フル空振越年旅D〜無謀なる転戦〜 20.1/3

この日は、フル空振りな年末年始旅第5日。
更なる挑戦、ということで、こちらも初めての訪問となる久米島に
それものんびりフェリーで行ってみるという試みです。
狙いとしてはは久米島ならではといえば爬虫類系なわけですが、
宮古島では大不調だったけど天気はめちゃよくなったし、
とりあえず一晩中走り回ってみれば何とかなるんじゃないか、
と楽観主義に磨きをかけてから向かってみたら
いくつかのビックサプライズはあったりもしたんですが、
まぁ真冬だしね、というわかりやすいオチとなったのでした(^^;

<1>沖縄本島某所

  
さて、まずは朝一の沖縄本島でのトライアルから。
まだ薄暗い池をのぞくと、セイタカシギ(左)やら、遠いアオアシシギ(右)やらを発見。

  
上空を横切るミサゴ(左)を眺めたりしつつうろうろすると、
水路にごちゃっと集結しているクロツラヘラサギの群れ(右)がいたんです。こりゃすごい。

  
クロツラヘラサギは全部で14羽くらいいたのかな?
これだけいると壮観だなと感心しながら、ひたすらバシバシと撮りまくり♪

  
さらに集団採餌(左)を眺めていると、ふいに頭上にアカガシラサギ(右)が
飛んできてかなりビックリもしたんですが、やっぱりアボセットはこの日も登場されず、
すぐにあっけなく時間切れで港方面に移動することに…

<2>久米島航路〜久米島各所

  
んで、やってきた港では、こんな素敵な船(左)が待っていてくれまして、
ほどなく出航(右)と相成ったのでした。待ってろよ、久米島!

  
看板から水面を見続けるも、海鳥は全く登場されなかったですが、
ふいにカツオドリがやってきて、船の周りを飛び始めたのでビックリ。やはり沖縄やナァ。

  
波間を見ていると、トビウオが時々バサッと飛びますがなかなかシャッターチャンスが…
左のショット(左)には、3匹トビウオが写ってるんですがわかります?
などとトビウオを狙って遊んでいると、カツオドリがGETした瞬間(右)が撮れたりも♪

  
んで、このフェリーは途中で渡名喜島に立ち寄るので、
船上からのんびりと眺めてみたり。そういやマダラトカゲモドキとかもいる島
なんだっけかな、いつかこの島にも降りてみたいな。

  
さて、一路久米島に向かうと、途中でカツオドリは2羽(左)に増えて、
すぐ頭上を何度も飛び交って(右)くれるので、しばらくのんびりと観察して癒されたり。

  
そうこうするうちに、久米島の港(左)が見えてまいりました。
乗船準備をしていると、結構近くの岩礁地帯にクロサギ(右)を発見して嬉しくなったり。

  
さて、とりあえずうろうろし始めると、面白げなマイマイ類(左)があったり、
トゲがえらく目立つサシガメ類(右)に遭遇したりもしましたが、
なかなか沢に出れそうな道が見つからず、しばらくは島内を右往左往することに…

  
林の中にはシラタマノキ(左)なんかもいくつか見つかりました。
細い道をおっかなびっくり走っていくと、バカにするようにイソヒヨドリ(右)が登場したりもします。

  
ホソバワダン(左)はいい感じに群生している場所があちこちにありました。
そうこうすうるうちに、ようやくいい雰囲気の沢(右)にアクセス成功♪

  
沢の中の石をひっくりかえしていくと、すぐにケラマサワガニが登場。こりゃ嬉しい。
でも、探索を始めてすぐに大きな問題点を発見。沢の中に赤土が結構溜まっているので
石を持ち上げたら一気に水が濁っちゃって、しばらく何も見えない。これは探しにくいぞ(^^;

  
カワニナ(左)もごちゃっと見つかりました。時期にはクメジマボタルが飛ぶのだろうか。
キジョランらしき実(右)がけっこうあちこちに浮いているのも面白い感じです。

  
かなりびっくりしたのは、石の下から大量に登場したリュウキュウマツムシの幼虫。
今まで声は聞けども姿はチラリとも見たことがありませんでしたが
そっか、こういう場所にいるのか。とはいえ夜に来るのはなかなか難儀だなぁ。

  
側面からのショット(左)も載せとこっと。いやぁ、風合いのいい種類ですよね。
小さなゴミムシ類(右)なんかも何度かご登場されたりしました。

  
さらに意思をひっくり返していくと、ケラマサワガニは次々とご登場。
んで、ここでスペシャルサプライズな出来事が!
石をひっくり返していくと、ふいに石の下の地面が動いたんです。
なんだ?と思うと、なんか細長いものが砂利の下を動き回っていることがわかって
大興奮するも、そのまますごい勢いで別の石の方にくねっていって消え、
慌てて周辺の石を片っ端からのけていくと、再び登場するも
赤土の影響で一気に水が濁っちゃうので、そのまま見失ってLOSTするという…
そこそこのサイズ感でしたが、オオウナギの幼体だったんだろうか、
それとも憧れのキクザトサワヘビとの千載一遇の遭遇だったんだろうか。
いずれにせよあんな動き方するんなら見つけてもどうにもならんなぁ(T_T)

  
愕然としながらさらに探索範囲を広げていくと、サワガニ類の脱皮殻(左)を発見。
後で調べてみると、これはクメジマミナミサワガニみたいですね。
カワニナ(右)は結構多かったので、せっかくなので顔なんか撮って遊んだり。

  
さらに石をひっくり返し続けてリュウキュウマツムシ(左)を見ていくと、
いい感じのハシリグモ類(右)も何度かご登場。かなり迫力ありまんな。

  
こちらもけっこうびっくりしたのは、あちこちの岩の上にヤンバルトサカヤスデ(左)が
結構な数いて、愛を語らっている風の個体(右)も複数いたこと。
あんたらが繁殖力がスゴいことは知ってるけど、こんな環境にもいるん?

  
大きなハシリグモ類(左)はけっこうあちこちで見つかりました。
ケラマサワガニ(右)も予想外に次々とご登場。

  
かなり大型で、右手が巨大化したケラマサワガニにも遭遇しました。
ちなみにこの時はオオサワガニの方だと思い込んでいたのはここだけの秘密(笑


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