壮絶な越年旅A〜怒涛過ぎるオチ〜  20.12/29

この日は壮絶かつ怒涛の年末年始旅第3日目。
そして、決定的な悲劇が到来した、ある意味記念日でもありました。
そのあたりは本編で確認いただくとして…
とりあえず、前日の所在地と、旅の最終目的地があまりに遠過ぎるので
中継地点としてどこかに立ち寄る必要があったのですが
それならば、この時期だからやっぱりここにも行っとかなきゃということで
いつものエリアに足を延ばしてみることに。
ちょうど翌日から大寒波が来るということで、確実に大雪降るし、
そうなるとここらへんには足を延ばせなくなるんで、ここで行っとかなきゃ
というイージーなプランだったものの、これがハデな空振り。
な〜んか冴えない展開やなぁと思ってたのが
その後のトンでもない怒涛な展開の前振りだったのでした(^^;

<1>島根県各所

  
さて、かなり冷えたからか、あちこちに雲海(左)が立ち上る中をいつもの
水田地帯に急ぐと、あちこちでガンの群れ(右)が飛び交っていたりします。

  
さっそくマガン(左)をじっくり見ていきますが、これがびっくりするくらい混じりものなし。
この字沖のお約束、ブロッコリーの花畑(右)なんかは見つかりましたけど。

  
探索範囲を広げると、コハクチョウが飛び交っているのも発見。
ちなみに、右のショットの中央の個体、あとでよくみるとアメリカコハクチョウでした。
現場で気付いていたら追っかけてたのに残念だなぁ…

  
その後もうろうろ動き回ってみると、ハクセキレイ(左)が車窓すぐ側にご登場。
マガン(右)はあちこちにいるものの、他の種類は全然見つからぬ〜

  
さらにタゲリ(左)があちこちにいたり、コハクチョウ(右)が
ちょこちょこ登場してくれたりしますが、他の鳥影は極小。むむむ。

  
少し距離がありましたが、田んぼの中にタシギが隠れている場所もありました。
でもその周辺も草地が少なくなったからか小鳥とかも意外に少ない感じ。

  
カワラヒワの群れ(左)がのんびりしているところも発見。
電線に雀が大量に集まっているので、これはニュウナイか、と期待したら
普通のスズメの大群(右)で逆にビックリという一幕もありました。数百羽いたぞ。

  
ちょっと面白かったのは、湖岸の結構近い場所に、ハジロカイツブリの大群がいたこと。
30羽近い群れが次々潜っては出てくるのは見ていて愉快でした。
この場所では時々見ますが、他の場所ではこんな群れは見ないのなぜなんだろう?

  
さらにビックリは続きました。ひょっこりと芦原をのぞくと、そこに
怪しい物体が。ありゃ、こいつはヘラサギじゃないですか!

  
嬉しいことに色鮮やかな成鳥の方が結構近くにきてくれて、
しばらくいろんなポーズを見せてくれたりも。意外に芸達者やね。

  
すっごくゴチャゴチャした裏側でしたがノスリ(左)も発見。
マガン(右)は時折にぎやかに飛び交ってくれたりしますが、

  
少し暖かくなってくると、アカミミガメ(左)がひなたぼっこしていたりもしました。
あたりではカルガモ(右)が同様にのんびり佇んでいらっしゃいました。

  
コハクチョウの群れもいましたが、やっぱり他の種類は混じっておらず。
あとあとから考えるとどこかにアメコは混じってたはずなんだよなぁ…

  
アトリの群れ(左)もご登場。すぐに飛んじゃったんだけど。
ふと気づくと、遠くに雪化粧の大山(右)がなんともお見事でした。

  
さらにうろうろするとタゲリ(左)もあちこちで発見。芦原ではカイツブリ(右)が
佇んでいたんですが、一時期は多かったというサンカノゴイは全然登場せず。

  
その後もコハクチョウ(左)なんかを見つつ探索を続けると、
川の中州に大量のヒシクイ(右)がいるのを発見。ここになんか混じってるかな?

  
などと思いつつさらにうろうろしていたんですが。ふと気づくと
そのヒシクイの群れがいつの間にか田んぼに上がってきていてくれてビックリ。

  
オオヒシクイは混じってなくてヒシ杭ばかりかな、と思いつつ、微妙な雰囲気が多いのが
この地域の特徴だそうですが、ここに混じっているという噂のハクガンは見つからず(+_+)

  
なんか頭部が濃くて首が短い感じの独特の個体(左)もいましたが、
しばらく見ていると、一斉に飛び立って(右)しまって、それっきり。う〜んハンパだぞ。

  
さすがに気分的にくたびれたあたりでふと遠くを見ると、なんか不思議な
大群が黒々と模様を描きながら飛んでいくのが見えました。なんだっただろ?

んで、この後はしばらくゆっくり休憩した後で、さてここから南方に向かおう、
ということで延々と下関付近まで走ってきたところで、悲劇はいきなり到来しました。

  
大雨の高速道路、なんてことないゆるやかなカーブで、いきなりのスリップ。
え、なに?やばいんちゃう?とアラームが頭の中を点滅しましたが
あっという間でパニックになる暇もなく愛車はガードレールに呑み込まれて…

そう、これまたわけのわからん突然の大事故だったんです。
事故直後に撮ったこの2枚、雨粒が舞っていて、悲壮感がスゴイでしょ(笑

さすがにしばらく呆然としてしまったのですが、幸運なことに、
@前後に他の車がぜんぜんなかったので巻き込まなかった
Aちょうど路肩が広くなっている場所につっこんで止まったので
後続車に影響もなく、追加事故の恐れもなかった
** *
んで、なんといっても
Bきれいに真っ正面からつっこんだのでケガ等全くなかった
ということで、しばらく呆然とするだけで済んだのは、きっと
神様の大いなる御加護かなんかがあったということなのでしょう(笑

  
その後は警察と道路公団の方も到着されて諸々の処理を行い、
なんとか手配できたレッカー車で最寄りの地点まで引っ張っていっていただき、
こちらも急遽探したビジネスホテルに飛び込んで、一息つきつつヤケ酒をしこたま流し込む
という感じで、怒涛の1日はつつがなく流れていったのでしたとさ(+_+)

というわけで、怒涛過ぎる展開の1日でございました。
めちゃくちゃ煮え切らん感じの成果薄な展開の1日からの、怒涛の結末(笑
とりあえず神様、こういうドッキリはマジ要らんのよ(^.^;
とりあえず長年連れ添った我が愛車は33万5千キロあたりで旅だったわけですが
実はこの3日前、2月末の車検に向けて次の車の注文をしたところだった
というのがなんともいえぬ不思議な感じ。もしかして拗ねた?
それでも、あの事故でほぼ無傷というのはあとから考えると本当に相当のミラクル。
なんせ運転席から前はほとんど原型を留めていないわけで
そこから後ろだけほぼ無傷って、幸運すぎるにもほどがあるレベルでしょ、ホンキで。
愛車が最後の最後まで身を挺して守ってくれた、ということかな…
とはいえ、事故当時は前日の疲れも回復していて、もちろん居眠りなんかしてないし
そもそもあんまりスピードも出していない状態で、ふいにス〜ッと車が回った感じだったのが
なんとも微妙に納得いかないところ。本当に一気に操作が効かなくなったから
絶対バーストだと思ってたのにタイヤは無傷なんですよね。
まぁタイヤがけっこうすり減っていて、そろそろ変えなきゃ状態だったみたいだから
それと大雨がきれいに組み合わさった結果、ということかしら…
いやはやとりあえず生きててホンマよかった(@_@)
さて、普通に考えればここで旅路は強制終了となるわけですが、ここからどんな
ストーリーが続くのか、ってあたりも、これまた乞うご期待、かな(+_+)?


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