スナin古巣〜ひょっこり三浦巡り〜  17.11/4&5

この週末はこれまた不思議な遊び方をしてまいりました。
所用で関東に行ったついでの話題の飛来モノ探しという(笑
今年は例のスナアカネが関東でもあちこちで見つかっていて
三浦半島でも見つけたよ、という話をO氏から聞いて
古巣でのスナアカネ、という不思議なシチュエーションに妙に惹かれ
O氏にご案内をお願いしたというような次第なのです。
諸事情で到着が遅くなってしまったのと
不思議な展開の空模様で成果微妙なところもあったけど
大本命にはきっちりと遭遇できて深く大満足♪
翌日はちょこっとだけ動いたけど徹底的に成果なしだったので
オマケ程度にくっつけての合作編でお届けします☆

<1>11/4 神奈川県各所

  
さて、少し遅めにO氏と合流していそいそとやってきた海岸沿い。
歩き始めると、キタテハ(左)がにぎやかに飛び交ったり、畑地に巨大なニオウシメジ(右)
を見つけてビックリという一幕も。もうちょっと新鮮なら食えたんだけどね。

  
んで、道沿いの笹薮を眺めながら、上に止まっているアキアカネを見つけては
「こんなとこにいたら笑えるね」などと言いながら歩いていくと、
その中に1匹だけ本当にスナアカネが混じっていてビックリ仰天(@_@)!

  
んで、海岸べりのポイントに到着すると、ここでもさっそくふわりと
スナアカネが登場してくれたじゃないですか!
敏感&逆光側でいい感じには撮れなかったけど、やっぱいたんだ。

  
気を浴して周りを歩き回りますが、みつかるのはアキアカネばかり。
産卵中(左)も、交尾中(右)もいましたけどね。
あと、大きな網を持ってウロウロと探している方も2名ほどいらっしゃったので
連日トンボ屋さんがお越しになっているということを考えると
スナアカネはあまり数は期待できないかなぁ、とO氏と話し合ったり。
てか最初の♂は誰にも気づかれなかった幸運な個体なのね(^^;

  
潮溜まりの中にはなんか謎の実(左)がありました。海浜植物なのか?
岩場にはあちこちにイソギク(右)もいい雰囲気に咲いています。

  
さて、うろうろして最初の場所に戻ると、スナアカネがいい位置に止まったので
四苦八苦して順光側殻も撮影成功。やっぱりこいつはこの色を撮らなきゃね♪

  
コノシメトンボ(左)も登場したのは少々ビックリでした。
カジメとかの茎(右)が大量に打ち寄せられている光景にビックリ。
前回の台風の時の高潮はすごかったらしいですが、その片鱗が見えますなぁ…

  
なんか面白い雰囲気の貝(左)もありました。Oさんなんて名前でしたっけ?
あちこちにカイメン類(右)もやたらと打ち上げられていたのも印象的。

  
場所を変えようとすると、ぱらぱらとワダンも咲いていました。
地味な花なんだけど、なんかかわいくてついつい撮っちゃいますね☆

  
ハマコンギク(左)も少しだけ咲いていましたし、ちょっと終わりかけでしたが
ハマアザミ(右)もあったり、懐かしい面々にも会えて嬉しくなったり。

  
林縁を歩くと、あちこちでキアシナガバチ(左)が日向ぼっこしてました。
林の中の倒木にはアラゲキクラゲ(右)もありましたが、ひそかに期待していた
ムラサキツバメやオオキンカメムシは、まだ時期尚早だったようで見つからず。

  
ふいに頭上に怪しい影(左)を発見。O氏と大騒ぎしながら追い掛け回した
そいつは、予想通りホソミイトトンボ(右)だったのでした。
O氏曰く、三浦半島南部では初記録になるんだとか。増えてるんですねぇ…

  
さて、お次にやってきたのはオカヨシガモ(左)などが優雅に泳ぐ池。
池の中を見ると、なんとも怪しいギンヤンマ類(右)が飛び交っていて、これは
オオギンヤンマだろう!ということで色めき立ちますが、
無軌道に広範囲を飛び回る上に、普通のギンヤンマとしょっちゅう入れ替わって、
しかも光線状況がかなりの逆光、ということで二人してカメラを向けてみたものの
はっきりとわかるショットは撮れず、無駄にくたびれるだけという結末に(^^;

  
気を取り直して隣接する森を歩くと、倒木の裏から面白そうなサシガメ類(左)や
小さなキセルガイ類(右)なんかも見つかったりしました。

  
ふわりとムラサキツバメ♀(左)が飛来して翅を開いてくれるシーンもありましたが、
手前の葉っぱがジャマしてまるっきり撮れなかったり。残念(+_+)
あたりにはなんか不思議な感じのアザミ類(右)があったけど、ノハラアザミ?

  
なぜかコバノタツナミソウ(左)がいくつか狂い咲きしていたりもしました。
真っ赤に色づいていたカラスウリ(右)を見て、お次の場所に移動することに。

  
お次の場所では、壮大に食い荒らされたソテツ(左)を見ながらワクワクと
歩きますが、ちょっと気温がさがってしまったからかご本尊は登場せず。
木影にかわいらしいカントウヨメナ(右)はみつかったんですけどね。

  
びっくらこいたのはこちらの樹々。なんの呪術かと思いきや、
こいつはタイワンリスの食害なんだそうで。ここまでくると壮絶やな(^^;

  
しょうがないのでのんびりしてるウラナミシジミ(左)をみたあとで、
江ノ島と富士山(右)という水墨画風の風景に感激したりもしましたが、
さらに1箇所転戦してみるも、日も暮れなずんでさっぱり成果なく、
この日の挑戦はあっさりと終幕となったのでしたとさ(^.^;

<2>11/5 東京都某所


  
翌日は所用までの少しの時間で、久しぶりの某公園を歩いてみることに。
実はマスクラットに再挑戦がテーマで、知人が最近見たというエリアに早朝に行けば
案外簡単にあえるんじゃない、だったんですが、早朝に着くと門が開いてなかったという(笑
しょうがないので池の周りを歩き回って、大量のヒドリガモ(左)に癒されたり、
中途半端に浮かんでいたカムルチー(右)にビックリ仰天したりしましたが、
マスクラットは今回も空振り。うむ、やっぱり強敵だなぁ。

  
なんかかわいらしい雰囲気の小型のカントウヨメナ(左)が群生していたりもしました。
葦原の中にはサデクサ(右)もあちこちでかわいらしく咲いていたり。

  
あとは勢いのよいタコノアシの枯れ穂(左)と、ギリギリ咲き残ってた
ミズネコノオ(右)なんかを見た程度でたいした成果もさっぱりなし(^^;
んでこの後、せっかくだから東京でスナアカネを探そう、ということで
狙いをつけていたエリアを歩くも、トンボは1匹も見れず、シャッターも押さずに
タイムアップというなんともしまらん展開になったのでした(笑

というわけで、いろいろと面白い展開の2日でした。
まぁ、2日目はあってないような感じでしたがそれはさておき(笑
初日もスタートが遅れたのと後半のクソ曇天で稼働時間短めでしたが、
まぁでも、きっちりと本命のスナアカネに逢えてなんとも嬉しい限り。
三浦半島でこんな簡単に会えるなんて、今年の大量飛来っぷりはすげぇなぁ…
思えばもう10年近く前になるのか、鹿児島まで出向いて
数度目の挑戦でようやく逢えた憧れのスナアカネ。
見つけた時には興奮で震えがとまらなかったのを懐かしく思い出しますが
それが今年は地元で数十匹見た挙句に古巣・神奈川までですから不思議な限り(笑
それ以外にも面白いものがいろいろ見れて嬉しいかぎり☆
O氏から面白い話もいろいろ聞けたし、また再挑戦しなきゃですね♪


次へ⇒

topへ⇒