おぼんthe山紀行C〜八ヶ岳登頂編〜06.8/15

”おぼんthe山紀行”、4日目のこの日は、神奈川に住んでいた時代に大変お世話に
なっていた方々と一緒に、八ヶ岳登山に挑戦することに。
ながらく素敵な成果話を聞きつつ、参加することの出来なかった恒例の八ヶ岳
登山とあって、スタート前から期待が大きく膨らんでワクワクしていましたが、
すでに3日連続で山歩きをしているので、さすがに足が辛くて不安だったりも。
魅惑的な自然と、素敵な写真と、不思議なグッズに溢れたすンばらしいO氏の別荘を
早朝に出発、汗まみれの素晴らしき一日とスタートとなったわけです。

<1>八ヶ岳・横岳方面

  
道中はかなり霧が出ていて不安になりましたが、登山口に着くと晴れてきたので一安心。
さっそくマツムシソウ(左)や、シナノオトギリ?(右)などを発見。

  
沢沿いの暗い道を歩いていくと、花は終わっていましたが、エゾスズラン(左)を発見。
途中のちょっと開けた草地では、ヤマオダマキ(右)が大変キレイでした。

    
この草地は例年は蝶がすごく多いらしいのですが、霧のせいか蝶影はゼロ。
かわりに、マルガタハナカミキリ(左)やら、ヒゲジロハナカミキリ?(右)やらカミキリ類多数。
#左はフタスジハナカミキリ、右はツマグロハナカミキリだそうです。
O氏のカメラがキランと光り、バシバシバシッとマシンガンのような連謝音が響きます。
横で見ていたワタクシはその迫力に圧倒され、自分の凡人ぶりをむしろ神に感謝したり。
しかし、外国で聞いたら、絶対銃声だと思うヨなぁ。ゴルゴ13とかが反応しそう。

  
さて、登山道に取り付くと、林の中のこの道はおもったよりも急で、
かなり初期段階から息が切れて汗まみれに。それでも道中、セリバオウレンの実(左)や、
かわいいギンリョウソウの実(右)など見つかって、やっぱり嬉しくなります。

  
イチヤクソウ類(左)もいくらでも咲いていました。コバノイチヤクソウ、かな?
嬉しかったのはO氏が見つけてくれたコフタバラン(右)。3年ぶりの出会いです。

  
ヘロヘロになりつつも上がっていくと、ゴゼンタチバナ(左)がまだ咲いていました。
カニコウモリ(右)もポツポツありましたが、暗いのと息が切れているので写真はイマイチ。

  
オヤマリンドウ(左)も1株だけありましたが、花はまだでした。
そのあたりで休憩していると、雲海の間から富士の高嶺が拝めてちょっといい気分♪

  
名前はよくわかりませんでしたが、イチゴ系の花(左)も咲いていました。
そのあたりから、ミヤマホツツジ(右)も出現し、だいぶ登ってきたんだなぁと実感。

  
さらに大汗かきながら登っていると、先頭のIさんがクモマベニヒカゲ(左)を発見。
左前翅大破の哀れな個体でしたが、撮影していると、破れた部分を残して飛び去りました。
近くにはキバナノコマノツメ(右)も見つかり、気分がさらに盛り上がります。

  
さらに嬉しい出会いは続きます。なんと、寄生植物のオニク(左)を発見!!!
見てみたかった植物なので感激しましたが、どういう由来だか、凄い名前ですよねぇ…
そのあたりのイネ科の草には、不思議な玉状の虫こぶ(右)がたくさんできてました。

  
そうこうするうちに、林を抜けて、ハイマツ帯へ到着。
はるか山頂を見上げると、空は抜けるような青空、眼下には一面の雲海。ウシシシ。

  
モミジカラマツ?(左)や、咲き残っててくれたハクサンシャクナゲ(右)などを
撮影しつつ、あと少しだヨと自分に言い聞かせながら急坂を登ります。

    
ようやっと、とりあえず山頂に到着し、とりあえずランチタイム。
この時点では晴れ上がっていて、山頂の石積み越しの雲海(左)がなかなか素敵でした。
食べ終わってうろつくと、さっそくタカネツメクサ(右)を発見。

  
あまり花は開いていませんでしたが、チシマギキョウ(左)もたくさんありました。
そして、例年ならたくさん咲いているというトウヤクリンドウ(右)は、なんとこの状態。

  
嬉しかったのは、花は終わっていましたが、立山で見逃したチョウノスケソウ(左)が
あったこと。近くには不思議な実をつけた低木(右)もありましたが、これはイワウメ?

  
草間には、ムカゴトラノオ?(左)も咲いていました。図鑑を見てもイマイチわからない…
近くには、オヤマノエンドウ?の面白い形の実(右)も見つかりました。


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