たも網ガサガサ団@〜梅雨空の琵琶湖編〜06.7/29

この日は、悪友と共に、ほぼ半年ぶりの”たも網がさがさ団”を実施しました。
久々だから、たまにはいい場所狙っちまえ、ということで目標を琵琶湖に設定。
前夜、神戸の弟宅にてちょっと呑みつつ、目標は高くということで、無謀にもビワヨシに
狙いを定め、て図鑑でにわか勉強しつつ、「こりゃ捕まえてもわからんかもなぁ」
と笑いあったり、うっかり深夜映画を見て二人で批評したりしていたもんで、すっかり
寝不足のスタート。神戸を出た時には真夏日の天気が、琵琶湖に差し掛かると
一面のブ厚い雲に覆われてから先のお約束な展開は本編をお楽しみください。

<1> 滋賀県・高島市周辺

  
というわけで、まずはウロウロ偵察して、とある川に狙いを定めて、車からおりた
その瞬間。今回は証言者もいるのでウソではないと証明できるわけですが、
本当に間髪いれず豪雨が襲ってまいりました。ビバ・雨男
悔しくてしばらく粘るも、すごい降りなので撤収。コンビニで雨ガッパを買い込み、
別の河口に挑戦すると、ハスの死骸(右)などあって期待が高まりますが、今度は
間髪いれずに漁業関係者らしきおっちゃんが文句つけていたので撤収…トホホ。

  
お次に来訪したのは、昨年ダルマガエルを見つけた水路。
さっそく、タイコウチ(左)、ミズカマキリ、ドブガイ(右)など面白いものが見つかります。

  
さっそく網を入れると、かわいいドジョウ(左)がワサワサと採れました。
小さなタナゴの仲間(右)もたくさんいましたが、小さすぎて正体は不明。カネヒラ?

  
水路の脇を眺めていると、この日もやっぱりダルマガエル(左)が登場。
そして、水路の泥の中には、こちらも期待通り、スナヤツメ(右)が出現してくれました。

  
その他に、キイロサナエの幼虫(左)も発見。とぉっても婚姻色の鮮やかな
トウヨシノボリ(右)もいたので、どちらも持参の容器でやらせ水中写真を撮影。
ここで友人と驚いたのですが「意外にトウヨシだって自信持って区別できるねぇ」

  
お次は豪雨の直前に目星をつけていた川に再挑戦。
すると、カンキョウカジカがたくさん採れるのでちょっとビックリ。いるんですねぇ。
#ウツセミカジカです。お恥ずかしい。カンキョウカジカは北国やっちゅうねン(- -;

  
こちらでも見つかったのは、婚姻色の鮮やかなトウヨシノボリ(左)と、
国内気化種のヌマチチブ(右)。写真を撮り忘れましたが、ウキゴリも多数いました。

  
面白かったのは、ナベブタムシ(左)がいくつか採れたこと。
それ以外にも、アオサナエ(右)をはじめ、コオニヤンマ等々ヤゴも多数採れました。

  
アカネ系のヤゴ(左)も1匹だけ採れました。この時期って、なんだろう??
成果に気をよくして訪れた次のポイントでは、琵琶湖固有のササノハガイの殻(右)を発見。

  
そこでは、なぜかチョウトンボ(左)がフラフラと飛んでいました。
近くにはちょっと見慣れないアカトンボ(右)を発見。ナツアカネではなさそうだし??

  
湖岸には、シロネ(左)が咲き誇っていて、水路にはコウホネ(右)があったりと
面白そうな植物もけっこうありました。魚採りに夢中であまり探求できなかったのが残念。

と、いろいろとチャレンジしましたが、当然のようにビワヨシは採れません。
そろそろ諦めてもっと南に移動してみる? そういいながら見つけた水路は
ちょっと驚くほど水温が低く、よくみるとたくさんのヨシノボリが張り付いています。
ん、なんか、これは、もしかして…


うぉっしゃぁ〜〜〜〜!!!!
なんか拍子抜けするくらいすんなりと採れたビワヨシノボリ様です。
個体数も結構多いようで、婚姻色のきれいどころも何匹かGET。
解説すると、比較的最近見つかった琵琶湖固有種なんですよ。
おほほほほ。N君、見てるぅ?

  
というわけで、婚姻色の出たビワヨシノボリ♂(左)。ありがたやありがたや。
カワヨシノボリと並べると(右)、ちょっと雰囲気が違うのがわかります?
@第一背びれが低くて丸っこい A体側に青色がまったくない
B頬に赤斑が全くない Cエラの下側がオレンジ色になる

ってあたりが区別点みたいです。現物見ると,意外なくらいはっきりわかりますよ。

  
最後に、スナヤツメのいた水路にもう一度戻ると、今度は緑色のダルマガエル(左)が出現。
そして、付近ではこの日一番のシュール物件を発見。ウスカワマイマイ?に食らいついてる
チスイビル(右)です。お食事中の人、ごめんなさい。

というわけで、成果タップリの一日でした。
久しぶりのたも網ガサガサと、豪雨のおかげでヘロヘロに疲れましたが、
やっぱりたまにはこうやって魚採るのもいいですねぇ。ちなみに
琵琶湖には狙いたい魚がまだまだ多数。次回も乞うご期待です!!!

〜おまけ〜

  
といわけで、恒例の自宅水槽より、ビワヨシノボリ♂(左)と、
スナヤツメ(右)。ちなみに運搬時に不備がありまして、他の魚は水槽写真が
ありません。う〜ん、近いうちにもう一度採りに行かなきゃナ。


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