曇天ムダ骨な日〜無為からの奇跡〜  19.12/7

この日はなんとも不思議なミラクルストーリーでした。
前日に大阪で所用があったのもあって、大阪の某川で珍鳥を探してから
帰り道でもう1箇所転戦してダブルゲッター、という安易な計画でしたが
1箇所目はクッソ曇天な上にひたすら微妙な成果で、
さらに早めに転戦した先でも、ひたすら延々と探し回るもこれまた
さっぱり発見がないという、不完全燃焼がどうにもハンパないストーリーに(^^;
でも、完全に諦めて帰路に着いた途中で、まさかの展開から
ミラクルに近い成果に辿り着いてビビる、という
結果オーライ式のハッピーエンドと相成ったのでした(^.^)

<1>大阪府某所

  
というわけで、まずは超曇天の中、大阪南部の某川に到着したんですが
予想外に鳥屋の数がゼロ。ありゃこれは狙いの鳥はもう不在っぽいな……
というわけで、とりあえずはひたすらセグロカモメ類を見ていくことに。

  
見ていると、背中の妙に濃い個体(左)もいました。ホイグリン系?
ちょっと面白そうな幼鳥(右)もいましたが、じっくり撮る前に飛んじゃって残念。

  
ユリカモメ(左)やら、カモメ(右)やらはせっせと水浴びしてたので
しばらくのんびり狙ってみたりとか。全然いいショットは撮れませんでしたけど。

  
ちょっと気になったのはこちらの幼鳥。なんか色も濃いし、顔つきがいつもの
セグロカモメとは違う気がするんですが、こいつはなにもんでしょ?

  
カモメ幼鳥(左)も可愛らしい感じでした。あたりには成鳥?(右)もいましたが
なんかフォルムが寸詰まりで違和感があるんですが、別亜種とか?

  
その後も、なんか面白げな幼鳥(左)やら、凶悪な顔つきの個体(右)やらを
じっくり見ていきますが、モンゴルっぽいのとかも全然見つけれず。むむ、厳しいな。

  
セグロカモメ類の幼鳥(左)をじっくり見ていると、
先ほどのカモメ(右)を再発見。うん、やっぱり違和感なるなぁ。

  
さらにカモメ幼鳥(左)やら、オオセグロカモメ?(右)やらを撮ったあたりで
地元の鳥屋さんが通りがかられて、某珍鳥はしばらく出現していないと教えてくれたり。
さらに、工事の方から、工事の都合上もうちょっと離れて欲しい、と言われたりもして
さらでさえ萎え気味のやる気が、グングンとしぼんでいく音が(^^;

  
諦めて早々に移動しようとすると、カモメ類の群れが何度か飛び交ったので
バシバシ撮影して遊んでから、そのままドカンと移動することにしたのでした。

<2>播磨地方某所

  
んで、やってきたるはとある水田地帯。ため池に居並ぶオナガガモ(左)や、
梢にたたずむツグミ(右)なんか見た後は、ひたすら田んぼのあたりをうろうろ。

  
今回の狙いは某カラスなので、とりあえず片っ端から見ていきますが、
かなりじっくり探し回っても、ひたすらハシボソガラスがいるばかり。ありゃ?

  
あたりにはあちこちにヒメジョオン(左)が大満開でした。季節感ねぇな。
アオサギ(右)にも何度も出会うも、撮れるのはいつも飛び去る後姿ばかり(^^;

  
ちょっと驚いたのは、いきなり飛び立ったハイイロチュウヒ♀。
こんなトコにもいるんだと驚きましたが、暗かったのもあってこんな幽霊ショットしか撮れず…

  
川を覗き込むと、コガモの群れ(左)がのんびり遊んでいたりもしました。
あぜ道にはハクセキレイ(右)がビックリするくらいの近距離でたたずんでいたりも。

  
そうこうするうちに、カラス類がやたらと飛び交って(左)いる場所があったので
近づくと、電柱に黒々とカラス類(右)が集結中。こりゃこの中にいるだろ、と思ったんですけどね。

  
やがてやつらが水田に降り立った(左)ので、じっくり見ていくと、
その中に1羽だけミヤマガラス(右)を発見。こりゃ期待できるぞ、と思いましたが…

  
んで、あとはひたすらハシボソガラスなんです。こんなにじっくりと撮影したのは初めてかも。
その後もひたすらうろうろしましたが、全く狙いのものは見つからず、疲れ切ったので
ギブアップして帰路に着いたんですが、けっこう走ってから、カラス類の大きな群れを発見。
情報のエリアとは全然違うけど、一応見ておくか、と車を回してみると…

  
ありゃ、いるじゃん。それも車の正面目の前に。
そう、先ほど数時間ひたすら探し回ったコクマルガラスとの感激の出会いだったのです。
しかし、気まぐれで車を回さなかったら絶対に気づいてないぞ、こりゃスゴい(笑

  
周辺にはミヤマガラス(左)も何羽か混じっていました。
そうこうするうちにコクマルガラスは飛び立って、少し離れた樹の上(右)に。

  
そっと近づくと、淡色型(左)も、暗色型(右)も、全然動じなかったので、
しばらくバシバシと激写しまくり。ここまでのラッキーがあるとは思わなかったぞ♪

  
その後もしばらくバシバシと撮って遊んで大満足、日も暮れなずんできたので
この日の挑戦はここまでとし、足取りも軽く帰路に着いたのでした♪

いうわけで、なんともホンマ不思議なストーリー1日でした。
朝一番のカモメ挑戦は、わかりやすい成果皆無だし、
ちょこっと挑戦しただけですぐに移動しなきゃいけなくなっちゃったし、
その後の水田地帯ひたすらウロウロは本当に徹底的に空振りだったモンで、
最後のミラクルがあるまでは、なにも載せるモンねぇな、どうしよっかな、
FN上ではなかったことにするか、とかホンキで思ってたんですが
最後の最後に、大どんでん返しが本当に面白い限り。
事前情報のあったエリアからは相当離れてましたから、本当に奇跡ですよね。
まぁ、いつ何時も、最後まで頑張ってウロウロしてみれば
神様が意外なごほうびをくれることもある、ということを改めて再認識しました。
これからも、成果薄の場合も、懲りずにめげずにウロウロし続けることにしよっと(^.^)


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