豊岡&京都北部 〜珍トンボ探求リベンジ編〜05.10/02

タイトルを見ていただければ判るようにこの日の目的は、先週のリベンジ。
というわけで、まずはさっそく、久美浜町で飛来アカトンボ類から挑戦を開始しました。
前回とは違って風もなく、沢山のアカトンボが飛び交っていてまずは上々のスタート、かな?

  <1> 京都府・久美浜町

  
というわけで、そこら中のアカトンボを丁寧に観察し、網に入れては識別し、逃がしていきます。
アキアカネ(左)が圧倒的多数で、多分50個体くらいは捕まえたでしょうか。
そうやって歩いていると、水路の中に小さなアカミミガメの子供(右)を見つけたりしました。

  
うろちょろすると、ゴキヅル(左)は前回よりも実を沢山つけた株を発見。
シロバナサクラタデ(右)も満開に咲いていてきれいでした。

  
ヒトモトススキ(左)や、イガガヤツリ(右)など、地味ながら面白い雰囲気の
カヤツリグサ類もたくさんみつけることができました。

  
休耕田の水たまりには多数のアキアカネが産卵していたのでしばし撮影に挑戦。
連結産卵(左)のほか、単独産卵の個体(右)も見ることが出来ました。

  
まだ咲き残っていたクルマバナ(左)や、群生していたアゼトウガラシ(右)なども
堪能できましたが、目的のアカトンボ類はいっこうに見つからず。

   
ミズワラビ(左)も小さな株が一面に群生していました。
近くではコバネイナゴ(右)も観察。う〜ん、やっぱり昨日のヤツと同種とは思えないなぁ。

そんで、結局、アカトンボはどうだったかというと、無数のアキアカネと、数十匹のナツアカネと、
少数のノシメトンボで、珍品には合えませんでした。今年は台風が直撃してないから
しかたないのかもしれませんが、悔しいのでもう一度くらい来てしまいそうな気もします…

  <2> 豊岡地方・出石川〜円山川

  
その後、出石川のナゴヤサナエに再挑戦しましたが、そのあたりから雨が降ってきて
ちょっと期待できない雰囲気の中でみごとにフられました。来シーズンに期待、かな。
その後少し上流に移動して、オオフサモ(左)茂るビオトープを発見。
歩き始めると、かわいい帰化植物、ハナスベリヒユ(右)が咲いていました。

  
そして、歩くほどに目的のこの花を発見。色鮮やかなミズアオイです。
この場所では保護増殖もされているようで大群落になっていました。
透き通るような青い花が素敵ですが、ちょっと葉が枯れ始めていたので写真はイマイチ…

  
その後、雨の隙間を縫いながら、円山川沿いを散策してみると、
ヨシノアザミ(左)らしきかわいいアザミ類が咲いていたり、立派な体格の
クロベンケイガニ(右)に出会ったりと、やはり面白い成果がありました。

  
円山川ならではの花、ホソバイヌタデ(左)も咲いていました。
近くではこんなアカトンボ(右)を発見。アキアカネにしては模様が違う、ということで
興奮しながら撮影しましたが、どうもこいつもアキアカネのバリエーション内のようです。
今回はものすごい数のアキアカネを見て、模様の多様性を感じた1日でした。

  
さらにうろつくと、コスズメらしい、かわいいスズメガの幼虫(左)も発見。
勇猛な雰囲気のカヤツリグサ類(右)もありました。キンガヤツリとか?

  
こんな場所でもかわいい帰化植物のシャクチリソバ(左)を発見。実はそば粉にして食べれます。
近くには、こちらは立派な絶滅危惧種、タコノアシ(右)もありました。

  
葉が色づき始めたエダウチスズメノトウガラシ(左)も数株だけ発見。
走行するうちに薄暗くなってきたので、眠っているトックリバチ類(右)もみつけちゃいました。

というわけで、天候にも祟られて、ちょっと成果のない最終日となりました。
次週は、強制的家族サービス(妻子はいないので親です)の家族旅行でせっかくの
3連休がつぶれ、その翌週は地元の祭りへの強制参加で、ガサガサ団始まって以来初の
2週間連続でどこにも行けないという恐ろしい事態が待っております。
今回会い損ねたトンボたちは、まぁ、来シーズンに期待となりますね。トホホ。


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