真冬の川面を行く 〜タモ網ガサガサ団again〜05.12/3

 <2> 御津町・揖保川河口 

  
お次に到着したのは揖保川河口。さっそくいつものポイントから歩きまわりはじめました。
ちなみに、潮位表でキッチリしらべて干潮の時間帯に来たのですが、
どうしたことか今回もメチャ満潮状態。大潮だからか、昨日の増水か。
でも、クコの真っ赤な実(左)も見れましたし、一花だけですがハマエンドウ(右)も咲いていました。

  
不思議だったのは、そこらにオオアカウキクサ(左)がたくさんあったこと。汽水にある植物では
ないので、上流から流れてきたのでしょうか。近くにはマサキの実(右)もありました。

  
ちょっと満水気味の干潟でしたが、クロベンケイガニや、
この日も元気満点威嚇中のハマガニ(右)などにも会うことが出来ました。

  
しかし、水位はかなり上がっていて、波も強く、魚をとるには辛い状況。
おかげで、かなり粘って、マハゼ(左)とチチブ(右)が1匹ずつ捕れただけでした。トホホ。

  
お次は中川側の河口(左)に移動。なにげに揖保川は河口が3つあるんですよ。
干潟を歩くと、ウシオハナツメクサ(右)がかろうじてまだ咲いていてビックリ。

  
結構感動したのが、こちら。一面のフクドです。
海辺だけにはえる貴重植物なんですが、こんだけミッチリ生えてるなんて…

  
ハマサジ(左)も大群落になっていました。もしかしたら、と思ってじっくり探すと、
やっぱり黄色い小さな花をまだつけている個体(右)も結構ありました。

  
干潟にはいろんな貝が転がっていました。毎度名前がわからずに苦悩しますが、
アラムシロガイ(左)と、イシダタミ(右)でどうでしょう。ドキドキ。

  
死骸でしたが、ハサミシャコエビ?らしいもの(左)も見つけました。
近くの岸壁には小さな小さな貝(右)がたくさんついてましたが、今度こそ3度目の正直で
アラレタマキビかなと思いますが、いかがでしょうか。う〜ん貝系は難しい。

  
網を入れてもハゼ類などは全く捕れなかったのですが、メバルの幼魚?らしきものが
たくさん捕れました。ちなみに本来は体色は透明ですが、撮影用水槽に入れると、
汲んだ水が悪かったのか白っぽい体色になってしまいました。

というわけで、クソ寒かったけど、なかなか楽しき一日でした。
汽水域は魚捕りは空振り続きなので、冬のうちに何度もリベンジせねばならぬな、と思いつつ、
次なる目的地、千種川のほとりを宿に定めました。ちなみに、先週末、リサイクルショップで
¥1500で買った旧型の寝袋がかなり暖かいので、冬も凍死せずに住みそうです。バンザイ。


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