どないもならん日〜嵐に祟られて〜  21.4/18

この日はタイトルどおり、ホンマにどうもこうもならん1日でした。
前々から気になっていた某花の情報をいただいたので
それを見に行くのを皮切りにしていくつか巡ろう、という計画でしたが
最初の本命は思いっきり旬が過ぎていらっしゃって
ガックリしていたあたりから、嵐のような大荒天が御来訪。
こりゃ林道歩きとかやりようがない、ということで大きく方針転換し
思い切って全然別の場所に挑戦してみるも
これまた完全予想外の理由で挑戦すらできなくなっちゃって
早々に敗走する、というツラい展開の1にちとなったのでした(^^;

<1>京都府各所

  
てなわけで、最初にやってきた場所では、いきなり結構な雨を
食らってビックラこいたんですが、割とすぐにやんだのでのんびり歩くと
オオタチツボスミレ(左)やらシャク(右)やらがひょっこりご登場。

  
ちょっと驚いたのは、小さな崖面にずらっと並んでいたハルユキノシタ。
そういえばものすごくお久しぶりに会う気がするけど、こんなあたりにもあるんだネ。

  
ミヤマキケマン(左)なんかを見ながらさらに歩いていくと、
少し離れたあたりでもハルユキノシタ(右)を発見。結構多いな。

  
あたりには可愛らしいクワ(左)なんかも咲いていましたし、
ケヤキ(右)も大満開だったり、あれこれ面白い発見が続きます。

  
いきなりバサッと晴れたタイミングで、なんかひょっこりとニホンザルもご登場。
車の中から慌てて撮ったからなんか構図とかムチャクチャですが(笑

  
斜面を歩くと、キブシ(左)がまだ咲き残ってらっしゃいました。太短いからエノシマキブシ?
ゴマナ(右)もありましたが、こちらはまだ花芽状態。

  
トリカブト類(左)も結構ありました。ここだと何って種類だ?
トキワイカリソウ(右)もパラパラと咲き残りが見つかります。

  
と、そこらで足元に怪しい物体を発見。おお、狙いのオオユリワサビじゃないですか!
首尾よく出会えたことに感動しましたが、花は皆無。ありゃ遅かったか…

  
あたりには大満開のシャクの群落(左)なんかもありました。
金網の上でしたが、色鮮やかなタイトゴメ(右)なんかも見つかります。

  
んで、探し回ると、オオユリワサビはけっこうあちこちにあることが
わかりましたが、花は微妙な痕跡があるばかり。むむむ。

  
意外なあたりでサワハコベ(左)なんかも小群落がありました。
イチリンソウ(右)もあったけど、雨で濡れ細ってうなだれたまんま。

  
ちょっと面白い当たりでは、オオルリソウも数株だけありました。
まだ咲き始めで先端の花だけが日ありてる感じでしたが、これはこれでおもろい。

  
マルバコンロンソウ(左)もありました。さて、そのあたりであらためて
オオユリワサビを探すと、微妙な花の痕跡(右)を発見。

  
それならきっとどこかに咲き残ってるのがあるハズ、と探しまくると
ようやく少しだけ花の残っている株を発見。うむ、雰囲気は伝わるかな。

  
さらにしつこく粘ってもう少しだけ花の残った株を見つけましたが
jこれが限界な感じ。思っていた以上に早春の花だったってことなんですね。

  
あたりにはキランソウにしちゃすごい違和感のある花を発見。
ジュウニキランソウ系?とおもったけど、それとも違いそうな気が。
茎が長くて節々に花をつける感じなんだけど、こいつはなにもんかなぁ?

  
面白い色合いのアケビ(左)も発見。さらに少し離れた場所でもオオユリワサビ(右)を
見つけましたが、この直後にスンゴイ大雨が到来したので、探索を断念。
本来はこの後は少し離れた山で虫方面の挑戦をする予定にしていたんですが
この様子だと到底そっち系の挑戦はできそうにないし困ったなぁ、と
しばし悩んだ後で、そういえば早春に挑戦し損ねていた某山に行ってみよう、
ということで大移動してみることにしたんですが、
山麓まで来てみたら、『雪が降ったためドライブウェイ通行止め』との表示が!
ええ、ここまできて挑戦すらさせてくれないんかい(+_+)

  
しょうがないので山麓を歩いてみると、なんか面白げなタンポポ類を発見。
えらいことひょろ長いし、これはセイタカタンポポでいいのかな?

  
あとは、なんか独特な感じの実(左)やらテンナンショウ類(右)やらにも
逢えましたが、ここで再びトんでもない大豪雨来襲。こりゃもうどうもこうもならん(T_T)

  
少し待ちましたが天候が回付する雰囲気はなく、さらにかなり寒くなってきたので
これはもうどうしようもない、ってことでこの日は早々に引き上げて帰着して、
たのしくいこっかのMark氏からお譲りいただいたカバシタムクゲエダシャク幼虫の撮影に♪
いやいや、むちゃくちゃ独特で魅惑的な体色ですやん♪♪

  
終齢に近い幼虫もバシバシと撮影。しかし本当に魅惑的な色合い。
こんなハデなんが長年見つからなかったってのは、なんとも不思議なもんですなぁ。

てなわけで、ホンマにどうもならん1日でした(^^;
天気予報がイマイチなのは理解はしていたんですが、ここまでクソ嵐になるとは…
そこからまさかの『ドライブウェイ通行止め』はもうお手上げ状態だし、
さらにわかりやすくすっごく寒くなりましたから、どもならん感じ。
私は少々天気悪くても走り回るタチではあるんですが、
さすがに早々にギブアップしましたから、まぁこんな日もあるよねってことで。
それでもオオユリワサビは花が終わりかけとはいえきっちり逢えたのは嬉しい限り。
この花、大昔のレッドデータブックでは絶滅種だったんですよね。
再発見されたのは知ってたんですが、それが実はそこそこ広範囲にあるって知って
探しに来たという次第で、レッドデータおたくだった身としてはなんか妙に嬉しかったり♪
ちなみに、オオユリワサビについては、実はこの後すごく不思議な展開が
一幕待っていたことが後で分かったりもするんですが(乞うご期待)、
いろいろ見なおしてたら、2年まえに石川県で「なんかえらくでかいユリワサビだな」
と思って撮ってたのがオオユリワサビだと判明するというビックリも(^^;
まぁ、そういうこともありますよね、ドンマイ自分(笑


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