雨の但馬で〜不思議なオマケ〜  17.6/25

この日は、微妙な展開の1日となりました。
ハチ高原でのウスイロの作業のついでに久々の但馬で
ゼフ三昧でウハウハという計画だったのですが、
思った以上に天気が悪くて、ゼフはほとんど見れずじまい(^^;
ハチ高原ではかなりの豪雨に襲来されちまって
全身ズブ濡れのエライことになったりもしたし
雨がやまなかったので夕方のゼフにも挑戦できず(笑
でも、前後のちょこっと挑戦で、予想外の発見が多数あって
やっぱり但馬の底力は違うなぁと感心したのでした(^o^)

<1>但馬地方各所

  
さて、夜のうちに移動していつもの灯火ポイントに来ると、オオミズアオ(左)やら
シンジュサン(右)やらがいたけど、どっちもめっちゃボロボロ……

  
木片の色と同化していましたがホシホウジャク(左)も隠れてました。
足元にはご立派なクチバスズメ(右)も落ちていたり。

  
巨大なアオシャク、カギバアオシャク(左)も見つかりました。
ヒゲコメツキ(右)もとまってたけど、フラッシュで撮ると分かりにくくなるなぁ…

  
さらに周辺を見ていると、鮮やかな緑が魅惑のキクビヒメヨトウ(左)も発見。
大柄なキオビゴマダラエダシャク(右)も隠れています。

  
カトカラ類(左)も登場しましたが、この1枚だけで飛んで消えてLOST。アサマキシタバ?
微妙な模様のステキなアミメケンモン(右)もいたりします。

  
見事な擬態模様のヘリスジシャチホコ(左)やら
プライヤエグリシャチホコ(右)もいました。コンクリ上だと目立つけどね。

  
逢えると不思議に嬉しいウスイロギンモンシャチホコ(左)もいましたし、
ツッパリ頭の面白いシロスジキノコヨトウ(右)なんかも発見。

  
なぜかこんな場所で愛を語らっていたクビワウスグロホソバ(左)やら
ヒョウモンエダシャク(右)を見たあたりで深夜の挑戦は終幕としていつもの山に…

  
その後いつもの山に登りましたが、これがビックリするぐらいゼフがいない。
何度か遠くをアイノミドリシジミ(左)が飛んでいたのと、ひょっこりとフジミドリシジミ♀(右)が
登場したくらいで、ひたすらヒマな時間をすごすことに(T_T)

  
走行するうちにふと気付くと思いっきり時間を過ぎてたので慌ててハチ高原に行くと、
食べ荒らされたオミナエシ(左)の横にウスイロヒョウモンモドキの幼虫(右)がいて興奮!

  
せっかくなので頑張ってドアップも撮影。そういや越冬後幼虫は撮るの久々だ。
しかし、この時期でもまだ幼虫とは、やっぱ季節は遅いのかな?

  
あたりを探すと、スギナの根元(左)やら、土塊の裏側(右)なんかで蛹もご登場。
まぁ、種明かししちゃうと野外飼育していたエリアでの探索なんですけどね〜

  
とりあえず満足したので作業方面に移動しようとしたら、いきなり目の前に怪しい影!
慌ててカメラを向けると、予想通りにイヌワシじゃないですか!

  
すると、結構ビックリするくらい近距離でぐるりと輪を描いてくれて感動。
これでPowershotのテレコンなしですから、すごいでしょ。
残念ながら思いっきり曇天逆光の真っ黒シルエットになっちゃったんですけどね(笑

  
作業場に向かう途中にはヤマブキショウマ(左)があったり、エゾスズ(右)が
隠れていたりしましたが、その後のシカ柵設置作業は、開始してすぐに大暴風雨(-_-;
全身グショ濡れになりながら、結局最後までは作業が終わらず…

  
総着替えしてから場所を変えようと移動していると、ユクノキの大木(左)を発見。
せっかくなので、頑張ってドアップ(右)も頑張って撮ってみたりとか。

  
草むらを歩くと、ムラサキツマキリヨトウ(左)が隠れててビックリ。
早くもキキョウ(右)が一花だけ咲いていたのも少々驚きでした。

  
オトコヨモギの葉上にクロスジカメノコハムシ幼虫(左)も見つけたりしました。
草むらの中にはササユリ(右)なんかもいくつか見つかります。

  
あとは前から気になってる草むらの中にあるヤブレガサ(左)やら、濡れ細った
スズサイコ(右)などをみてこの日の〆としたのでした☆

〜おまけ〜

  
おまけはこの数日後、家の近くの田んぼで見つけた驚愕の光景。
分かります、この濃密な緑の点々、これ全部ホウネンエビなんですよ!

  
少し近寄るとこんな感じ。なんつう濃さなんだろう。これで水が濁ってなくて
透明度が高かったらどんな光景になったのかと思うと笑えてくるような(笑

  
頑張ってドアップも撮ろうと四苦八苦しましたが、すでにかなり暗かったので
こんなのが何枚か撮れたくらいでしたが、思い切り楽しめたのでした♪

というわけで、なんだか不思議な1日となりました。
ゼフの方はこれでもかってくらいの大空振りだったんですが、
ハチ高原についてからのウスイロヒョウモンモドキの
幼虫&蛹のセットからのイヌワシというのは本当にビックリ。
その後は全身ズブ濡れ汗だくの展開でしたけど
その前後だけでこれだけイロイロ見れたんだから大成果ですよね。
やっぱりハチ高原周辺の底力はすごいもんで。
ちなみに、ゼフの方についてですが、通いつめている山は
いよいよシカ害がすごくなってきているのがとても気になるところ。
ブナ林の下草はだれかが掃除したのかな、ってくらい
キレイさっぱりなにひとつ残ってないですし、
道端のススキやササまでほとんどなくなってきていて、
「昔はこのあたりにジョウザンがよくとまってたんだけどねぇ」
と同行者と二人で歩きながら嘆いてみたりとか。
昔の自分のHPを見直すとサンカヨウやらタジマタムラソウやらを
撮ってるけど、いまやおそらくこの山からは姿を消しているし、
シカ対策はホンキで考える必要がありそうですねぇ(^^;


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