房総アレコレ探し〜嵐後の地で〜 19.9/29

<2>千葉県各所 つづき  

  
さて、荒れまくりの足元に辟易しながら歩いていくと、ふいにノカンゾウ(左)を発見。
そして、O氏がいきなり見つけてくれたのは、なんとヒメスズ(右)じゃないですか!

  
ヒメスズの特徴である口ひげの白いところもきっちりと撮れました。
ひそかにまともに撮るのは初なんですよね。めちゃくちゃ嬉しかった♪

  
林の中にはアチコチに面白そうなキノコ類を発見。
食べれる系ということで名前を教えてもらったのに、すっかり忘れた(^^;

  
さらに歩いていくと、林の中にひょっこりシュロソウ(左)を発見。
草地じゃなくてこんな場所でみるのは考えてみたらかなり久しぶりやナァ。
などと思っていると、ふいにミヤマウズラの葉(右)を発見。

  
あたりにはパラパラとカントウカンアオイ(左)も見つかりました。
シラヤマギク系の野菊(右)もありましたが、これってアキハギクになるのかな?

  
などと思っていると、O氏が道端に怪しいものを発見!
おお、花は終わりかけているけど、これは狙いのオオシマシュスランじゃないですか!

  
よくよくみると、他の草にまぎれたあたりにもオオシマシュスランを発見。
こういう場所にあると結構見つけにくいモンですな。

  
さらにもう1株、ひっくりかけたオオシマシュスラン(左)を発見。
あたりには思いきり実をつけたコクラン(右)も見つかったりとか。

  
さらに、なんか不思議な葉(左)も発見。これって雰囲気的にはナギランなのかな?
などと思っていると、ひょっこりとクチキコオロギ(右)が登場したりも。

  
さらに探索範囲を広げていくと、道端にキハギ(左)が少しだけありました。
そして薄暗い斜面には、オオシマシュスランの葉(右)がまとまってある場所を発見。

  
んで、まわりをみると、すっかり花の終わりかけたオオシマシュスランをいくつか発見。
それではと期待したんですが、カゲロウランとかは全然混じらず。

  
さらにミヤマウズラの葉(左)もいくつかありました。
さらに別の場所でもオオシマシュスラン(右)が1つだけ見つかりましたが、
他の種類は全く見つからず。荒れすぎて見つけにくいのか、探し方が悪いのか…

  
流れ沿いを歩いていくと、タゴガエル(左)を発見。
結構ご立派な体格のニホンアカガエル(右)なんかも見つかります。

  
さらに探索範囲を広げていくと、花の残ったミヤマウズラにも遭遇。
咲いてるのはこれ1つだけでしたが、背丈も低くてメチャクチャ可愛らしい咲き方ですね♪

  
尾根道にあがると、広がっているのはこんな風景(左)。すげぇなぁ…
あたりにはタンザワフキバッタ(右)もいました。いまはセアカフキバッタになったんだっけ。

  
少し薄暗い場所では、シロオニタケ(左)があったり、
アシナガイグチかな?えらくひょろながいイグチ類(右)があったりもしましたが、
それ以上の成果はなし。荒れすぎてて歩きにくい場所も多かったしナァ…

  
駐車場に戻ろうとすると、のんびりしているスカシエダシャク(左)を発見。
その後は更なる挑戦を、とも思ったものの、山歩きがほとんどアクロバット続きだったので
体力切れで…道端のクコ(右)を撮ったくらいで早めの終幕としたのでした(^.^;

というわけで、なかなか楽しめましたがちょい微妙なストーリーでした。
考えてれば、『葦原の絶望→まさかの山中アスレチック』だったわけですから、
字面だけでなかなかな内容ですよね。十分に楽しかったけど。
しかし、ヤマトチビスズの手ごわさは絶望的でした。
めちゃくちゃ密生している葦原の中から、ポツポツと聞こえてくる声。
そんなのを頼りに葦原に分け入ったところで、そりゃ見つかりゃしないわけで。
この手は生息地では多産するだろうから、あてずっぽで探し回っても
ヒットすんじゃね、と思っていたんですが、キビしすぎる…
しかし、なによりかにより、この日の個人的なピークは、南房総の山に登って
そこからみたブルーシートだらけの街並みでしたね。
山の荒れっぷりも、山ごとひっくり返ってる勢いで本当に規格外過ぎましたし。
もちろん報道でいろいろ見てはいたわけですが、
失礼ながら遠くのニュースとしての実感でしかなかったのが
こんだけものすごい被害だったということをようやく実感することができて
このタイミングにこの場所で遊んでいる自分にすごい罪悪感が(-_−;
あらためて被災地の一刻も早い復興を心からお祈りいたします。


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