七種の滝&船越山 〜二日酔い山紀行〜05.07/24

前日は珍しく休日出勤の後、夜中の3時まで呑んでいました。
高校時代のプチ同窓会で15人ほどが集まって懐かし話に花を咲かせ、なんとも
まったりステキな時間についつい酒が進んで…んでみんなが帰った後、一人で
駅前のベンチでゴロ寝して始発で帰る、と(笑
というわけで二日酔いでスタートした不思議な一日となりました。

  @ 七種の滝

  
まず最初にやってきたのは、雪彦山の近くにある七種の滝(左)。
付近の岩場をうろつくと、さっそくミヤマヨメナ(右)などのステキな花が見つかります。

  
花はおわりかけていましたが、セトウチマンネングサ(左)も発見。
こちらはすでに実になっていましたが、ヤマゴボウ(右)も見つけました。
#ヒメレンゲとマルミノヤマゴボウだったようです。地味植物は難しい(^^;

  
周辺にはシダ類が豊富。胞子葉を伸ばしたキジノオシダ(左)や、ヒメカナワラビ(右)
などを見つけました。他にも不勉強で名前のわからないシダ類多数。

  
近くの梢ではムラサキシジミ(左)が日光浴していました。
足元には、死骸でしたが、おどろくほどキラビやかなアオカナブン(右)もみつけました

七種の滝の岩壁にはたくさんの植物が着生し、ウワサではかわいいランの仲間もあると
聞いたので、二日酔いのおぼつかない足取りでしばらくじっくり点検してみたところ、
コケでも踏んだのかフイに足元がすべり大慌て。
とっさにデジカメを護って、思い切り腰から落ち、シタタカにケツを打ちました。
アイタタタ…と思いながらシリをなでると妙な手ごたえ。


あぁ〜。やってしまいました。近頃デブり気味の体重を受けきって、ベキベキのマイケータイ。
本当はこの後は、七種山を登る予定でしたが、昼イチで電話を受ける必要があったので
急遽予定変更、DoCoMoショップへ向かうことにしてしまいました。
しかし前回機種変更してまだ3ヶ月。機種変代金は目が飛び出そうに高かった…

  A 船越山

無事に機種変したあと、どうせだからと目的地を変更して船越山へ。
ちなみにどうでもよい話ですが、山崎のDoCoMoショップを出たあと、なぜか真昼間なのに
30台近いドハデな族車が出現。しばらく私の車の真後ろに大群でいて爽快でした。
その後もなぜかヤツらと進行方向が全く一緒で、船越山に行くまでずっと族車の群れの中に
混じって走るという貴重な経験をしました(ヤツラはもちろん通り越していきましたが)。
えと、正直、かなり楽しかったです(笑

  
まずは、いつもどおり兵庫昆虫館を来訪。トチバニンジン(左)が真っ赤な実をつけていたり、
ほとんど終わりかけではありましたがギンバイソウ(右)の花をみれたりしました。

  
ウマノスズクサ(左)も不思議な風貌の花を咲かせてましたが、
オオバウマノスズクサ(左)は早くも立派な実になっていました。

  
さてさて、船越山に突撃、本日のラウンドAです。
嬉しかったのは、珍品キクガラクサ(左)の花を何箇所かでみつけたこと。
キジョラン(右)も豪快な花をつけていました。

  
倒木のある辺りでは、色鮮やかなルリボシカミキリ(左)をみつけました。
しばらく歩くと、オオヨツスジハナカミキリ?(右)もみつけることが出来ました。
#ヨツスジハナカミキリだとのことです。Mikiさんありがとうございます!

  
しばらく歩くとモンキーパークを通過。ここでいつも料金を取られてしまいますが、
他にルートがまだ開拓出来てないのでしょうがないのでしょうか。
悔しいので、話題の金色のニホンザル(左)の毛づくろいシーンを撮影してみました。
山のほうに歩いていくと、アカゲラらしき羽(右)が落ちていました。

  
ナンゴクウラシマソウ(左)や、ムロウテンナンショウ(右)など、
春に出会ったテンナンショウ系の植物は、若い実をつけている状態になっていました。

  
山道をうろつくと、気の早いマツカゼソウ(左)が早くも1株だけ咲いていたり、
湿地には小さくてかわいいミゾホオズキ(右)を見つけたりしました。

  
おそらく結構珍しいと思われるオオハンゲ(左)も数株発見してびっくり。
近くではかわいいエダナナフシ(右)を見ることが出来ました。

  
この日、大活躍していたのがムシヒキアブの仲間(左)。わりと大きなガの仲間を捕らえた
ところですが、その他にも数度獲物を抱えた姿を見つけました。
地味な辺りでは、シワナガキマワリ(右)なども見つけることができましたが、
ひそかに狙っていた花についてはわりときれいに空振りに終わってしまいました。

  
その後、日没直前まで、少し離れた場所にあるため池を散策しました。
草地を歩いてみると、コカモメヅル?(左)らしき花などを見つけたほか、
うそ臭い薄っぺらさが大好きなウズラカメムシの幼虫(左)にも出会うことが出来ました。

  
キイトトンボ(左)をはじめ、数種のトンボ類も観察でき、ついでに名前は似ても
わりと縁遠いツノトンボ(右)にも何度か出会えました。

てなわけで、二日酔いでわりと威勢良くはなかった1日。
成果多数、といってよいのか悪いのか。
良くも悪くも、話題多数、といった方が正確そうな一日になりました(笑。
まぁ、たまにはこういうのもよろしいのではないかしらん。


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