9月1日 |
集合から小屋への到着 |
深夜のSAで違和感を四方八方に放射しつつ、ギターを爪弾くとしみち君と、ただ君。
藤沢市在住の刈田悟郎さんのセルフポートレート作品。題名は「なんか土曜ワイド劇場って感じちゃう?」
ようやく小屋にたどり着いたなちゅれな人々。しょっぱなのスズメバチショックでまだやや言葉少なめ。
暗い小屋の中に、光がともった。暖かい光に照らされた室内に、ほんのり笑顔が浮かび上がる。
しょてから酒盛り。テンション異常のまま、釣り部隊を除いて仮眠に落ちていった。
小屋の中にあったハンモック。次回はこれで寝れる時期にぜひとも再訪を果たしたい。
早朝釣り部隊 |
小屋裏手の沢。すごく気持ちイイ場所。でもやまとさんによれば、例年よりずっと水が少ないとか。
沢にかかるつり橋。この雰囲気、マジでイイと思いません??
早速竿を出すこばやん。この頃までは記憶があるとか。のちに岩上で睡眠に沈没。もちろん漁獲ゼロ。
なんだか竿の出し方が玄人な感じの、やまと師匠。こののち下流で3匹の獲物を持ち帰られる。
沢で見上げたあまりにも気持ち良い青空。見上げているとあまりの気持ち良さに、撮影者も夢の中へ……
沢で見つけた、カワミドリという花。なんだか可憐な雰囲気だと思いませんか?
沢の近くで見つけた、フシグロセンノウ。どっしりしたオレンジの、重厚な花です。
沢で見つけた、ミドリヒョウモン。今回の旅行中ずっと見かけた、オレンジの鮮やかなチョウ。
沢で見つけたミドリシジミの仲間。エゾミドリシジミ?? ちょっとレアモノ。
ガの仲間から生えた冬虫夏草。奇妙奇天烈な前衛芸術作品みたい。
遊びまわっているとようやく師匠のお戻り。獲物は3匹。マジ感激しました。
沢へ行く斜面で見つけたミヤマモジズリ。小さくて可憐な蘭の仲間。
やまと師匠の釣り上げられたアマゴ。体の模様が、すっごくカワイイ。
同じくやまと師匠の獲物である、ニッコウイワナ。身の引き締まった感じがイイっすね。
獲物をおさばきになるやまと師匠。彼らは夜の宴のバター焼きや骨酒へと、変身。
小屋の近くに止まっていたウスバキトンボ。旅の間中飛び交う姿を見れた。
カミキリムシ・ツアー |
途中でみかけた、美しいガ。シロシタバ?? 羽を開くと一転、妖艶な感じでしょ?
途中で見つけたクリのいが。シバグリかしら。トゲトゲが不思議な感じの栗。
ツリフネソウの面白い花。変わった姿のこの花を、客間の船型の花活けにたとえた名前。
近くの池で見つけたリスアカネ。羽の先が黒い、赤とんぼの仲間。
近くの池を飛び交っていたオオルリボシヤンマ。運良くメスが、目の前で産卵してくれた。
カミキリ探しの途中で見つけたヨツバヒヨドリ。ふわふわしたような不思議な形の花。
同じく途中でみつけたヤクシソウ。黄色い花が、可憐でしょ?
こちらは、ミヤマウズラ。小さくて繊細な感じの、蘭の仲間。
途中の民家の近くであったシロと、亀谷さんのツーショット。見つめ合う二人。
深田さんとシロのツーショット。シロはえさあげるとよく食うわりににすぐ吠える。
裏の沢・単独紀行 |
小屋付近に咲いていたキツリフネ。さきほどのツリフネソウの黄色いバージョン。
途中でみつけたエンレイソウの葉っぱ。丸く3枚取り囲んで、ちょっとオシャレ。
シラキトビナナフシ。羽があって飛べるナナフシ。ちょっとレアモノかな?
沢で見つけたハネナガフキバッタ。今回の旅行ではよく見かけた。
かわいいヤマホタルブクロの花。ホタルを入れたら、きれいに光りそうでしょ?
小屋の周りにあった、ママコナ。今回はいたるところでみることができた。
スズメバチ退治 |
巣のあったところの板を引っぺがして、ハチをバシバシ退治中。ちょいと迫力。
待機中にみつけた、可憐な野菊。ユウガギク?秋の花って雰囲気のする花。
同じくみつけた、バアソブの面白い形の花。花の模様を、老婆のソバカスにみたてて、バアソブ。
笹の葉の上にいた、ウンカの仲間。体に不釣合いに持ち上げた羽が、なんともアンバランス。
遠巻きにプロの活躍を見つめるなちゅれ人。ほとんどの人は、小屋の中から窓越しに事態を観察。
プロの捕獲具と、たくさんつかまったスズメバチ。今回のハチは、キイロスズメバチという猛者。
はがした板の裏から堂々と姿をあらわした、スズメバチの巣。あまりの迫力に絶句。
ようやく駆除が終了して安全になると、好奇心の塊がわっと集まってきて覗き込みます。
さっきまでの恐怖の対象も、一転しておもちゃに変身。巣をいじる人々。
スズメバチの巣の一段。幼虫や、繭がぎっしり見える。
キイロスズメバチの幼虫。食べれるらしいという話だが、どなたか勇気のある方?
もうすぐ成虫になる寸前の蛹。から揚げにしたらイケそうじゃありません?
巣の断面と、たくさんの幼虫。ムリムリメチメチとなかなか迫力万点の構図。
闘いすんで、日が暮れて。山の夕焼けはあまりにきれいで、写真ではとても伝えられない。
宴の時 |
「これっすよ、こいつ。これ俺が釣ったの。みてくださいよ、かっこいいでしょ。」
やまと師匠に手ほどきをいただいて、釣った魚をさばく多田君。少年の目の輝きがキラキラ。
焚き火部隊、料理部隊、なにもしない部隊と、それぞれになんとなくテンションがあがってきます。
さばいた魚に、塩を振る。端からみてると、これが、けっこう難しいみたい。
串に通した、イワナ3匹。遠火でじっくりじっくりとあぶるのがコツなんだそうで。
いよいよ料理にも熱が入っていく。グツグツ煮立てた野菜は、としみち君のお手製サラダに。
これがとしみち君のお手製サラダ。うまかったっす。マジ大好評。
遠火でじっくり、イワナ達があぶられます。ヤマメ達はその間にバター焼きでみんなの胃袋へ。
カンパ〜イ!! 宴の始まり。この後、山盛りに展開される、様々な伝説開始の瞬間。
なちゅれ的に、まったり、じわじわと盛り上がっていく宴。この直後、大半の方は温泉に。
秘密兵器、コードネーム「またたび酒」の登場。破壊力は、スカッドミサイルも真っ青な感じ。
「ジンでつけこんだんですよ。どうっすかねぇ。まぁ、ググッといってくださいよぉ。」
温泉行かなかった部隊によるギターの時間。としみち君の披露したるは奥田民雄の名曲。
やまとさんによる、なごり雪の名演奏。焚き火を囲んで、しみじみ味わい深い時間が流れます。
じっくり時間をかけて、育てるように焼き上げたイワナ。マジで絶品。思い出すとホッペがゆるむ。
イワナの頭を投入した、骨酒。どろりと濃い味の、絶品でした。また味わいたいものです。
宴もたけなわ。盛り上がって花火が登場したあたりで、隣家への配慮から、室内へ。
またたびトミーさん、なにか強力な力に支配される。まだ起きていた数名、笑いすぎて腹痛を起こす。
「あのね、未来のまたたびと過去のマタタビがぐるぐるまわってね……ちょっと聞いてるの?」
9月2日 |
宴の後 |
ぽつぽつと起きてくる人々。なんとなく宴の後片付けしたり、朝ご飯を探したり。
そのあたりで、私は一人でちょいとお散歩。近くの池でトンボを探すも、朝早すぎて失敗。
途中で見つけた、クサボタン。ちょっとカールした小さな花がとってもオシャレ。
ツリバナという樹の、存在感のある実。こうやってぶら下がるから、ツリバナ。
のんびりした空気の中、多田君と、ぎゃおすによるギターのセッション。ゆるやかな時間。
徐々に目覚めている組が増えてきて、めいめいお菓子やら取り出しはじめる。
心やさしいゆみんば料理隊長が、欠食児童のために、朝ご飯の用意をしていただく。
まずは、オムレツ。ちょっとトロッとした感じが、美味。写真を撮るまもなく消えていく。
お次は、チャーハン。こちらもカメラ構えてる端から、次々手が出てきて、山が小さくなっていく。
ものうげにギターを爪弾く多田君。なんかちょっぴり山の男って感じですな。
小屋の近くにいたアキアカネ。高い山に避暑にくるこのトンボ、そろそろ里に降り始める。
こばやんがみつけてくれた、シカの骨。現物には会えなかったけど、いるんですねぇ。
突如、小屋の上空を旋回したクマタカ。写真では伝わらないだろうが、デカイ。畳が飛んでるみたい。
たびだちの時 |
完成した全員のサイン。はしっこにはぎゃおすの手による「この旅のおしながき」。
宿に常備してあるノートにも、みんなで好き勝手に書きこみ。名文句がてんこもり。
2日間お世話になった小屋の中。いやぁ、しかし、お世辞全く抜きで、本当に気持ちのいい小屋でした。
小屋の外見。なんだか、いい感じでしょ。ぜひまた、再訪しましょう。
荷物をまとめて、いよいよ小屋ともおさらば。ちょいとばかり後髪ひかれてみたりして。
「はいはい、最後だから、いい笑顔してね」とにじり寄る多田君を逆に激写。
みんなの視線の先には、ハチ退治プロが残した粘着ワナと、それにくっついたハチ多数。
としみち、多田、ぎゃおすの凸凹トリオ。なんだか、3人並ぶと、化学反応が起こせそう。
というわけで、化学反応の結果。ちょいとセクシー。なにより表情がバツグンですな。
カメラを向けると、突如ネコ踊りをはじめるやまと師匠。やはり芸達者でいらっしゃる。
車に乗りこんで、あとは信州から一路神奈川へ。なんとなく乗り込む前にグズグズしたりして。
名残惜しいのか、なかなか出発しないまま、しばらく立ち話。後髪がちょいと引かれ中かしら。
不思議なハイテンションのやまと車とその乗組員。波動砲でも打てそうな勢い。
最後のショットは、高速道路で見かけた、山の中のラブレター。不思議な旅の締めくくりにふさわしい物件。