おぼんthe山紀行C〜八ヶ岳登頂編〜06.8/15

<1>八ヶ岳・横岳方面 続き 

  
さらに周辺の礫地をウロウロすると、花は終わってましたが、ウルップソウ(左)多数。
こちらも花の終わったムシトリスミレ(右)もあって、来年はもう少し早く来ようかと考えたり。

  
名前はよくわからなかったのですが、可憐なラン類(左)タカネサギソウでしたも咲いていました。
付近の岩場には、花は終わっていましたが、イワベンケイ(右)を発見。

  
ミヤマオトコヨモギ(左)とか、タカネヒゴタイ(右)とか、ちょい地味ですが
素敵な高山植物の連発に、なかなかゆっくり休んでいる暇もありません。

  
嬉しかったのは、高山植物の女王、コマクサ。立ち入り禁止の崩落地に多く、アップで
撮影できるのは小さな株ばかりでしたが、立山では会えなかったので嬉しい限り。

  
とりあえず横岳山頂方面に向かって歩き出しますが、そこここにタカネナデシコ(左)やら、
タカネシオガマ(右)やらが出現して、なかなか歩みが速まりません。

  
ちょい地味なミヤマミミナグサ(左)に続いて、和製エーデルワイス、ミネウスユキソウ(右)も
出現。岩場の白い花って、やっぱり素敵ですよね。

  
岩間にポツポツとコウメバチソウ(左)もありました。「コ」の付く方であってます?
コバノコゴメグサ(右)もそこここに満開に咲いていました。

  
さて、肝心の蝶はというと、ベニヒカゲが多数いるのですが、全く静止しない(^^;)
追い掛け回すうちに、突如クジャクチョウ(左)が出現。喜んで撮っていると、Y少年が
突然、「あ、そばに止まった」。ということでめでたくベニヒカゲ(右)の撮影にも成功☆

   
そして驚いたのは、イワヒバリの無防備さ。
2〜3羽が、すぐ近くで餌を探してウロチョロしていて、立山で苦労したのが嘘みたいに
あっという間に何枚もドアップで撮影に成功。ツイてると、こんなもんですね。

  
ミヤマダイモンジソウ?(左)を撮影したりした辺りで、一面が濃い霧に包まれ始めました。
どうやら、立山に置き去りにしてきたオンブオバケが追いついたようです(笑

  
霧にも負けず、横岳山頂に到着し、ミヤマダイコンソウ(左)などを撮影。
トウヤクリンドウ(右)も遠くに1株だけ咲いていました。

  
天候が崩れる前にと、大慌てで下山を開始すると、コケモモの実(左)や、ウラシマツツジの
若い実(右)などを発見。熟した頃にもう一度来たいですねぇ。
その後の下山路は、ヘロヘロ&霧模様で、ほとんど写真を撮ってませんでした(笑

  
さてさて、朝っぱらの草地まで戻ると、空には厚い雲。例年、多数のタテハ類が
飛び交うという場所ですが、この日はかなり粘って、アサギマダラ(左)と、
ヒメキマダラヒカゲ(右)が見つかったくらい。う〜ん。

  
悔しいので、O氏と一緒に草地の昆虫を撮影して回りました。
というわけで、色鮮やかなヒョウモンエダシャク(左)と、カラカネハナカミキリ(右)。

     
タカネヒナバッタ系?のかわいいバッタ(左)や、ヤマトシリアゲ似のスリムなシリアゲ(右)
なんてマニアックなあたりも楽しみましたが、天候は回復せずにギブアップ。
今晩の宿方面へ、すごすごと退散したのでした。

というわけで、ヘロヘロに体力を使いましたが、また盛り沢山の一日でした。
懐かしい仲間と、気兼ねなく騒ぎながら登る山というのも、やはりよいもんだと
つくづく痛感した一日。最後にオンブオバケが到着せずに、もっと蝶が見れたら
なおよかったのですが、それは贅沢すぎると言うものでしょう。
うん、楽しみは来年に取っときましょう。
この日のお宿は、なつかしの、藤沢市野外体験教室。
夕飯を終え、ゆっくりと生きもの談義に花を咲かせようとかな思っていましたが、
登山の疲れからか、私も含めた全員、素早く夢の中に落ちていったのでした。
(ちなみに今回見た花の顔ぶれから、来年は個人的7月登頂を狙ってみる予定デス)


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