実を知ってから憧れの蝶です。
最近、某MLでは、ミヤマシジミ多数とか、ホシチャとかゴマとか、ムモンアカとか
よだれの出る情報も多数飛び交っており、期待でまん丸に膨れ上がりながら、
車を走らせましたが、広大な敷地の中をさすらい、そして無知から来る見事な
時期的選択ミスも合わさって、本当にただただ疲れた一日となりました。
来年は、もう半月早く、なにがなんでも再訪することを、ここに宣誓いたします(T_T)。

<1>山梨・北富士演習場

  
というわけで、憧れの梨ヶ原、北富士演習場は、広大な草地の向こうにど〜んと
富士山がそびえ立つ、それはそれはみごとな風景。う〜ん、なんともステキ☆
ちなみに、自衛隊の演習地ならではの風景(右)なんかも見れました。どんな
口径のタマだったら、こんな分厚い鉄板を穴だらけにできるものやら…

  
さっそく、早朝からうろつくと、シムラニンジン?(左)の白い花多数。
ツマグロヒョウモンの♀(右)も出現しましたが、アップでは撮影できませんでした。

  
ヒメトラノオ(左)は、咲き残りの株がほんの少しだけあっただけでした。
そして嬉しかったのは、みごとに咲き誇っていたカセンソウ(右)。

  
早朝だからか、ユウスゲ(左)もまだ元気に咲いていました。そして、ソバナ?(右)
もありましたが、よく考えたらあまり草地にはないので、正体はいかに?

  
タチフウロ(左)はそこら中にみごとな群落があって見ごたえがありました。
そして、大好きなフジジガバチ(右)にも遭遇。アップで撮影できたのは初です☆

  
ここでもコウリンカ(左)がそこここにありましたし、ハバヤマボクチ(右)も
だいぶありました。なんか昨日とよく似た植生なのは、ちょっと不思議な気分ですね。

  
そして、この日もノビタキ(左)が多数。警戒心のない個体がいて、かなりアップで
撮影させてくれました。近くでは青色の小さな蝶がいたので、期待したのですが、
近づいてみるとルリシジミ(右)だったので、残念。

  
シシウド(左)の咲き誇る草地を延々と歩きますが、蝶影はわずか。むむむ。
飛び交うのは、ほとんどがイチモンジセセリ(右)で、いやな予感が膨れ上がります。

  
そうこうするうちに、ヒメシロチョウが舞い始めました。
なかなか静止してくれずに難儀しましたが、吸蜜(左)、静止(右)ともなんとか撮影。

  
クサボタン(左)が咲き誇るあたりで、ミドリヒョウモン(右)や、ウラギンヒョウモン
なんかには会えたのですが、期待していた蝶が全く出現しません。

そういう場合は、必殺裏技、“網を持ってる人を見つけて聞いちゃう”。
しかし、最初に聞いた人は「ミヤマシジミってたしか最後の記録が1990年代後半…」
そんなはずはないので他の人に聞いても「いるらしいですよね。でも見たことないです」
という声ばかり。急速にイヤな予感がのしかかります。そして、全然見つからない…

  
ひたすらうろつくと、ワレモコウ(左)が咲き乱れていたり、ヒキヨモギ(右)が
あったりと、面白い発見は続きます。そして、ゴマシジミも一匹だけ見つけたのですが、
シャッターを押す寸前に飛び去ってしまって撮影NG。先週まではたくさんいたと
いう情報をGETしていたんですが、この日出会ったのはその一匹だけでした。

  
歩くと、久し振りに出会う、メリケンムグラ(左)とか、ツリガネニンジンの白花(右)
などの、地味な成果はあるのですが、ちょとこれではコストパフォーマンスが(^^;

  
フサウツギ(左)も少しだけ咲き残っていました。そして、ヤクシソウ(右)も
咲き始めているのを発見。う〜ん、もう秋なんですね。

  
しつこくウロウロすると、スジボソヤマキチョウ(左)を発見。ピンボケですが…
そして、さらにその後、なんとか目的のヤマキチョウも見つけました。一安心☆

  
ハンゴンソウ(左)なんかの咲き誇るあたりでは、よくよく見ると、
ゴマノハグサ(右)なんかも発見。いい環境なんですよね、本当に。


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