新春の古巣A〜小網代でのんびり〜 18.1/21
この日は前日に続いての古巣巡り、小網代のんびり旅です。
いつもはこの時期だと干潟で小さな貝探しみたいなことが
多いんですが、潮の巡りがスゴク悪いのもあって
たまにゃ調査のお手伝いということで
久しぶりにタモ網持って頑張ってみることに。
そういえば最近タモ網持っての魚とりとか全然やってなかったので
少々新鮮に感じながら頑張ってみると、
いろいろとささやかに面白いものにも出逢えたりして
なかなか濃い時間をすごせたのでした(-^.^-)♪
<1>小網代周辺 |
さて、諸事情で少し遅めにEさんと一緒に到着して、干潟のカワザンショウ類(左)なんぞ
見つつ調査地点に移動する途中に、湿地の倒木をひっくり返すと、
裏にスミウキゴリの死骸(右)がくっついててビックリ。なんでこんな場所に?
さて、しばらく川辺でタモ網ごそごそ遊んだ成果(左)はこちら。
すぐに不思議なハゼ(右)が獲れてドキッとしたけど、若いゴクラクハゼなのね。
ヌマエビ(左)はやたら多数採れました。こんなきれいな模様だったっけ。
ミナミテナガエビ(右)も地味な個体だけど1匹だけGET。
んで、多かったのはゴクラクハゼ(左)。結構増えてるのね。
ヌマチチブ(右)も小さいのが2匹だけ採れたりしました。
水生昆虫系だと、ヤマサナエ(左)が結構ポロポロと獲れて、
オオカワトンボ(右)なんかもいくつか登場したり。
#アサヒナカワトンボでした。ってかオオカワって旧名だし、ボケてますね(笑
コシボソヤンマ(左)も数匹登場。変わらぬポーズやね。
センブリ類(右)も大量に獲れました。これはネグロセンブリでいいのかナァ?
ミゾレヌマエビ(左)もご登場。これもこれで可愛いですよね。
場所を変えようと歩いていくと、不思議な藻類(右)を発見。カワモズク系?
そこでEさんが見つけてくれたのはこちらの不思議なヤカラ。
なんとも不思議なスタイルで、伸びる時は数倍くらいに伸びてました。
少し前から見つかるようになったらしいけど、そもそも何の仲間なんかな?
さてさて、そうこうするうちに、Eさんが見つけたのはニホンウナギの幼魚。
いわゆるシラスウナギですね。予想以上に可愛いモンで♪
薄っぺらいケースの中でもひょこひょこ折曲がれる(左)体型がすごい。
せっかくなので顔の部分のアップ(右)なんかも撮ってみたりしました。
ふと頭上を見上げると、2羽のミサゴ(左)がおっかけっこ。求愛とかの時期?
干潟を歩こうとすると、アライグマの足跡(右)が大量についていてビックリしたりも。
歩いていくと、イシマキガイ(左)がパラパラ着いていたり、
大量のカワザンショウ類(右)が見事だったりしましたが、運がいいとここらで
みれるという噂の珍品は見つからず。まぁ寒かったしねぇ。
#左はアマガイだそうです。てか考えてみたら模様がイシマキじゃないですね(^^;
歩いていたら、なぜか足元に渦巻き(左)ができたのでパチリ。潮の加減かな?
Eさんに成長しかけのアサクサノリ(右)なんかも教えてもらいました。
赤味の強いカクベンケイガニ(左)も登場。時々見るのもやっぱカクでいいのか。
アマガイだっけ?可愛い貝がごっちゃり着いてるところ(右)も見れました。
ウスコミミガイのある場所を教えてもらうと、Eさんは
「このあたりのこういった石にしかないんだよね〜」と言いながら
すぐさま多数ついている石を見つけてらっしゃったのが印象的でした。さすが。
さて、汽水域でもしばらく網を引っ掻き回した成果(左)をみてみると、
かわいらしいエビ類(右)が登場。えと、ヨシエビでしたっけ?
ヌマチチブ(左)もひょっこり登場したので、ついでにケース(右)でも撮影。
これはヌマの方でいいんだと思うんだけど、久々だとあんま自信ねぇな…
ヒメハゼも大量に撮れたので、ケース写真(左)とリリース後の生態写真(右)を
こちらもまとめてGET。こいつは凛々しくていい雰囲気ですな。
ここでも1匹だけウナギの幼魚(左)も取れました。
ユビナガスジエビ(右)もいたり、大珍品こそいなかったけど、
あれこれ懐かしいヤツラに逢えてのんびり楽しい感じですね♪
さて、調査も終わったので引き上げようとすると、上空をノスリ(左)がのんびりと滑空。
オオハナワラビでいいのかな、かっこいいハナワラビ類(右)も見つかります
道中では実のついたコクラン(左)も発見。考えたら花をしばらく見てないナァ。
あとは早くも咲き始めた河津桜(右)にビックリして、のんびりした日の〆括りとしたのでした。
というわけで、久しぶりの場所でのんびり楽しめた1日でした。
そういえば腰をイワしてから、魚獲り方面はさっぱりやらなくなってるもんで
久しぶりにガサゴソしてみるとやっぱ面白いモンですねぇ。
大昔に調査していた頃とは環境も結構変わって
獲れるものもちょこちょこ変わってたのも面白かったけど、
それでも懐かしい場所での懐かしい感覚、っていうのが上回った気が。
あの頃はゴクラクハゼもヒメハゼもほとんど獲れなかったから
懐かしむ感覚ってのは正しくないんでしょうけど、なんでだろうねぇ。
んでもって、Eさんと一緒に干潟辺りでゴソゴソしながら
面白い話やらサプライズな話やらをアレコレ伺ったりしてると、
またぞろ干潟方面にもディープに挑戦してみたくなってきたりもしました。
今年はまたいい季節のいい潮時の日にこの干潟に遊びに来て
あれこれまとめて探し回ることにしようかなっと(=^^=)☆