秋吉台花探索〜ド贅沢な一日〜06.6/10

この日は前々からワクワクと待ち焦がれた一日なのです。
年間300日以上秋吉台を歩いて花々の開花を事細かにチェックしているという秋吉台の超プロで、
「たこさんの秋吉台日記」というステキなHPを製作されています"たこさん"にご案内頂いての
秋吉台探索なのです。昨年の秋に深入山でお会いした時に図々しくお願いしていたのですが、
丸一日たっぷりご案内頂いて、本当に本当にメチャクチャ盛り沢山の一日でした。
トンでもない貴重品もたくさんご案内頂いたので、意図的に道順を変更して報告します。
"たこさん"本当に本当にありがとうございました。しかし、よく考えたら10時間くらい
ご一緒いただいていたことになるんですよね…本当にドあつかましくてスイマセン(^^;

<1> 秋吉台台地周辺

  
というわけで、いつも通り前日の夜中に秋吉台まで移動して駐車場で寝ていると、朝5時半に
カッコウの声で目がさめるという豪華なスタート。さすがに眠いので寝直そうとすると、
車の窓から至近距離にとまっているカッコウ(左)を発見。慌てて飛び起きてデジスコを
出そうとしたら飛ばれたので、そのまま散策を開始。まだネムノキ(右)も寝てる時間です。

  
デジスコをもってウロウロすると、雲が厚くて暗いので撮りにくいのですが、
ヒバリ(左)、カッコウ(右)などそここでさえずっていて、まぁ賑やか。

  
うれしかったのは、ホオアカ(左)がいたるところにいて、警戒心もゼロだったこと。
アオジ?という雰囲気の鳥(右)も出現しましたが、調べるとホオアカの幼鳥っぽいです。

  
一面にさいているウツボグサ(左)を愛でながら歩くと、遠くにモズの声。ふと道端の
木を見ると、センチコガネ(右)がはやにえになっていました。食うのか、コイツを。

  
もう完全に終わりかけですが、ハシナガヤマサギソウ(左)もあってビックリ。
セッカ(右)もめちゃくちゃ多くて、そこここで鳴きまくっていました。

  
至近距離でさえずるホオアカ(左)を撮影しながら、逆光だなぁとつぶやいていると、
目の前の木に、でかい上にすごい色のハバチの幼虫(右)をみつけたりもしました。

  
さてさて、そうするうちに"たこさん"と合流して、ご挨拶やらなんやら。その後、
さっそく連れて行っていただいた場所では、初手からフナバラソウ(左)やムラサキ(右)が
あって、もう仰天。しかも、ムラサキは図鑑のイメージと違っていたのでさらにビックリ。

  
その後、林縁にまわってウラジロマタタビの実(左)やら、ツクシタツナミソウ(右)やらを
見せていただいた後で、噂の超貴重品にご案内いただくことに。

  
まずは、とある場所にあるムヨウランをご案内いただきました。若いつぼみ(左)から、
もうすぐ咲きそうなつぼみ(右)までありましたが、まだ花は咲いておらず残念。

  
さらに奥まったところにご案内いただくと、待っていたのは「ウスギムヨウラン」らしき株。
"たこさん"も最近見つけられたとのことで、同定があっていれば中国地方初記録になる
大珍品とのこと。大興奮しながらバシバシと撮影しました。花色は確かにウスギですね。

  
よくよく探すと、昨年のものらしき実(左)もありました。どえらい貴重品に感激しながら
草原に戻ると、そこここにソクシンラン(右)の清楚な花が群生していて見事。

  
ナルコユリ(左)など眺めてると、「こういうのはお好きですか?」と教えて頂いたのが
なんとアカネスゲ(右)。これまた全国的な超希少種です。けっこう株数もあったのでビックリ。

  
驚きはさらに続きます。沢沿いの小さな道で、「これご存知ですか?」と教えて頂いたのは
クロミノサワフタギ(左)。花は終わっていましたが、初めて聞く植物なので感激。
バシバシ撮影していると、近くの柿の木の葉裏に、ゲンジボタル(右)を発見。

  
林道沿いの小さな側溝でもびっくりがありました。なんと頭上にモリアオガエルの卵(左)。
水のたまっている部分からは結構離れていて、これじゃオタマジャクシは辛いなぁ、と
いいながら水たまりを見てみると、そこには天敵であるヤブヤンマの羽化殻(右)も。

というわけでさらなる贅沢な時間は続編で。


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