フル空振越年旅E〜悲しみの最終日〜  20.1/4

この日は、フル空振りな年末年始旅第6日、最終日です。
14時の船で沖縄本島に戻ってそのまま帰路、ということで時間限定戦。
それではとりあえず昨日見つけた面白そうな渓流を徹底的に
歩き続けてミラクルに期待しつつ、ついでにオマケが
期待できそうなところもいくつか攻めてみて、
という感じのわかりやすいプラニングをしてみたんですが
これがわかりやすく気合が空振り系の展開になっちまって
最後の方は右往左往している間に時間切れというしまらぬ展開…
おかげで最後は完全にヘバってしまって帰りのフェリーは爆睡
という、ものすごくキレイな〆括りとなったのでした(-_-;

<1>久米島各所

  
さて、朝一でやってきたのは実に面白い雰囲気の鍾乳洞。
こんな感じの場所を真っ暗な中ライト片手にひたすら歩き回りましたが、
結構じっくりと歩き回ってはみたものの、洞窟の中には全く何ひとつ見つからず。

  
考えたら夏の暑いときに避暑する場所なんだろうから、冬はなにもいないのかな、
などと思いつつ歩くと、洞窟の近くにセイタカスズムシソウがいくつか咲き並んでたりも。

  
諦めて移動しようとすると、道端にえらく色鮮やかなマメ系の花を発見。
えらく派手で帰化種かなとおもったけど、お名前はよくわからず。なんて種類かな?

  
ノアサガオ(左)もあちこちにいい感じに咲いていました。
場所を変えると、えらく豪勢な雰囲気のオオムラサキシキブ(右)なんかも発見。

  
移動しようとすると、ふいにリュウキュウベンケイがごちゃっと咲き並ぶ場所を発見。
宮古島に続いての遭遇ですが、結構いろんな場所に植えられていたりするもんなのね。

  
花のアップ(左)もバシバシと撮影。うむ、可愛い花じゃ。
その後は、いい雰囲気の旭日(右)を愛でてから、再び沢沿いを歩くことに。

  
さて、沢の中を歩いていくと、ケラマサワガニ(左)がご搭乗。
赤くて小さな個体(右)もいましたが、これはクメジマミナミサワガニかな?

  
ケラマサワガニ(左)は次々と見つかりました。この種類だけは多いな。
カクレサワガニ風のおもしろげな幼体(右)も発見。これはクメジマミナミサワガニかな?

  
ふいに葉上になんかかわいらしいカワゲラ類(左)が見つかったりもしました。
さらに沢沿いを歩いていくと、センリョウ(右)があちこちにあったりもします。

  
こんな感じの大きな淵(左)もいくつかあったので迂回しながらひたすら下っていくと
やっぱりこの日もリュウキュウマツムシ(右)が次々とご登場。

  
頭のところの凹みがないサワガニがいたので、これはクメジマオオサワガニかな、と
思ったりもしましたが、色々調べるとこれもケラマサワガニの範疇になるのかな?

  
サイゴクホングウシダかな?面白い雰囲気のシダ(左)も群生していました。
花はすっかり終わってましたが、ナガバハグマ(右)なんかも発見。

  
小さな洞窟があったのでのぞき込むと、クメカマドウマ(左)が何匹かいたんですが、
ふと横を見ると大量のオオゲジ(右)がいて、なおかつ1枚撮ったらフラッシュに反応してか
一斉にこっちに走ってきたのでパニくって遁走することに(@_@)

  
めちゃくちゃ巨大なクメジマオオサワガニの死骸もありました。オカガニサイズでしたよ。
てかよくよく考えたら、クメジマオオサワガニと確定できるのはこの死骸だけだ…

  
んで、その後もひたすら沢を降りていくと、やがて一気に水深が深く(左)なって
面白そうなエリアは終了。しょうがないので諦めて引き上げていくと、やたらと
乾燥したアラゲキクラゲ(右)があったもしましたが、特にそれ以上の成果もなく沢探索は終了…

  
さらに場所変えようとすると、大満開のツワブキ(左)を発見。
ふいにすごい近距離にサシバ(右)が登場してくれたりもしました。

  
んで、やってきたのはいい雰囲気のある石灰岩地。
石をひっくり返してイロイロ探してみましたが、ウズムシ類(左)が出てきたくらいで、
あとはそこら中にクメジママイマイ(右)が転がってるのが面白いくらい。

  
せっかくなので、じっくりと探していくと、オキナワヤマタニシ(左)やら
オモロヤマタカマイマイ ?(右)やらも見つかったり、これは暖かい時期だったら
いろんなモンが見つかりそうだな、と思ったり。また来たいモンで。

  
周囲を見ていくと、実にイイ雰囲気をかもしている場所(左)もありました。
あたりにはアリモリソウ(右)もあったりしましたが、期待していたヤツラはなにもおらず。
やっぱり冬だと奥の方に潜り込んでしまって、表に出てこないのかな?

  
さらに場所を変えて海沿いを歩くと、ふいにカワウ(左)が目の前を飛んだり
しましたが、狙っていた海岸へのアクセスポイントがわからなくて右往左往しているうちに
あっけなく時間切れとなって大慌てで港に向かうことに。
てか帰りの船、14時半発と思い込んでたら14時発でメチャクチャ焦ったし…
ということで、ぐだぐだっぷりに萎えつつ、遠ざかる兼城港(右)を見つめることに。
帰りのフェリー上は疲れ切って完全爆睡しちゃいましたしね(^^;

  
沖縄本島に戻ってから、悔しいのでふたたびこの前の池を訪れましたが
オオバン(左)とセイタカシギ(右)が見れた程度で、やっぱりアボセットとかはご不在で、
最後の最後までまったくしまらぬ、なんか気疲れするオチとなったのでした(^▽^;

いうわけで、なかなか見事な〆括りとなりました。
とりあえず『お疲れさまでした』と、自分で自分を励ましたい気分(笑
南の島に来て1ページ物のご報告になった日は、これが初めてじゃないかな?
沢沿いをひたすら歩いた以外はほとんど何の挑戦もできませんでしたし。
結局今回の年末年始旅を総括してみると、天候に恵まれなかったというのもあるけど、
真冬にもかかわらずシーズン度外視な狙いをぶん回しすぎた
というところが一番の反省点になるのかなぁと思う次第。
(それも含めて単純にツイてなかったというのも大きな原因ですが)
まぁ、それでも、宮古島も、久米島も、新しい場所への挑戦は楽しかったし
次回再訪する時へ向けての下調べという意味では、かなりじっくりできたと思います。
空振りした爬虫類系を狙うにはやっぱり夏頃がよいでしょうし、
そうなれば虫や花やといったオマケもぐっと期待できるはずですから
とりあえずは今年のどこかいいシーズンでリベンジ・マッチを企画して、
不完全燃焼から完全燃焼の大興奮旅に切り替えちゃろうと、
今から虎視眈々とたくらみ中です。いつ頃が狙い目かな、今から楽しみで(^^)♪


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