フル空振越年旅A〜寒過ぎる年越し〜 19.12/31
この日は、フル空振りな年末年始旅第2日。宮古島での年越しです。
この日は雨は降らない予報だったので、晴れ間が出たらいろいろ見れるかな
と期待していたんですが、これが朝からもんのすんごい超曇天。
おまけに本当に強烈な風が吹き荒れ続いて、カメラが支えられないのは序の口、
ひどい時はまっすぐ歩けない、というトンでもない状態に。
そんな天気ですから当然のようにかなり寒くて、どうにもこうにもな感じ…
それでも悔しいのであちこち走り回りますが、さすがに厳しくて
昼くらいからは挑戦の余地があまりなくてほぼほぼ下見状態に(笑
夜編まで挑戦をしてみたりするとささやかな成果もありはしましたが、
南国の年越としてはちょっと不完全燃焼な結果となったのでした(^^;
<1>宮古島各所 |
まずこの日はスタートから辛かった…
車中泊だったんですが、ようやく薄明るくなってきたかなぁと思ったらAM7時半。
え、っと思って外に出るとびっくりするくらいの大曇天なんです。
とりあえず海岸近くを歩き始めたんですが、しばらくはヒメキランソウ(左)やら
ウスベニニガナ(右)やらが見つかってもフラッシュがないとまともに撮れないくらい(+_+)
こんな感じの岩場(左)を見ていきますが、あちこちにシマアザミ?(右)は
あったものの、期待していたような宮古島ならではのものは何も見つからず。
それでもじっくり見ていくと、ホウライシダ(左)がずらりとあったり、
ホソバワダン(右)があったりしますが、まだクッソ暗いので撮影しにくい。きついナァ。
真っ赤な実をつけたハリツルマサキ?(左)もありました。
岩場には可愛いフナムシ類(右)を発見。これもリュウキュウフナムシでいいのかな?
さらに探し回ると、ヤンバルツルハッカ(左)があったり、
ホソバワダン(右)があったりもしましたが、いまいちパンチのある成果なし。むむむ。
場所を変えるとイソマツ(左)があったり、道端にイリオモテアザミ(右)があったりも
したんですが、ホンマにすんごい強烈な風で、風に逆らうとまっすぐ歩けないくらい(笑
目の前にあるアザミを撮るのに数十回はシャッター切らないと、ずっと強風に
吹かれ続けていて幽霊しか撮れない、という感じでしたから、厳しいなぁ(^^;
花とかはなかったけど、テンノウメ(左)もありました。
その後は、実にいい雰囲気の岩場(右)をひたすら歩き回りますが、
わかりやすく寒いので、ミヤコトカゲが出てくるはずもないわけで(T_T)
モンパノキ(左)は結構いい感じに花盛りの株がありました。
イソマツ(右)もちょこまか咲いててくれたり、実に環境はいい感じなんですけどね〜
すぐ目の前の湾の中を、ミサゴ(左)がにぎやかに飛び交っていたりもしました。
砂地にはオオジシバリ(右)なんかもパラパラと咲いていたりします。
びっくりするくらい一面にスナヅル(左)がある場所もありました。
よく見ると、その中には不思議な格好の花(右)もいくつも見つかります。
さらに実(左)も多数発見。古い実のはじけた跡がすごい。
第満開状態のハマタイゲキ(右)も見つかったりしました。
場所を変えようと移動していると、ふいに道端の庭先に
リュウキュウベンケイがあってびっくりしたりも。野生絶滅の大珍品ながら、
けっこうあちこちで栽培されてるとは聞いていたんですが
憧れの花との遭遇がこんなタイミングとは面白い。
さて、お次に大移動してやってきたのは、面白げな遊水地。
大群生しているオキナワウラボシ(左)を見ながら、水辺を見ていくと、
あちこちに大量のカワニナ類(右)が目につきます。
よくみると何種類もが混生している雰囲気でしたが、種類はよくわからず。
カワニナ(左)と、え〜と、トウガタカワニナ(右)かな?全然自信ないですけど…
ホウライシダ(左)なんぞ見つつありていくと、水中になんか怪しい物体(右)を発見。
え、これって、大珍品ミヤコチスジノリじゃないですか!。
そういえばこの場所にあるとは聞いていたし、冬だから条件はいいけど、見れるとは予想外…
さらにあたりを探すと、こんな感じの塊がそこら中にゴロゴロとあったんです。
一時ほとんど見れなくなったとも聞いていたけど、今年は多いのかな。
そういえば、まだ地元のチスジノリも見れてないのに、今年こそ探しに行かなきゃ…
さらに別の湧水では、スグカワニナ?(左)が大量にご登場。じっくり見ていくと怪しい
カニ類(右)がいて一瞬狙いの某カニかと興奮したけど、デカいしイワガニ系かな?
さらに周辺のアダンをじっくり見ていくと、怪しい食跡(左)が多数見つかりはしたけど
やっぱりツダナナフシは見つからず。いったいどんなトコにいるんだろう…
あたりにはヒメキランソウ(右)も大量に咲きまわっていました。
その後も一向に天気が回復しそうにないので、大きく移動して岬を歩くと、
岩場にはソナレムグラ(左)やらホソバワダン(右)やらがご登場。