鳥取砂丘 〜海浜生物探求記〜05.09/04

 <1> 鳥取砂丘 

この日は、いままで幾度となく訪れており、自然豊かで有名な場所でありながら、
"がさがさ"としては初トライになる、鳥取砂丘にチャレンジです。
地元の友人と来訪する時、「悪いけどちょっとハンミョウ探してくるわ」とはなかなか言えず、
歯がゆい思いをしていたので、一面の曇天にも台風の予報にもめげず、突撃しちゃいました。

  
てなわけで、一面の砂・砂・砂。観光客は砂山を歩き、駆け下り、歓声を上げています。
でもちょっと周りを歩くとこんなステキな花もあるんだよ、ということで、歩き始めて
すぐに見つけた、海浜植物の女王、ハマゴウ(右)。

  
ヘクソカズラに似て葉の厚い、ハマサオトメカズラ(左)や、ビロウドテンツキ(右)など、
海辺ならではの植物が次々と見つかって、大興奮。

  
こんなものにも出会えました。海浜性の貴重昆虫、ヤマトマダラバッタ(左)と、
どこに写っているかわかるでしょうか、これでもわかりやすい写真な方のハマスズ(右)。

  
ハマニンニク(左)や、名前はわからなかったのですが、かわいいカヤツリグサ系の花(右)
などは、砂地のあちらこちらで群落になっていました。

  
うろうろと歩きつづけると、砂表にかわいいアリバチの仲間(左)を発見。
不意に、今回の大目的、カワラハンミョウ(右)も1瞬だけ姿を見せてくれましたが、
この1カットだけであっという間に遠くに飛び去ってしまいました。イヂワル。

  
ステキな海浜植物の他に、オオフタバムグラ(左)や、ケナシヒメムカシヨモギ(右)、
他にもメマツヨイグサなどなど帰化植物もかなり目立っていました。

  
さらにうろうろと歩き回ると、今度はマダラバッタ(左)も確認。
近くでは、多分貴重なショットになるのかな? 緑色型のヤマトマダラバッタ(右)なんて
珍品も見つけちゃいました。大満足。

  
ウンラン(左)もいくつか花をつけた株が残っていましたし、ハイネズ(右)は
かわいい白っぽい実をたくさんつけていました。

  
博物館の見本にありそうな、地中茎のよく観察できるハマゴウ(左)もありました。
うろつくほどに、薄日が差してくると、ハマニガナ(右)もかわいい花を開き始めました。

  
クロマツの林では、かわいいキノコの仲間(左)も見つけましたし、
海辺に近づくと、ネコノシタ(右)も沢山咲いていました。

というわけで、やっぱり砂丘の楽しみ方はこうじゃなくっちゃな、という大満足な時間。
でもまだまだ昆虫関係は物足りなかったので、すぐ近くにある多鯰ヶ池に移動したのでした。


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