おぼんthe山紀行D〜八ヶ岳山麓編〜06.8/16

<1>八ヶ岳・山麓 続き 

  
ささっとパンをほおばって、その辺りをウロウロすると、ヒメギス類(左)や、
交尾中のハネナガフキバッタ(右)やらが出現。ちょっと嬉しくなります。

  
ここではまだミツモトソウ(左)も花盛り。ジャノメチョウがひらひら舞うので、
追いかけていると、ふいにヒメシジミ♀(右)も一匹だけ出現しました。

  
草地を良く見ると、ヤマノコギリソウ(左)を発見。そlして、花つきがまばらで
イマイチでしたが、タチコゴメグサ?(右)も見つかりました。

  
車に戻る途中見つけたのは、葉の一部だけをクルクルと巻いた不思議な食跡(左)。
これ、一体全体なにの仕業なんでしょうか?
悩みながら林の中を歩いていると、シキンカラマツ(右)にも出会えました・

  
車の近くまで戻ると、そこにカラハナソウ(左)の花を発見。近くには、ミドリ・メスグロ・ウラギン
とヒョウモン3種(右)が花に集まっていましたが、これを見つけた直後、かなりの豪雨に。
かなりの勢いで後ろ髪をひかれつつ、他の場所へ逃げ出したのでした。

  
お次に来訪したのは、Iさんのオススメの小さな水田がある場所。
ちょうど雨も上がり、歩きはじめると、ヘラオモダカ(左)が咲いていたり、クサレダマ(右)が
あったりと、さっそく楽しい発見が続きます。

  
池のほとりにはルリボシヤンマらしき羽化殻(左)を発見。そして、水田沿いの
流れの先の小さな水たまりにはエゾトンボ系の羽化殻(右)までありました。
これ、環境的に、もしかして、ハネビロエゾトンボですか??

  
うろうろしていると、突然モートンイトトンボ♂(左)が出現。ちょっとしっぽが
折れ曲がっていましたが、ここで出会えるとは思わなかったので一同大興奮。
さらにウロウロすると、真っ赤なミヤマアカネ(右)にも会えました。

  
そのあたりの水路には、ドクゼリ(左)が多数。なにげなく葉をひっくり返すと、
ガかなんかの卵(右)がありましたが、こんなの食うやつがいるんだ??

  
近くの半分放棄された水田には、アカネ類の羽化殻(左)が多数。
ヒメアカネ(右)をはじめ、羽化直後らしいアカネ類も飛び交っていました。

  
水田の稲には、なぜかキアゲハの羽化殻(左)も発見。寄り添っていたセリを
食べ尽くして、ここで蛹になったのでしょうか?
水路には、ナガミノツルキケマン(右)も発見。

  
最後に、O氏ご推薦の小高い山(名前失念)に移動。草地をうろつくと、
タムラソウ(左)や、ホタルサイコ(右)など素敵な草地性の花が多数。

  
ホソバシュロソウ(左)のほか、なんとコウリンカ(右)まであって感激しましたが、
こちらでも天候が思わしくなく、蝶影はほとんどナシ。

  
葉上にツノアオカメムシ(左)を発見し、数株だけあるイブキジャコウソウ(右)などを
見た辺りでタイムアップ。八ヶ岳に留まるIさん一家と別れ、O氏の車で
駅方面まで送迎していただきました。

   
下界に下りてくるとキレイに晴れていたので仰天。どうも、この日は山の方だけ
雲がかかっていたようで、駅の辺りには雨の降った跡すらありませんでした。タハハ。
電車まで少し時間があったので、O氏に近くの公園を案内していただくと、
真っ赤に熟したコノシメトンボ(左)なんかのいる池のほとりで、首尾よく目的の
シータテハ(右)を目撃。でも、うまく接近できずにワタワタしているうちに
タイムアップ。あと4日休みがあるという()、羨ましき身分のO氏と別れ、
車上の人となったのでした。

というわけで、天候に祟られましたが、そこそこ楽しめた最終日。
お世話になった皆様、本当にありがとうございました☆
八ヶ岳周りの底力を痛感しつつ、今後はチョクチョク便乗して遊びに
来なきゃいかんなぁと密かなる決意をした一日でした。またどうぞよろしくです☆

ちなみに毎年お盆の遠出はギリギリまで現地にいて、弟宅まで辿り着いて泊まり、そこから
直接出勤というスタイルを貫いてきたのですが、今回はさすがにヘロヘロになったので、
予定より一本早い電車で自宅まで帰ってきっちり寝ようということにしたんです。
しかし、慣れないことをしたからか、なんと帰りの電車がシカを撥ね、点検だ何だと
1時間以上遅れる騒動に。結局、最終的には予定通りの電車にずれ込んで、
元の木阿弥。まぁ、最初の予定通り動いていたら、翌日出勤できなかったと思えば、
運がよかったとみなすべきかな(^^;


次へ⇒

topへ⇒