ハチ高原再訪〜ウスイロの保護活動に参加@〜06.5/27

先週は、弟の新居引越しのお手伝いで、本当にひさしぶりに野外に出るのを休んだので、
1週間ぶりになる今回の野外探求は、昨年からお世話になっている「兵庫ウスイロヒョウモンモドキを
守る会」の定例活動に参加するために、いつも通り但馬方面へ。しかし、直前に
箱石海岸にオオメダイチドリが入っているという情報が舞い込みました。ちょうど、所用で
スナビキソウの写真を入手しておく必要もあったので、ハチ高原には遅刻参加とさせていただき、
早朝から箱石海岸にチョコっとだけ立ち寄ってみました。この不信心が祟ったのか、あとで
トンデモナイ目にあったのは、見てのお楽しみ、ということで…

<1> 箱石海岸

  
というわけで、ものすごい曇天の中、6時前から歩き始めると、駐車場に植栽のハマナス(左)を
発見。周りにはシロバナマンテマ(右:ホザキマンテマかも)が一面に茂っていました。

  
風に揺れるコバンソウ(左)など眺めながら、海岸を歩き始めると、さっそく
ステキな海浜植物であるハマアザミ(右)を発見。

  
さて、海岸をあるくと意外にシギチは少ない感じ。メダイチドリ(左)の群れを執拗に
追ってみたものの、オオメダイの姿はなし、残念。ウミウ(右)が見れたのが成果かな?

  
トウテイラン(左)や、ネコノシタ(右)など、箱石海岸を特徴付ける海浜植物
たちも、すくすくと芽吹いていました。また秋口が楽しみで☆

  
咲きかけの不思議な感じのハマボッス(左)に見惚れていると、遠くに不審な影。
そっとにじり寄るとなぜかまだヒドリガモ(右)がいるのでした。遅いぞ、大丈夫か?

  
ハマニンニク(左)もきれいに満開になっていましたし、ハマハタザオ(右)もまだ咲き残っている
株があって、嬉しい限り。本当に楽しい場所ですよね。

  
こ咲きかけのハマボウフウ(左)を撮影していると、びっくり仰天な光景に遭遇。
春先のくせに大満開になっているハマベノギク(右)です。どうしたんだよ、一体全体。
咲き残りか、狂い咲きかよくわからないハマベノギクにはこのあとも何度も会いました。

  
そうこうするうちに、期待していたスナビキソウも発見。さすがに時機が遅く、
群落の写真はイマイチでしたが、探せば花盛りの株もあり、なんとか約束はクリア。

  
そして、すっかり失念していたんですが、この花にはアサギマダラ(左)が来るんですよね。
この日も何匹か舞っていたので驚きました。マーキング用に網を持参すればよかった。
近くではハマニガナ(右)も咲き始め。さすがに曇り空なので全開とはいきませんでした。

  
沖合いにまた漂う影があったので、オオハムかと狙うと、これがカルガモ(左)。残念。
その後、かなり沖合いを泳ぐ夏羽のミミカイツブリ(右)を見つけることができました。

  
んで、シギチはというと、なんか遠くを飛び交っているのは見えるんだけど一向に
手近には出現せず、唯一チュウシャクシギ(左)とキアシシギ(右)が撮影できただけ…

  
ウンランの葉(左)もかなり多くて夏が楽しみな雰囲気でした。そして近くでは
花の終わったアマナスミレ(右)を多数確認。しまった、春のうちに気付いていれば…

   
そうこうしているうちに時計を見ると、予想外に時間をくっていたこと判明。
大慌てで車に戻る途中で、再びアサギマダラ(左)を発見。斜面には、オオバイボタ(右)らしき
花も満開に咲いていて、ちょっと嬉しくなりました。


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