四国最南端の地で〜GW・6日目〜06.5/4

ゴールデンウィーク6日目は、四国最南端、足摺岬へ。実は事前にほとんど下調べできず、
なんとなく南方系昆虫と南方系植物の宝庫だろう、という程度の感覚で来たのですが、
夜9時に到着したら、なぜか駐車場がほとんど満杯。そして朝も5時前から来訪者続々で賑わい、
次々と観光バスが到着し、あとで見てみると周辺は8時から交通規制が敷かれていたそうで。
お遍路さんを含め、あまりにもメジャーな観光地だったんですね。
というわけで人ごみの中でのスタートとなってしまいました。

<1> 足摺岬周辺

  
というわけで、早朝の足摺岬駐車場周辺。すでに駐車場からはみ出した車の列、人の群。
気を取り直して歩き始めると、さすがに風光明媚な雰囲気。しかし、ここで早くも
最初の失敗に気付きました。海沿いの林縁を歩けばいいだろう、と思っていたのですが、
このあたりは全体的に切り立った崖地なんですねぇ。

  
マルバシャリンバイの花(左)も見事に咲き誇る林を歩くと、えらくご立派な雰囲気の
ナツトウダイ(右)も発見。南国だからでしょうか、えらく肉厚な雰囲気ですが。

  
そして、歩くほどに南国ならではの花を次々と発見。まずは、数株だけ咲いていた
ナンゴクウラシマソウ(左)。ムサシアブミ(右)もいくつも咲いていました。

  
名前はわからなかったのですが、南方系の花(左)も花盛りでした。→サカキカズラでした。
近くにはフウトウカズラ(右)もたくさんの花をぶら下げていました。

  
広場ではチョウが舞っていたので、これは憧れのヤクシマルリシジミか、と
追っかけまわしましたが、全部ヤマトシジミ(左)でした。う〜ん、残念。
早くもチャバネセセリ(右)も飛んでいました。

  
奥のほうまで歩いていくと、ビロウ(左)が数株ありました。いやぁ、南国ですなぁ。
ふいに樹間をサンコウチョウが飛ぶ、という嬉しいハプニングもありましたが当然撮影は出来ず、
かわりにのんびりしていたイソヒヨドリ♀(右)を撮影。

  
名前を失念しましたが、魅惑的な雰囲気の赤い実(左)も目立ちました。
そして、ほんの1瞬でしたが、トサオサムシ(右)も出現してくれて大興奮。

  
近くの亜熱帯植物園には、このあたりならではの南方系の植物がたくさん植わっていて
南方系のシダ、リュウビンタイ(左)やオオタニワタリ(右)も見れました。

  
嬉しかったのは、何匹か見つけることの出来たオオキンカメムシです。
今までなかなか出合う機会がなかった種類なので、本当に感激しました。

  
暗い樹間を、アサギマダラ(左)もフワフワと飛んでいました。
そこここに見つかった大きな葉は、クワズイモ(右)。花の時期に来てみたいですね。

  
そのあとで海岸沿いを歩いてみると、キセキレイ(左)が餌を運んでいたり、
ウグイス(右)が力一杯囀っていたりとなかなか賑やか。上空をサシバが飛んだりもしました。

  
キケマン(左)の黄色い花も賑やかに咲いていましたし、海沿いの水路には、
シュロガヤツリ(右)なんて帰化植物も久しぶりに見ることが出来ました。

<2> 土佐清水市北部

  
そのあたりで足摺岬を離れ、少し北側の海岸沿いへ向かうと、そのあたりにも
オンツツジ(左)が満開だったり、ジャケツイバラ(右)を見つけたりと発見が続きます。

  
海岸沿いを歩くと、期待していたシギチ類は空振りでしたが、ハマエンドウ(左)やら、
ハマヒルガオ(右)やら賑やかに咲いていて嬉しくなりました。

その後、さらに北の方へ進んだあたりから続編でお届けします。


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