四月大バカな日〜Re:遭難未遂〜 23.4/1
  
<4>三重県某所 続き

  
さて、さらに探索範囲を広げていくと、ヒロハノアマナ(左)がひょっこりご登場。
マルミノウルシ(右)はそこここに群落が見つかります。

  
せっかくなので満開の花(左)をアップ気味で撮ったりしていると、
面白い色合いの芽生え(右)も発見。赤から緑に移行する真ん中かな。

  
花のドアップ(左)を撮ると、赤く小さな実がすっごく可愛いですね。
あたりには小さなスズシロソウ(右)もいくつかありました。

  
さらに探していくと、マルミノウルシの結構な規模の群落(左)があちこちに。
芽生え(右)もいくつかありましたが、赤味はちょっと薄目ですね。

  
ヒロハノアマナ(左)はパラパラと出てくるのですが、数は少なめな感じ。
さらに下っていくと、ひょっこりとフクジュソウ(右)もご登場されます。

  
マルミノウルシ(左)はほんとうに無数といいたくなるくらい次々とご登場。
オニシバリ(右)も、立派な株が結構あちこちにありました。

  
さらに下っていくと、斜面に大量のフクジュソウがあるエリアを発見。
ほとんど終わってると思ってたのに、こんなにたっぷり咲いてくれているのは予想外ですね♪

  
ひょっこりと目の前にヒガラ(左)が出てきたりもしました。警戒心薄いけど動き早すぎて…
地味系の蛾(右)が樹皮に隠れているのも見つけましたが、これはどの種類だろ?

  
その後もしばらくフクジュソウをじっくりと撮影しながら楽しんだのですが、
このあたりでようやく1つの重大な事実に気づきました。
『どこに戻ったらいいかさっぱりわからん』
かなりの距離も下ってきてしまったので、いまさら全部登り直せないし、
谷をずっと下ってきたから方角の時点でいまいちピンと来ない。
とりあえず元の道に戻ろうと思ったら、少なくとも斜面を登り切って尾根筋に行く必要は
ありそうだけど、めちゃくちゃな急傾斜やなぁ、と思いながら、
とりあえず分かりやすそうな方角に登ってみよう、ということでガレ場をガシガシ登ったら、
足元の岩が崩れて5mくらい滑落するという大惨事まで発動(^^;

  
思いっきり腕を擦りむいて傷まみれになったのでしばらく休憩していると、ふわりと
目の前にスギタニルリシジミが飛来して慰めてくれたりもしたのでした。

  
改めて気合を入れて登っていくと、ガレ場にはセントウソウ(左)があったり、
ヒトリシズカ(右)の小群落があったりもします。

  
結構意外だったのは、このあたりでも大量に見つかったマルミノウルシ(左)。
すっかり実になってたので、実のアップ(右)も撮ってみましたが、
結構低い場所にもあるものなんですねぇ……
んで、この後は必死に斜面を登り続けて、なんとか尾根筋に上がったものの
登山道がなくてしばらくメチャクチャ焦ったんですが、ヤマカンで進んでいったら
なんとか登山道に帰りつけて、しばらく大の字にひっくり返ってしまったりとか(笑
うん、行方不明者約1名にならなくてよかったわぁ(^^;

  
ヘロヘロになりながら歩いていくと、咲き始めのニリンソウ(左)や
ジロボウエンゴサク(右)なんかも見つかったりしました。

  
あとはヒトリシズカ(左)や、マルバコンロンソウ(右)なんかもありましたが、そこからからは
樹林帯に入ってしまったのであまり面白い成果もなくトボトボと歩き続けることに(^^;

  
山麓まで降りてくると、大満開のコンロンソウ(左)や、イマイチ種類のよくわからない
不思議な雰囲気のスミレ類(右)があったりしましたが、
ようやく車にたどり着いた頃には本当に疲労困憊でヘロッヘロ…
それでもなんとか気合いを入れてお次の目的地方向へ急いだのでした♪

というわけで、なんともいえん展開の1日でした。
いや、途中のガチ遭難未遂はけっこう焦りまくりましたねぇ(^^;
谷筋を降りてるんで、登ればどこかに辿り着くという計算はありはしましたが
いまさら戻れんし登れんぞ、というところまで降りてから
失態に気付くあたりがなんとも言えず私らしいっちゃぁ私らしい(笑
特に思いっきり滑落した時は、割と崖っぷちまで距離がない感じだったので
あの場所で止まらなかったらと思うとヒヤッとしたりもしましたし
マジで死にそうになりながらガラガラと崩れ続ける急斜面を登り切って
尾根筋に登山道がなかった時のガチな焦燥感も、なんつうかいい思い出、かな??
そんだけ四苦八苦しても本命の真っ赤なマルミノウルシが見れなかったのは
ちょっと微妙でしたが、面白い出逢いはたくさんあったから結果オーライですかね♪♪
ちなみにこの後はちょいと移動して、とあるイベントに参加したんですが
遭難未遂の疲労困憊から本気でふらつくくらい眠くなってしまって
すっごく中途半端なところで中途退出したあげくに
そのまま途中の道端でうっかり爆睡して朝を迎えるというオチになったのでした(^^;


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