自粛式GW・againC〜霧と嵐の徒労〜 21.5/2
この日は再・自粛式GWの第4日目。
天気予報的にはあまり良くなかったのですが、こんな時でも
のんびり歩く分にはまぁそんな問題ないだろう、
ということでお久しぶりの山の上に挑戦をしてみることにすると
まさかの雨どころか大暴風雨という超展開(笑
おまけにすんごい濃霧もセットで存在していらっしゃって、
ムリヤリ歩き回ったもののさすがにどうにもうにもならな過ぎて…
早めにギブアップして降りると最後に面白いオマケはあったけど
あまりにダメージが強すぎて、早々の撤退となったのでした(^^;
<1>滋賀県某所 |
さて、けっこうしっかり雨の降る中、まずは山麓あたりから
歩きはじめると、ミゾホオズキ(左)やらテンナンショウ類(右)を発見。
テンナンショウ類の方はよくわからなかったけど、オオマムシグサかな?
みちばたにはあちこちにヤマガラシが咲いていて実にいい雰囲気。
ここだとイブキガラシという言い方の方がいいですかね。可愛いな♪
なんだか不思議な濡れ細り方をしているハコベ類(左)もありました。
ツボスミレ(右)もパラパラと見つかったりします。
んで、期待していたタンポポ類もすぐにみつかりましたが、
スリムだし山麓近くだし、これはセイタカタンポポになるのかな。
さらにクルマムグラ左)やらヤマネコノメ(右)やらを見ながら登っていきますが
途中でミルクがごとき濃厚な霧が出てきて実に不穏な雰囲気に…
んで、山頂付近はこんなんです。いや、霧は正直覚悟していたんですよ。
ほとほとまいったのがすんげぇ豪雨な上になかなかの強風という合わせ技のオマケ。
わかりやすく『横殴りの嵐』ってヤツですね。まじ勘弁して(+_+)
半ばというか完全に意地になって歩きはじめると、ヤマエンゴサク(左)やら
セントウソウ(右)やらが見つかりますが、カメラ出した瞬間にずぶ濡れになるのでツライ…
おおっと思ったのは、結構大満開に咲いていたアカヒダボタン。
予想以上に咲き並んでいてくれてなんとも嬉しい感じです♪、
アマナ(左)も結構ゴチャッと咲いていたんですが、雨中じゃこんな感じで…
ヤマシャクヤク(右)も可愛い集落がありましたが、花はまだまだ先かな。
さて、傘をさしてるのにずぶ濡れになりつつ歩いていくと、イブキハタザオ(左)やら
ヤマエンゴサク(右)やらは見つかりますが、それ以上の成果がなかなかなくて…
ベッショベッショになりつつ歩いていくと、道端にようやく怪しい物体を発見。
おっとこれは、期待していたコウグイスカズラじゃないですか!
嵐の中四苦八苦しながら撮影しますが、まだ花芽ばかりで」ちと残念。
しかしこれを四苦八苦するんじゃ、マジでどうにもこうにもならんのちゃうか(^^;
足元にえらく大柄なマイマイ類(左)が転がっていたりもしました。
あとはエンレイソウ(右)があったくらいで、あんま成果なし。
っていうか、たぶん実際はいろいろ咲いてたんだろうけど
雨風霧の三重奏で見つけきらなかったんだろうなぁ、と思ってみたり(^^;
そこそこ目についたのはイブキハタザオ。ちょうど咲き始めで可愛かったから
これだけでも良い成果といえば良い成果なんだけど、なんだかなぁ…
少し場所を変えて探し回ると、ようやくタンポポ類があったんですがセイヨウタンポポ(左)で残念。
あとはタチツボスミレ(右)があるくらいで成果は薄い感じのままで…
あたりにはショウジョウバカマ(左)も咲き残っていらっしゃいました。
意外なあたりでずらりと咲いているヒトリシズカ(右)もあったりします。
さらに粘ってヤマエンゴサク(左)やら、大きく伸びた感じのフキ(右)やらを
撮ったりしましたが、さらに雨風強まり続けてホンキでどうにもならん。こりゃダメだ(T_T)
泣きぬれて撤退を始めると、大満開のイブキガラシ(左)やら
ヤマツツジ(右)やらに逢えはしましたが、
ついでだから、と久々のポイントをのぞきにいくと、
ウツギ(左)やらイブキシモツケ(右)やらが可愛らしく咲いていらっしゃいました。
んで、めちゃくちゃびっくらこいたのはこちら。
ちょうど今を盛りと大満開状態だったのは……え、これなに(@_@)???
しばらく悩んでしまいましたが、これはいわゆるコワニグチソウなんですね。
ワニグチソウ×ヒメイズイの雑種と言われる大珍品。ここで逢えるとは♪
滅多にない出逢いなので、いい感じの株(左)をさらにバシバシ撮ったあげくに
花のドアップ(右)も撮影してみたり。こいつはメチャクチャ嬉しいねぇ♪
あとはホタルカズラ(左)やら、大満開のイワツクバネウツギ(右)やらもありましたが
再び雨足が強くなってきたので諦めて早めの時間から翌日の目的地へ移動していくと
途中でメチャクチャきれいに晴れて腹が立つというオチつきでした(笑
てなわけで、わかりやすく徒労な1日でした(^^;
天気が悪いのはわかってはいたんですが、そんな時だからこそ
歩けば何かしら当たりそうな濃いエリアを歩きゃいいんっじゃないか的な
実に安易で、なおかつちょっとばかり保守的な思考でしたが
あそこまで分かりやすく嵐だとは全く想像もしていなかった(^^;
期待していたような花はほとんど見つからなかったようなわけですが、
山頂付近はどうにも季節感的にはまだ早春風味でもあったから
もしかしてここらは季節の進展が遅くて、狙ってた辺りはまだだったりするのか
それとも単純に雨風つら過ぎてよう見つけれなかっただけなのか
さーてどっちかなぁという感じ。まぁ、どっちにせよなんかやっぱ微妙だったなぁ…
でも、最後にコワニグチソウというビックサプライズがあったので
まぁそれだけでも挑戦した甲斐は若干だけでもあったかなということで。
ちなみに、この日はこのあと延々と移動して翌日の目的地へ向かったんですが
その途中でお久しぶりの水田地帯の近くを通ったんでちょこっと立ち寄ろうかとも思ったけど
かなりヘロヘロ状態だったんで悩んだあげくヤメたんです。
これが翌日のわかりやすいフラグになるとは露知らなかったのでした(^^;