北アルプス突撃ツアー
8月12〜14の3日間、お盆休みを利用して、やまとさんの働く山小屋へ
ドカンと遊んでまいりました。
天候にも恵まれ、大いにリフレッシュしつつ、バカのように大量の写真を撮って
きましたのでご報告でございます。
覚悟してください、相当重いですよ♪
前日夜は富山駅野宿、5時発のバスでやってきました「折立」の登山口
さっそくシシウドなどの花が咲き乱れてて、やる気に火がつきます
シーズンど真ん中なので登山口は人だらけでした。
登山道でみつけたヒロバネヒナバッタとゴゼンタチバナの赤い実
ホツツジの白い花と、すばやく飛び回っていたコニワハンミョウ(?)
ド晴天で山並みも美しく、たくさんの登山客でにぎやか
ミヤマママコナのピンクの花と、タケシマランの鮮やかな赤い実
ミヤマアキノキリンソウと、イワショウブの花
途中で出会えました、あこがれのベニヒカゲ。交尾中の個体も
一面に咲いていたキンコウカと、山道に咲いていたツルリンドウ
突然足元に舞い降りたエルタテハ、名前のわからないカミキリムシ
山の景色は本当に美しく、感激でした。相当暑かったけど
ワタスゲのかわいい白穂とイワイチョウの白い花
ミヤマリンドウとオヤマリンドウの鮮やかな花
道端にはチングルマの白い綿毛が一面になびいています
雄大な山々を眺めながら急坂を登ると、ついに太郎平小屋が見えてきました
太郎平小屋のすぐ近くで、大和氏登場
シーズン真っ只中のお忙しい身ながらしばらく遊んでいただけました
ちなみにこんな荷物とふつ〜の服で行ったらちょっと呆れられました
まわりのみんなは重装備、よく考えたら2300mくらいの山ですもんね
さっそく一緒に近くの沢へ突撃!!!
沢沿いに咲いていたクロクモソウとトリアシショウマ
雄大な格好のオオレイジンソウとかわいいカニコウモリ
不思議な形のキヌガサソウと、美人には毒があるホソバトリカブト
ウソ臭くて大好きなチョウジギクとサンカヨウの面白い実
さて、肝心のヤマメ様はなかなか釣れてくれません
結局この日はノーヒット。まぁ短時間戦でしたから…
ミズバショウは実になっていました。不思議な形のミヤマバイケイソウ
沢でみつけたクモマベニヒカゲ。この旅では一度きりの出会いでした
色鮮やかなカラカネハナカミキリにも会いました
山小屋のお仕事がある大和氏を置き去りにして、私は一人薬師岳へ
見事な山並みと、途中のテント村
シナノオトギリとモミジカラマツの鮮やかな花
ハンゴンソウの雄大な花と、可憐なヤマハハハコ
登山道の脇で見つけたシロウマチドリ(?)とオニアザミ
ハクサンボウフウ?の白い花
山麓では実になっていたゴゼンタチバナもかわいい花をつけていました
かわいいかわいいヒメクワガタの花とこちらもかわいいウサギギク
ずんずん登るとで一面の礫地になり、高山植物の花畑が広がってました
今までは白穂ばかりだったチングルマも上の方ではまだ満開でした
うっすらピンクがかわいいミヤマハハコグサの花もありました
イワカガミの鮮やかな花とオンタデの白い花
アオノツガザクラのかわいい花とハクサンイチゲの白い花
タカネナナカマドの花と、タカネヨモギの不思議な花
時間切れで降りる頃には霧が立ち込め始めました
あわてて太郎平小屋まで戻って早めの夕食
夕飯後、さっそく改めて周辺を散歩。雄大な山並みに再感激
太郎平小屋の全景と、突然降立った富山県警のヘリコプター
ヨツバシオガマとエゾシオガマのかわいらしい花
雄大な山々
少し離れた尾根から太郎平小屋を見下ろしてみる
突如、雄大な夕日があたりを支配しました
一面の雲海原をオレンジ色に染め上げながら
金色の夕日と、沈んだ後の薄紫の雲、最高のエンディングでした
このあと夜に大和さんと、偶然同じ日に小屋に来ていた大和さんの
沢登り仲間と3人で静かな酒盛りを行い、とても楽しい時間を過ごしました。
山小屋の朝は早く、朝食は5時
荷物は小屋に置いたまま、まずはライチョウ狙いで北の俣岳へ
地面にびっしりと霜が降りていたのにはびっくりしました
やがて朝日が差し、雄大な山並みが浮かび上がります
オンタデの白い花と雄大な林の情景
道端でさえずっていたカヤクグリ
ホシガラスも近くを飛びますが素早いのでなかなか撮影できません
山並みをめでつつ、ひたすら稜線沿いに歩きます
本当にどこを見渡しても絶景なんです
かわいいウサギギクとキバナシャクナゲの実
トウヤクリンドウの素朴な花とミヤマアカバナの実
ベニヒカゲとキベリタテハ
キベリタテハは憧れの蝶だったので、素早く逃げるのを追いつづけて
ようやく撮影できた時には、緊張の余り腕がつりそうになりました
どこまでも続く雄大な景色
結局ライチョウも高山蝶も見れずにとりあえず太郎平小屋まで帰還
一路、今夜の宿、薬師沢小屋を目指します
道中でみつけたヒメヒミズの死骸と、真横でさえずってくれたカヤクグリ
そしてまだまだ続く雄大な景色
オオヒョウタンボクの不思議な花と、可憐なハクサンフウロ
道はだんだん沢へとくだり、涼やかな水音が聞こえ始めます
沢でみつけたミソガワソウとミヤマアケボノソウ
マルバダケブキとミヤマシシウドのいずれも雄大な花
湿地に群れていたモウセンゴケと、カラカネハナカミキリのカップル
道は時々、どんどん険しくなっていったりとか
でも相変わらずステキな景色が広がりつづけています
湿地で見つけたリュウキンカと突然出現したアズマヒキガエル
歩くほどにようやく到着した薬師沢小屋。すぐそばの吊橋が印象的
とりあえず荷物を放り込んで、近くの沢を探検
小さな滝がとてもキレイでした
沢の近くのカニコウモリと、岩壁にあったミヤマダイモンジソウ
雄大な山並みの中を流れる沢。澄み切った水の色
本当は奥のほうまで探検するつもりが、あまりに感動的な光景なので
沢に滞在しつづけてしまいました
とうとうと流れる沢の水
この深緑色、反則だと思いません?
のんびり沢を歩いているとニッコウイワナが岩陰から出現
そっと観ていると3匹が追っかけあいしてるところが見えました
沢で見かけたヒメキマダラヒカゲとマルガタハナカミキリ(?)のカップル
夕飯のあと、あまりに気持ちがよいもので、宿でビールを買って
沢の大岩の上に寝ころがって一人乾杯をしました
本日ついに最終日。下山するので別の場所にまわる余裕がないため、
朝5時の朝食のあと、しばらく小屋の周りを散策しました
沢で見つけた咲き始めのクガイソウと、岩壁に生えていたハクサンオミナエシ
鮮やかに咲き誇っていたソバナと、ホソバノトリカブトの白花
オオバタケシマランとハリブキのそれぞれ鮮やかに赤い実
ナツノタムラソウと岩陰に咲き誇るミヤマアカバナ
一泊の義理を賜った薬師沢の小屋をあとに一路、太郎平小屋へ
湿地に咲き誇っていたウメバチソウとこんな場所にもいたキアゲハの幼虫
沢で見つけた小さな小さなコフタバランと、不思議な形のヒロハツリバナの実
憧れのムシトリスミレは残念ながら花が咲いていませんでした
まわりにはキンコウカが満開に咲いていました
沢の流れを感じながらの登坂はとても気持ちいいけど、かなりハードな登りです
少しずつ雲が濃くなってきたと思うと突然どしゃ降り!!!
あっという間に霧が立ち込めて周りが真っ白になりました
ようやくなんとか太郎平の小屋へ
食堂でしばらく一休みして、大和氏に昼飯をご馳走になりました
装備不足で不安だったので挨拶もそこそこに早速下山の途につきました
小屋の近くはこんな感じの濃い霧が立ち込めて少し先が見えない感じ
一時はどうなるかという霧でしたが、しばらく歩くと意外に落ち着いてきました
それでも昨日までとまるで違う風景の中、時折の強い雨に打たれつつ
それでもしつこく花を探したりしながらゆっくりと下山しました
ミヤマママコナの鮮やかな花と、名前のわからなかった赤い実
道端で見つけたギンリョウソウの不思議な花と、オオコメツツジの花
山菜として名高いコシアブラの花と、ノリウツギの鮮やかな花
ようやく下山してバスで有峰口の駅へ
ステキに雰囲気のあるボロ駅舎からローカル線で富山駅まで出て
今回の旅は完了いたしました。
いやはや、それにしても面白い旅でした
大和さんはきっと来年もどこかの山小屋で働いてる気がするので、
来年こそはみんなで押しかけて遊びましょう☆