曇天の南国〜秋の名残を〜 17.1/29
この日はちょいと不思議な展開の1日。
所用で高知に行ったのですが、諸事情で朝の5時まで呑むハメに
なったもんで、二日酔い&睡眠不足でフラフラのスタート。
とりあえずは足摺岬あたりで、秋の名残と、
生き残りの蝶でも探そう、というのが主眼だったのですが、
あいにく到着すると曇天になっちまって
しょうがないので徳島にかけて面白そうなところをうろうろすると
まさかのサプライズはあったものの、
期待したような大物は登場しないまま、始終曇天で残念。
それでもささやかな出会いの続く、なかなか
面白い展開続きの1日となったのでした(^.^)♪♪
<1>足摺岬周辺 |
というわけで、二日酔いに苦しみつつ足摺岬を歩くと、
咲き残りのハマアザミ(左)やら、ツルソバ(右)やらが実にイイ感じ。
すっかり枯れ穂になったシオギク(左)やら、ハマナデシコ(右)やら
地味ながらいい雰囲気のものも次々見つかりました。
これもイイ感じのハマボッスの枯れ穂(左)なんかみていると、
咲き残りのシオギク(右)もいくつか見つかってビックリ。
さらに、アゼトウナ(左)の咲き残りも少数ながら見つかりました。
ほとんどは実の跡(右)でしたが、これはこれでなんともイイ雰囲気ですな。
遠かったですが、ウミウの群れ(左)もいました。
タイトゴメの芽生え(右)なんかも、これまた独特で面白い感じ。
南方ならではの外来種、ウスベニニガナ(左)も辛うじて咲き残っていました。
アゼトウナ(右)もちょこちょこと何箇所かで咲き残りを発見。
シオギク(左)に続いて、テリハノイバラ(右)もあったりとか、
1月も末だというのにさすが南国、いろいろ名残があるモンですな。
ここで毎回驚くのは大群落になっているウチワサボテン(左)。ここまでくると
普通に帰化植物だよね。たっぷり実の残ったトベラ(右)なんかもありました。
もこもこと独特の雰囲気を出していたのはイワタイゲキ。きれいな半球型の塊(左)が
並んでいて、近づく(右)とやわらかげな風情が実にいい雰囲気。花の頃に来たいナァ。
咲き残りのハマダイコン(左)も可愛らしい感じでした。
逆に実にいい雰囲気に咲き誇っていたのはアロエ(右)。冬の花だっけ?
アサギマダラの幼虫(左)なんかもいましたし、いい感じに咲いてるヤブツバキ(右)
なんかもありましたが、なかなか晴れそうにないので思い切って大移動することに。
<2>徳島県南部各所 |
さて移動してきたのは徳島南部の山間部。歩くと面白げなアザミ類の枯れ穂(左)に
続いて、狂い咲きのシハイスミレ?(右)発見。葉はすっかり枯れてるのがスゴイ。
歩いていくと、ビックリな出逢いが。ふわりと飛び出したのは、スジグロシロチョウじゃないですか!
めちゃ新鮮な個体だったので、今年生まれっぽいですが、これは予想外でした。
というか、1月の記録ってかな〜り少ないんじゃないかなぁ?
更に場所を変えると、意外にもけっこうたっぷり花の残ったタイキンギクを発見。
たしかに晩秋の花ではあるけど、まだこんなに残ってんのね。
せっかくなのでタイキンギクのアップ(左)もぱちり。
移動しようとすると、水田地帯にキジ(右)がひょっこり登場したりとか。
ようやくレンゲソウ(左)の咲き並ぶ水田地帯を見つけたので歩き回ると
えらく色の薄い花(右)も発見。白花というほどではないけど、いい雰囲気ですな。
カンサイタンポポ?(左)も結構咲いてました。このエリアだと度の種類になるkな亜?
ヒメウズ(右)も少しだけ咲き始めていたりとか。
あとはイイ感じに咲いているホトケノザ(左)やら、ジシバリ(右)やらも見れましたが、
期待していたような越冬蝶は見つからず、少し寂しい幕引きとなったのでした。
というわけで、半端ながら面白い1日となりました。
本来はノンビリ南国でうららかな日差しを浴びつつ、越冬蝶を探す、
というのが大テーマだったんですが、まさかのほとんど曇天で
移動中だけ時々晴れるというイヤらしい展開だったのが残念。
それでもさすがに南国だけあって、いろいろと面白い花の咲き残りにも逢えたし、
なによりまさかのスジグロシロチョウがびっくりでしたね。
まぁ、朝まで呑んでての、スタート遅め&二日酔いでコレだけ楽しめたんだから
それだけでもう充分かなという気もするのが正直なところ。
そういえば他にも探してみたいものはいくつもあって、
真冬のルーミスとか、冬ならではのクワガタ方面探しとか、
次回は計画的にじっくりと挑戦してみようかなぁと企み中です☆