発作のついでに~無策の大敗~ 24.9/8
この日は実にテキトーな感じの挑戦と相成りました。
というのも、前夜までどうしようか悩んでいた
知り合いのイベントに顔出すことにして急遽福島入りという
訳の分からん動きをしていたもので(笑
とりあえず面白そうな海岸沿いを何箇所か歩いてみることに
したのですが、これがまったく季節感がボケていて
期待したような野菊系なんて咲いているわけもなく四苦八苦(^^;
でもいくつかささやかな出会いもちゃんとあって、
さらに植栽場所ながら前から気になっていた花にもお会いできて
最後は距離感を勘違いしてムダに延々と歩いたりもしたけど
発作のわりには少しは楽しめた展開となったのでした(^^)♪
<1>福島県各所 |
というわけで、とりあえず面白そうな雰囲気だというだけで
立ち寄った砂浜では、カモノハシ(左)に続いてハマニガナ(右)が多数。
ちょっと予想外のヤマトマダラバッタ(左)にも逢えました。
あと、なぜかシオカラトンボ(右)が何度もご登場。なんでこんな砂浜におんの。
あたりにはナミノコガイ?って感じの貝殻(左)も多数、
スナガニ(右)もいたりしたんですが、さらに探索していこうとしたら
水着の外国人御一行が到来されて、カメラぶらさげて探索していると
トラブルになりそうな感じなのですごすごと撤退…
あたりを歩いていくと、センニンソウ(左)がかなり咲いている場所がありました。
クズの花(右)も可愛かったのでたまにはとパチリ。
と、近くの葉裏からなんかが覗き込んでるなぁと思ったら、
何気にお久しぶりのアサマイチモンジだったりも。産卵中だったのかしら。
さて、少し離れた岩礁地帯に到着すると、様々な海藻類(左)が
打ち上げられていたので、いくつかかじってみたりとか(笑
んで、そこで期待していたハマギク(右)は…ありゃ花どころか花芽もない。
よくよく考えるとまだ9月アタマですもんね、そりゃそうだ。なんか季節感ズレてたなぁ(^_^;
などと思っていると、えらいこと近距離にキアシシギがご登場。
Powershotのノートリなんですがダイジョブですかこの距離感(笑
さらにじっくり探してみますが、ハマギク(左)はやっぱりこんな感じ。
あとは穂が出たばかりな感じのハチジョウススキ(右)を見て
山の方に向かおうとしたのですが、狙いのエリアは思っていたよりも
かなり距離があることが発覚して早々に断念。これは下調べが足りんかった、
と嘆きつつ、とりあえずは今回の本命の場所へのんびりと移動…
やってきたるはとあるローカル線の駅なんですが、
ワクワクしながら周辺を探すと、駅舎すぐに怪しい物体(左)を発見。
おっしゃあった!植栽ですが、ハッタチアアザミ(右)です!
前回海岸の近くで見たのはイマイチ確証が持てなかったんですよねぇ…
ということでしばらくじっくりと撮影してみたり。咲き始めのちょうどいい時期ですやん。
花が蜜で見ごたえあって、なんともええ風情ですし♪
よくよく見ると、葉形からして、鋸葉のすごくはっきりした株(左)と、
丸っこい株(右)があることを発見。けっこう変異も多いってことか、ややこしいなぁ。
花のアップもじっくり撮ってみたり。やっぱり前回の挑戦で
最後に少し離れた場所で撮った株が似た雰囲気なんだけどなぁ…
と思いつつ、とりあえずそのまま自生エリアまで歩いて行ってみることに。
思ったよりも遠くてヘロヘロになりながら進んでいくと、
海岸沿いではクコ(左)やら、ハマヒルガオ&ハマエンドウ(右)を発見。
すっかり枯れ穂になったハマナデシコ(左)もありましたが、
よくみると根元に少しだけ花(右)が咲いていたのは不思議な雰囲気。
さらに進んでいくと、遠かったですがウミネコの群れ(左)がいたり、
草むらの中にひっそりとハチジョウナ(右)が咲いていたりします。
ヒロハクサフジ(左)もけっこうゴチャッと咲いている場所がありましたし
ラセイタソウ(右)なんかもりあましたが、やっぱりアザミ類は皆無。むむ。
ハマボッスの枯れ穂(左)が並ぶあたりでは、ハマギク(右)もありましたが
ここでもやっぱり花芽も出ているわけない感じで。まぁそうだわな。
ハマゼリはまだ花(左)が結構残っていたりもしましたが、
色づき始めた感じの実(右)がなんともイイ雰囲気だったりしました。
さらにヒヨドリジョウゴも、花(左)と実(右)を同時に見れたりしましたが、
前回少し怪しい感じのアザミを見た場所は荒れてしまっていてアザミ類皆無。
ハッタチアザミはほとんど自生株残っていないんじゃなかろうか…
あとは花の終わったキリンソウ(左)やら、ハマナデシコの枯れ穂(右)やらを
見てからさらに延々と海岸沿いを移動しましたが、途中は海岸にすら出連絡なって
成果なく、隣駅まで約1時間、半べそかきながらの修行となったのでした(^^;
というわけで、予定調和な中途半端さでした。
まぁ完全に発作でしたかし、9月アタマだというのに完全に狙うものの
季節感をミスりまくった挑戦だったから、ささやかながら成果があっただけ嬉しいかな。
とりあえず前回ちょっと中途半端な感じになってたハッタチアザミが、
植栽モノとはいえ、間違いないものに会えたのは嬉しい限り。
やはり前回、記載地付近の海岸沿いで見た株は特徴的に微妙な気がして
そうなると今はどのくらい自生株があるのだろうか
というのはちょっと正直気になるところではありますね。
まぁ、今回は海浜植物系の面白いあたりは時期尚早過ぎましたし
そのあたりのリベンジマッチに合わせて、来シーズンにでもいい時期で
ハッタチアザミの新たな自生地を探す旅を企みたいと思います(^^)♪