徹底的夜巡り〜些細なオマケと〜  20.11/29

この日は前々から計画していた大挑戦と相成りました。
初冬の山地性フユシャク類への挑戦、ということで、
面白そうな情報を頂戴したエリアを徹底探索してみるプランだったんですが
ついつい熱中して何箇所もじっくり巡ったあげく
血迷って大移動しての再挑戦まで繰り出して、結局完全徹夜に(笑
おかげで期待通りの面白い成果もありましたが
徹夜明けはカンペキに力尽きて、昼頃まで完全沈没(+_+)
移動もあってお次の挑戦は夕刻近くになった上に
予想以上に鳥影薄く、オマケの方はあまりにも微妙になって
なんとも不思議な組み合わせの挑戦になってしまったのでした(^^;

<1>山梨県某所
  

  
というわけで、まずやってきた場所ではナミスジフユナミシャク(左)やら
ナカオビアキナミシャク(右)やらがお出迎えしてくれます。

  
可愛いクシヒゲシャチホコも出てきてくれたので
こちらもバシバシ撮影。やっぱり派手な触角がステキですよね〜

  
シロオビフユシャクも1匹だけでしたがご登場されました。
ユキムカエいないかなぁと思ってたんですが、そちらはご不在でした。

  
ナミスジフユナミシャク(左)は次々とご登場されました。
ちょっと意外だったのは、セアカフキバッタ(右)の生き残りがいたこと。

  
クシヒゲシャチホコはえらくバタバタと動き回っている個体がいたので
しばらくじっくりといろんなポーズを撮影してみたりもしました。

  
カバエダシャク(左)は、死骸が1匹落ちていただけでした。
ナミスジフユナミシャク(右)は帯色の濃い個体もご登場。

  
しばらく悩んだのがこちら。帰ってからフユシャク図鑑見ながら
どれにも見えんぞと思ってたら、これってアキナミシャクなんですね。
この時期にこんなピッカピカの個体がいたりするんだ…

  
少し場所を変えると、クシヒゲシャチホコ(左)に続いて
イチモンジフユナミシャク(右)も登場。でも本命はなかなか見つかりません。
やっぱりそうそう簡単にはいかんかなぁ。

  
と思っていたんですが、お次に立ち寄った林の中で、
あっけなく出逢いは訪れました。今回の一番の狙いだったナカジマフユエダシャク。
感激しましたが、この場所は風が強くて揺れちゃってうまく撮れぬ〜

  
しつこく探し回ると、もう1匹ナカジマフユエダシャクが見つかりましたが
もうちょっと撮りやすい場所に、とつついたら飛び上がってしまってそれっきり。
まぁ出会えたからそれだけで十分やね。嬉しい限りで。

  
さらにそのあたりで探索範囲を広げると、シロオビフユシャク(左)やら
ナミスジフユナミシャク(右)やらがこの場所でもご登場。

  
さらにイチモンジフユナミシャク(左)も佇んでいたり、
クシヒゲシャチホコ(右)なんかもこっそりと隠れていたりします。

  
あとはハサミムシ類(左)やら、地面に落ちているクシヒゲシャチホコ(右)やらを
見たあたりで、既にAM3時を大きく過ぎていたんですが、
こうなったらもういっちょ、ということでさらに大きく場所を変えてみることに。

  
しかし、転戦してきた場所では、ビックリするくらい虫影皆無で、
かな〜りしつこく探し回って、ようやく灯火に集まっている2匹(左)を発見。
そのうち1匹は今シーズン初のフタスジフユシャク(右)でした。

  
もう1匹はウスオビフユシャク(左)でしたが、すぐに飛んじゃって。
あとはさらにしつこく探し回って、自販機にシロオビフユシャク(右)を見つけただけ。
わざわざ長距離移動してきたのに、と思っていると夜が明け始めたので
さすがに眠気の限界でしばらく沈没することに…
結局午前中いっぱい寝てしまってフラフラしながらお次の場所へ移動(^^;

<2>愛知県某所
  

  
んで、移動に意外に時間がかかって夕刻近くにやってきたのは久々の水田地帯。
のんびりうろうろし始めると、アオサギ(左)やらダイサギ(右)やらがお出迎え。

  
水の残る田んぼをじっくりと見ていくと、タシギ(左)がパラパラと見つかって、
集結している場所(右)もありましたが、それ以外の鳥影が少ないぞ〜

  
頑張って探すと、かなり距離がありましたが、クサシギ(左)が見つかりましたが、
あとはケリ(右)が見つかるくらい。ありゃ、こりゃなかなか厳しいな…

  
でも、なんもいねぇなと諦めきったころに、ふいに1枚の田んぼに
タカブシギが5羽くらい集結しているのを発見。おお、お久しぶりやんケ。

  
警戒心薄くすごく近くでチョコチョコしてくれるので興奮しながら
バシバシと撮影しまくりました。やっぱこの場所ではこういう出会いがなきゃですな♪

  
エエ感じに闊歩しているところ(左)も撮れたのでもう1枚掲載。
あとははるか遠くを飛んでいくチュウヒ(右)がいたくらいで
イマイチ不完全燃焼状態のまま帰路に着くこととなったのでした(^^;

というわけで、不可思議な挑戦でしたが面白い1日でした。
メインのフユシャク挑戦は、熱中しすぎて完全徹夜までしてしまいましたが、
一応大本命のナカジマフユエダシャクは見れたものの
オマケで見つかるかな、って期待していたやつらはあんま見つからず
ちょいとばかり微妙な成果となったのがなんか残念な感じ。
特に大転戦後のポイントにほとんどなにもいなくて
粘りまくって3個体だったのは微妙に納得いかん感じでした。
フユシャクって、たくさんいる日と何もいない日の差が極端ですよね。
そういう意味では、フユシャク6種に、アキシャク2種見れましたってだけで、
一夜での成果としては満足すべきかな。
その後は、やはり寄る年波ということで、徹夜後は全然パワーが出ずに
再稼働が昼近くになったのは微妙に悔しいトコでしたし、
やってきた水田地帯でも妙に鳥影少なくて微妙な気分になりましたが
まぁ、なんやかんやと走り回れたから、結果オーライってことにしときましょう。
山のフユシャクは来シーズンもいろいろ挑戦するつもりなんで
次回以降はムチャな動き方にならないように事前にきちんとプラン組んで、
少し早めの時間に終幕&翌日もフル稼働、できるようにしなきゃですな(^^;


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