怒涛のSWA〜湿地徹底探索+α〜 20.9/20
  
<4>宮崎県各所 つづき

  
さらに登っていくと、道端の岩場にはケイビラン(左)がやたらと多数ご登場。
ちょっと高い位置でしたが、花の跡(右)も見れたりします。

  
沢沿いを歩いてみると、ようやく一花。
なんとか咲き始めのキバナノツキヌキホトトギスに遭遇。とりあえず一安堵。

  
少し離れたあたりにはいくつかまとめて花の咲いている株もありました。
あとはすごく高い場所に1株、合計3つ。やっぱかなりのフライングだったんだな。
とはいえきっちりリベンジは叶ったということでよかったよかった。

  
あたりにはすっかり実になったアワモリショウマ(左)も発見。
ダイモンジソウ(右)もありましたが、こちらは小さな花芽があっただけ。

  
沢沿いにはカンアオイ類もたくさんありました。
この辺りはなんて種類になるのか、調べてもよくわからんのよねぇ。

  
すんごく巨大なイグチ類(左)もありました。なぜか横に寝転がった株(右)も
ありましたが、なんかえらいイイカゲンなやつやなぁ。

  
などと思っていると、ふいに壁一面のキバナノツキヌキホトトギス(左)を発見。
じっくり見ていると、少しだけ花の咲いている株(右)もあるじゃないですか。

  
というわけで、角度を変えてじっくりと花のある株を撮影。遠いし暗いしで
撮影は難儀でしたが、まぁこれとさっきので一応大願成就でよかったかな。

  
チョイと驚いたのはすぐ近くをのんびりはっていたヒバカリ。
少し大きめの個体でしたが、そういえば結構久々にお会いするような。

  
さらに登っていくと、スズコウジュ(左)もぱらぱらと発見。
んで、ふいに道端に変な物体(右)を見つけたんです。なんじゃこいつ?

  
と思うと、すぐにキバナノホトトギスが次々とご登場。
こいつも久々の出逢いだったので嬉しき限りです。さっきのは若い実なのかな。

  
さらに探すとあたりには大満開状態のキバナノホトトギスが次々とご登場。
これも地域限定の超レア種ですから、興奮しながらバシバシ撮影しまくり♪

  
あたりにはヤマジオウの葉(左)もアチコチにありました。
あとはイワヒバ(右)もありましたが、意外にもこの辺りにはキバナノツキヌキホトトギスは皆無。

  
イワタバコ(左)も数花だけ残っていらっしゃいました。
満足して引き上げようとすると、低い位置についているセッコク(右)を発見。

  
と思うと、セッコク(左)が大量に着いている倒木もあったんです。
まわりにはすっかり剥がれ落ちて根が丸見えの株(右)も。お可哀そうに。

  
と思っていると、その倒木上になんか怪しいランを発見。
ありゃ、これってツリシュスランじゃないですか!
こんな低い場所で見れるなんてビックリ。このままいけば来シーズンには見下ろす位置で
花が見れそうですが、それまでに倒木は片づけられちゃいそうなのが残念…

  
さらに降りていくと、途中で怪しいシダ(左)を発見。裏側(右)から見ると筋が目立つし
 クラガリシダかと思ったけど、それにしたら少し幅が太いかな?

  
さらにシロオニタケ(左)やらキタマゴタケ(右)やら見ながら山麓に帰着。
この山はヤマビルの多さで知られているんですが、今日はまったく出会わなかったなぁと
一安堵しながら長靴を脱ぐと、両足に1つずつ大きなヤマビルが靴下に噛りついて、
なんとか潜り込もうとグリグリと力をいれていらっしゃいました。
突破されてなかったら無傷でしたが、やっぱ怖い場所だわここは(;+_+;)

  
んで、お次に大移動してやってきた場所では、
林の中にいくつもイモネヤガラの実を発見。これはこれでよい風情ですな。

  
アップショット(左)もきっちり撮っておきました。
あたりを探し回ると、池に浮かんでいるカイツブリの雛(右)もみつかりましたが
期待していたような環境がなかなか見つからず四苦八苦。

  
ちょっと気になる感じのランの枯れ穂もありましたが、これはなにもん?
その後も粘りましたが、一番期待していた某ランは全く見つけれず。後々考えると
探してたエリアがちょっとズレていたのかもしれないナァと思ったり…

  
その後はラストトライということで、ホウライチク(左)のやぶをひたすら何箇所も回りましたが
期待していた某巨大な甲虫は見つけれず、可愛らしいイグチ類(右)があったくらいで
あっけなく日は沈み、濃密な1日はイマイチしまらんオチとなったのでした(笑

というわけで、なんとも濃すぎる1日でした。
前半と後半のどちらも濃かったんですが、特に前半戦の湿地巡りが特濃過ぎ。
なんでこのエリアにこんなに大珍品ばかり揃ってるんだか、
とホンマに目を白黒させっぱなしでしたから。
なんといってもヒュウガホシクサとの出逢いが感涙ですよね。
レッドデータブックを初版から見ている身としては、あんなんが再発見されるんや、
というのが信じられんレベルでしたが、この目で見れましたから。
それも意外にたくさん増えてる感じでしたし。
特産のエダウチシロホシクサもすごかったし、それ以外にも大珍品多数、
さらになんで東海から飛んでここにあるんだ、ってのも大量で本当に面白い。
ヒュウガミズギクにも逢いたいし、季節を変えて何度も通わなきゃですね。
その後のキバナノツキヌキホトトギスは、やっぱりフライング気味ではあったけど
いい雰囲気に咲いてる株にも逢えてて、キバナホトトギスのオマケもあって大満足。
最後の最後の挑戦は、さすがに時間切れ感満開で成果はなかったけど
こちらもリベンジ必須なので、このエリア、来年も通いまくる感じ確定やんな。
んで、この翌日はじつは予備日にしてまして、
ここまでの行程で回ってきた場所のうち、回りきれない場所があるだろうから
そこをベースに動こうというぷラニングだったんですが、
一部空振り等々含みつつも予定の場所は2日で回れてしまったので
どこ行こうか考えているうちに、そういえば今日、地域限定のホトトギス類を2種見れたけど
そういえばあの種類は見たことなかったなぁ、とふと気付いたので、
完全にその衝動だけで大きく南下して全くプラン外の場所を回ることにしたのでした。
車中泊一人旅はこういう大変更が思いつきでできるのがサイコーですよね(笑


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