気合な大迷走~半端と幸運と空転~ 25.1/13

この日は分かりやすくわけのわからん大迷走でした。
きっかけは前日の挑戦の終盤に、ふと「そういえばあのフユシャクの時期だな」
となにげなく思ったこと。ちょうど発生中という情報もあったので
ふと久々に行きたいなと思って調べたら350kmちょいあったんだけど、
まっさきに"遠くてめんどくさいナ"と思ったのがなんか軟弱になったみたいな気がして
イヤだった、という理由で高速ぶっ飛ばして伊豆まで行くという大暴挙を敢行(笑
発作的すぎて成果的にはかなり微妙だったりしましたが、
そのまま流れでなんとなく東海あたりでのんびり鳥見とシャレ込んでみると
予想以上に嬉しい出逢いと、さっぱりどうにもならない展開の
不思議なコンビネーションになってなんだか面白い1日となったのでした(笑

<1>伊豆半島某所

  
ということで、さすがに猪突かれながらやってきたるは伊豆半島(笑
とりあえず灯りのあるトイレの回りをうろつくと、まずは
ナカオビアキナミシャク?(左)やウスモンフユシャク(右)を発見。

  
しつこくうろうろすると、クロテンフユシャク(左)もいましたし、
自販機にはシモフリトゲエダシャク(右)もご登場いただいたりしましたが、
本命はご不在で少々不安になってしまったり。

  
でもとりあえずあたりの林縁を歩いていくと、あっけなく出会いが待っていました。
今回の大本命、シュゼンジフユシャクです!
jこいつを久しぶりに見たくてはるばるやってきたんですよね~♪

  
少し離れた場所でもシュゼンジフユシャク(左)を発見。
もうちょっと撮りやすい場所に、と思ってつついたら飛んで消えちゃいましたが…
トイレに戻るとクロテンフユシャク(右)が増えていたりしたので
ここからもろもろ活動時間に入って賑やかになるんだろう、とこの時は思ってたんですよね。

  
ちょっと面白かったのは、そこら中に大量のオニシバリ(左)があったこと。
花芽(右)の着いた株も多数で、こいつはいい時期に来たらおもしろそうやなあ。

  
登山道を登ってみると、登り始めとのころにシュゼンジフユシャク(左)がいましたが、
タイミング悪く強い風が吹き荒れてて、うまく撮れないまま飛んじゃってLOST(T"T)
ちょっと登るとクロテンフユシャク(右)もいましたが、
あまり登って行っても仕方ないかな、と早めに降りたのがフラグになります。

  
その後もかなり広範囲にうろうろしましたが、シモフリトゲエダシャク(左)と、あとは
路上にナカオビアキナミシャク?(右)が見つかった程度で、無為な時間だけが経過…
と、そこでいきなり蛾屋さんらしき方々にお会いしたんです。んでお話ししてると
「日没後に登山道をずっと登って行ったら道端の草にたくさんついてましたよ」
こいつはしくじった!ということで大慌てで再び登山道を登ってみましたが、
かなり上まで登ってみてもシュゼンジどころかフユシャクが1匹も見つからなくって
時間的にもうダメなんだな、と泣きぬれて諦めるという悲しい結末になったのでした(T"T)

<2>愛知県各所

  
んで翌日は帰り道のついでに、ということで東海鳥見としゃれこむことにして
面白いうわさのあった場所をのぞくと、ダイサギ(左)やハシビロガモ(右)に遭遇。

  
あちこちで御就寝中のハシビロガモ(左)を見ていると、ミコアイサ(右)が
混じっていたりもしました。倒木の上で寝てるのは初めて見たかも。

  
んで、うろうろしていると、いました。噂のメジロガモ。
ちょっとごちゃっとした枝のところでしたが、のんびり羽繕いしてたのでバシバシ撮影♪

  
伸び(左)をしてくれたり、頭搔き(右)を見せてくれたりもしましたが、
わりとすぐに寝てしまって、これはちょっと長期戦かなぁという雰囲気に。

  
ついでに近くにいたカワウ(左)を撮ったりしていると、周辺のカモがいきなり
なにもかもすごい勢いで飛んでしまってちょいビックリ。
メジロガモ(右)はちょっと離れた場所で再発見したもののグングン沖に行ってしまって…
面白かったのはその原因。散策している人の中に両手にストックを持って
歩いている人がいたんですが、ストックの先端のカバーが壊れてて、地面に当たると
カツカツと鋭い音が響いていたんです。音量はたいしたことなかったんですが
どうもその響きが怖いらしく、その人が歩いていくと手前50mくらいの水鳥が
すごい勢いで飛んで逃げるので、モーゼかなにかみたいな雰囲気に(^^;

  
ミコアイサ(左)ははるか遠くにしか見つかりませんでした。
しょうがないので先ほどの散策者と逆側にぐるりと歩いていくと、
ひょんなところで怪しい物体(右)が。ありゃ、こちらも狙いのミミカイツブリじゃん!

  
彼はメチャ食っちゃ愛想よく近くを泳ぎまわって(左)、
時々バサッと潜って(右)水中を延々と泳ぎ回るのが見えるので楽しい感じ。
けっこう動くので水中の姿はうまく撮れませんでしたが…

  
かなり愛想いいので、Powershotでドアップ(左)がバシバシに撮れちゃったり。
狙っていると、割と近くをミコアイサ(右)が飛んだのでついでにパチリ。

  
んで、ミミカイツブリは本当に愛想よくずっと近くをうろうろしてくれるので
バシバシと大量に撮影。こんな近距離で撮れることあんまないですよね♪

  
あたりにはホシハジロ(左)なんかも混じってました。逆光ショットやなぁ。
ミミカイツブリは真上からの見下ろしショット(右)まで撮れちゃったりします♪

  
その後もずっと愛想よく泳ぎ回って(左)くれていたので、満足して移動しようとすると
こちらはかなり遠かったですがハジロカイツブリ(右)も発見。おもろいな。

  
さて、その後やってきたのは毎年恒例のシギチ探しなエリア。
うろうろすると、真昼間からタシギがかなりの数歩き回っていてくれたりしましたが、
それ以外のシギチが本当にビックリするくらいなにもいないんです。ありゃ?

  
あとはユリカモメ(左)とケリ(右)がいただけで、本当にビックリするくらい
他のシギチは皆無。探してた珍品とは言わなくてもなんかいてもいいのになぁ…

  
しょうがないので大きく移動して別の場所でもシギチ探ししましたが、
ハクセキレイ(左)が闊歩してたり、意外な場所でカンムリカイツブリ(右)が
いたりしたものの、こちらもびっくりするくらいシギチご不在。
毎年そこそこの種類が見れる場所なんですが、タイミングが悪かったのかしら…

  
ネットにひっかかってしまったかわいそうなタシギ(左)をみたりしていると
ようやくクサシギ(右)をみつけましたが、それ以外は本当に何一つおらず(^^;

  
あとは一面に並んでいる蓮の実(左)がお見事だったのと、
マイマイ類をくわえたハシボソガラス(右)が面白かったくらいで、かなり
うろうろしてもそれ以上の成果は全くなく、あっさりと日は傾いていったのでした。


しょうがないのでお久しぶりの岐阜タンメンを食べて、今日はこれを食べに来たんだ
と自分に言い聞かせながら帰路に就くこととしたのでした(+"+)

というわけで、なんとも不思議な大迷走な1日でした。
なんといっても発作的シュゼンジフユシャクへの突撃がバカでしたねぇ、
空振りじゃなかっただけマシとはいえ、ポイントやらタイミングやらを失敗して
あんだけ長時間アチコチうろうろ探し回ったというのに
たくさんいたはずのものを見逃してしまったんですから残念無念。
まぁ発生時期真ん中に行けただけで成果ではあるかな。
ついでにうっかりヒットしないかなと思ってたハリネズミもいなかったし(笑
その後の東海鳥見旅も、最初のメジロガモ&ミミカイツブリは
ステッキカツカツおじさんの妨害はあったとはいえ、まずまずじっくり楽しめたものの
その後のシギチの当たらなさったらなかなか記録的なもんだったし
やはり発作だけでテキトーに動くとこういう展開もあるということだよなとしみじみ思ってみたり。
もうちょっと計画的に、は今さらできないでしょうから諦めて突き進みましょう(笑


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