晩秋〆括り旅A〜予定調和と予想外〜 20.11/23

この日は、怒涛の晩秋〆括り旅2日目かつ最終日。
まずは深夜のトライアルから入って、前々から挑戦したかった渓谷を歩いたりしましたが
薄々感じていたとおり、狙いが微妙に絞れなくて本命は予定調和な大空振り。
それでもまさかの予想外のオマケもいくつかあって興奮したあげく
後半の挑戦でも本命ポイントでは探しあぐねていたものが
予想外の場所でウハウハ状態になるというこれまたビックリな展開に。
長年の課題がいくつかドカンと撃破できたのはホンマに面白い限りでした。
さらに最後にもう一箇所と調子に乗って挑戦した場所では、なんとか本命も成果があった上に
面白いオマケまでついてきたりして、全体に不思議な濃密感の〆となったのでした(^^)♪

<1>宮崎県各所

  
さて、まずは目星をつけていた山へのんびり向かうと
道中でヤマシギ(左)にひょっこり遭遇。割とすぐに飛ばれちゃったけど。
んで、期待していた自販機をのぞくとまずはカバナミシャク類(右)を発見。

  
この時期のお約束、カバエダシャク(左)もいました。
さらになんかデカい蛾(右)もご登場。なんじゃこりゃ。

  
と思うと、ヤツはひょっこりと地面に落ちました。あ、なんかと思ったら
こいつはアケビコノハか、と思ったものの、微妙に違和感があるような?

  
と、ばさっと翅をひろげてくれたんですが、ありゃ!ヒメアケビコノハじゃん!
完全にまさかの出逢いにビックリしましたが、実はこの場所は結構な高標高地。
やっぱりこの時期は高い山沿いに移動していくのかな?

  
あとはキリガ類(左)がいたり、フクラスズメ(右)がいたりしましたが
本命の某フユシャクは見つからず。それではということで、林の中を歩こうとしましたが
すごくタイミング悪く、かなりの雨が降ってきたんです。そりゃないぜ神様…

  
しょうがないので。足元でバタバタしているヒメアケビコノハ(左)やら、
キリガ類(右)やらを撮ったりしつつ待ちますが、雨脚はいっこうに収まる雰囲気がなく
一面に濃い霧まで出てきたのでギブアップ。せっかくここまで来たのになぁ(+_+)

  
さて、夜のうちに移動してきた渓谷沿いを早朝から歩いていくと、
ここでもノジギクがいくつもエエ雰囲気に出お迎え。

  
ヤマゼリでいいのかな?大柄なセリ類(左)もありました。
そういえばこのエリアの特産、モミジコウモリ(右)なんかも見つかります。

  
薄暗い林の中をあちこちじっくり見ながら歩いていくと、
マツバラン(左)やらリュウビンタイ(右)やら、南国っぽいシダ類も次々ご登場。

  
早くも咲いているサツマイナモリ(左)もありました。早春のイメージだったけど
このあたりだと一周回って冬から咲き始めるのかしら。
花芽をゴッチャリつけた株(右)もありましたが、これはこれで面白い感じ。

  
真っ赤な実をつけたハナミョウガ(左)もパラパラありましたし、
紫色の実をぶら下げたノササゲ(右)も発見。いろいろささやかな出会いは多い感じ。

  
ずらりと実を並べたホトトギス(左)もありました。咲いてたらミゴトだったんだろうなぁ。
そういえば結構お久しぶりに会うイワガネ(右)なんかもあります。

  
大満開のサザンカもありました。これはなかなか見ごたえがある。
ついつい逸出のイメージになっちゃいますが、こういう感じで渓谷沿いにあると
すごく風景にとけこんでいて、ああ自生なんだなと思いますな。

  
などと思いつつさらにグングン歩いていくと、道端になんかへんてこな物体を発見。
デカめの丸い実を一面にゴチャッとつけた樹。こりゃなにもんだ?

  
しばらく悩んでしましましたが、これってタニワタリノキなんですね。
ボンボリみたいなすごくかわいい花をつける種類ですが、そのまま実になるのか。
これは来年花のシーズンに見に来なきゃいかんなぁ…

  
こんなにごちゃっと実をつけている株(左)もありました。
これが満開だとムチャクチャ見ごたえありますよね。ぜひとも見たい〜!
さらに歩いていくと、まだまだ咲いているオカダイコン(右)も発見。

  
んで、その近くにはこれまた怪しい物体。白い花をぶら下げているこいつは
ありゃ、ちょいと予想外なマルバテイショウソウじゃないですか!

  
まだ咲き始めという雰囲気でしたが、ぜひ会いたかった種類なので興奮しながらバシバシ撮影。
ひょろ長くてまとまりがないからいい感じには撮りにくかったんですけどね。

  
さらに花茎1本だけの株がいくつかあったりしたので、ここからパラパラと
出てくるんだろうなぁと思ってテキトーに撮ったら、このあと延々と歩いても
二度と逢えなかったのは少々予想外。ジックリ撮っときゃよかった(+_+)


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