<2>兵庫県各所 つづき |
さて、探索範囲を広げるとおもしろげな2枚貝(左)を発見。イソシジミとかかな?
トガリユウシオガイ?って感じの貝殻(右)も何枚か見つかります。
#普通のユウシオガイだとご教示いただきました。う〜む、難しい。
石の下からは色の濃いミミズハゼ類(左)も登場しました。すぐ逃げたけど。
嬉しかったのは越冬中のトビハゼ(右)を見つけたこと。こんな風に越冬してんだね。
さらに嬉しかったのは、埋もれ石の裏側で見つけたニッポンマメアゲマキ。
二枚貝が殻を広げて石にくっついてるって面白いですよね。
ただ、同じような環境で期待していたヤツラを総空振りしたのは
少し上流側に移動すると、石裏からはカリガネエガイとイボニシ(左)が登場。
意外にもヒロクチカノコ(右)が1つだけ登場したのもだいぶビックリでした。
#左上はウネナシトマヤガイだとご教示いただきました。
葦原では、這い上がっているタマキビ(左)が多数。へぇ面白い。
ボロボロでしたがイボウミニナの殻(右)があったのもビックリ。昔は生息してたのね。
そのまま海辺まで移動すると、砂浜にズグロカモメが多数飛び交ってたのもサプライズでした。
もっと干潟っぽいとこにいると思ってたけど、ここらにもフツーにいるモンなのね。
岩場を歩くと、ここらでもイソガニ(左)が次々とご登場。
カイゴロモ付きのスガイ(右)もゴロゴロ転がっていました。
ボロボロのマツバガイ?(左)もいました。全然雰囲気違うんね。
砂浜には、大量のアラムシロ(右)が集結していたりします。
でもあとはよくわからない管(左)やら、ムラサキガイの殻(右)やらがあったくらいで
あまり成果がなかったので、早めに所用方面に向かって移動を開始することに(^_^;
でも途中でちょこっと時間に余裕が出たので鳥方面のプチ探索をすると、
林の中で寝ているゴイサギ(左)やら、いい感じに佇んでいるアオサギ(右)やらに遭遇します。
ここで水面に浮かぶホシハジロを順番に見て行きますが、♂(左)、♀(右)とも
多数ながら、昨年見つけたような不思議な雑種は見つからず。むむ、残念。
キンクロハジロ(左)は数匹が混じっているだけでした。今から増えるのかな?
のんびりと佇んでいるマガモ(右)もいたのでついでにパチリ。
コブハクチョウ(左)も悠然と泳いでました。高い位置で気取っている
カワウ(右)を撮ったあたりで完全にタイムアップになったので急いで移動を再開(笑
<3>和歌山県各所 |
そして、大阪の所用が終わってから日没までの短時間にやってきたのは前回と同じ干潟。
ウミニナ&イボウミニナ(左)を見ながら歩くと、ユリカモメの群れ(右)に遭遇。
石の下からはハサミシャコエビがひょっこりご登場されました。
サイズもいいし、なかなかかっこいいですなコイツは♪
イボウミニナ(左)はこの場所ではいくらでもといった感じで登場しますが、
それ以外はケフサイソガニ(右)がパラパラ出てくるくらい。うむむ。
ゴカイ類(左)もひょっこり登場。写真撮っても名前わかんないんだけどね。
捨ててあったブロックの裏にはアマガイ(右)が大量にくっついていたりします。
よくよく見ると、殻だけでしたけど、コゲツノブエ&ヘナタリ(左)も発見。
ヘナタリ(右)は味わいのある雰囲気の古い殻もありました。
不思議な殻を背負ったヤドカリ類も発見。この殻の方はえらく殻口が大きくて
カニノテムシロみたいな雰囲気でもありますが、コイツはなにもんかな?
#まさかのカニノテムシロだそうです。最近このあたりで増えているそうで…
その後もしばらくウロウロしましたが、ツボミガイ(左)を見つけた程度。
カニ方面はケフサイソガニ(右)がいたくらいであっけなく日没となったのでした(^^;
というわけで、中途半端ながら面白い1日でした。
なんといってもこの日のハイライトはコゲツノブエですよね。
かつてわざわざ和歌山まで探しに行ったことまである珍品が
地元の干潟に数千個単位であったんですから本当に大笑いですよね。
しかし兵庫ではどの産地でも小数だけしか確認されていないという話なので
この産地って実は知られていなかったりするのかもとか妄想中。
この場所はじっくりと探すと他にもビックリな発見が続きそうな気がするので
また季節を変えて何度か再挑戦しなきゃいけないですね。
最後のオマケの方はなんとも中途半端だったけど、ここも
あったかい季節に来たらいろいろ違ったんだろうなぁという気もするような。
うん、干潟とか見始めると、行ってみたい場所がさらにぐんと増えちゃいますね。
しばらくはあちこちがんばってトライし続けるしかないですなぁ☆