いきなり対馬A〜酷暑の敗退〜  16.8/15

この日は、発作的対馬旅第2日目にして最終日。
まだまだ逢い損ねている生きものばかりなので最後までフルスロットル
全力で探しまくるぞ、ということで走り回りましたが
この日も本当にバッカみたいな酷暑で9時前には暑過ぎてどうにも…
それでもささやかな出会いはありましたし、
最後に思い切って場所を変えたら嬉しい大発見もありましたが
動き回った時間の割にはあまりにも薄い成果に(T"T)
それでも最後に九州本土に戻ってから悪あがきしてみたら
意外なおまけがついてきた、そんな不可思議な1日でした(+_+)

<1>対馬各地

  
さて、夜明けに一番期待していたポイントを再訪してかなり丹念に歩き回って空振りし、
失意に沈みながら引き上げていると、アオダイショウ(左)に遭遇。
側溝をのぞいてみると、ツシマクロナガオサムシ(右)が見つかったりします。

  
なんかおもしろげなカミキリ類(左)も発見。お名前わからなかったけど。
コロギス(右)もひょこっと登場してビックリしたり。この島にもいるんね。

  
ツシマオサムシはあちこちで見かけましたが、緑っぽい個体から
赤っぽい個体まで変異が広いのも印象的でした。同じ種類だよね?

  
側溝の中では、こんな物体も発見。なんか甲虫類の幼虫だとは思いますが
なにもんだっけ?すげぇ異形でカッコいいんだけどな〜♪

  
さて、しつこくいろいろ探してみると、アトボシアオゴミムシ(左)やら
オオホソクビゴミムシ(右)やらは見つかりますが、カブリモドキは再登場せず。

  
場所を変えると、ルリシジミが何匹もふわふわと飛び交っていたので
ついでに撮影してみたり。タッパンだったら大事だしね(笑

  
林道を歩いていると、ゴイシシジミ(左)もひょっこりとご登場されました。
悔しかったのは、いきなり登場したツシマフトギス(右)。
あわててワンショット撮っただけですごい勢いで飛び跳ねて斜面の下に落ちてって…

  
あわてて探しにいくと、ツシマアカガエルが何匹も登場しましたが、
ツシマフトギスは手品のように消えたのでした。どこに隠れたのやら。

  
木立の中にはカトリヤンマ(左)が隠れていたりとかも。ピンボケだけど。
お食事中のコガタコガネグモ(右)なんかにも逢えました。

  
キボシカミキリ(左)もひょっこり登場。うん、君じゃあんま嬉しくないけどね。
咲き始めのナツフジ(右)なんかも見つかったりします。

  
さてここらで意気込んで、昨日のうちにめぼしをつけていた牛舎(左)を訪問。
そこの御仁にご挨拶し、虫を探させて欲しい、と説明したのですが
ちょうどタイミング悪く牛を散歩場に放したところで…
策の外側から探してみましたが、地味なエンマコガネ系(右)が登場したものの
条件のよさそうな糞は柵の奥側。しかも近づくと牛が興味深そうに取り囲んでくるので
手を伸ばそうにもどうにもこうにも…ということでしばらく粘った挙句にGIVE UP。
ちくしょぃ、ここで探せば絶対に見つかると思ってたのに甘かったなぁ(T_T)

  
その後もウロウロして、ムジナノカミソリ(左)やらボタンヅル(右)やらを
見つけましたが、この頃にはすっげぇ暑さで、日なたには全く虫影皆無な状態…

  
しょうがないので場所を変えて側溝巡りしますが、暑過ぎて側溝にも何もいない。
あたりで休憩中のムラサキシジミ(左)やアオスジアゲハ(右)には逢えたんですけど。
その後はあちこちウロウロしましたが、ホンキでもうどうにもならない惨状で
そうこうするうちに船の時間も近づいてきたので港周りの山をウロウロすることに。
といってもほぼドライブしていたような感じでいいポイントはみつからず…

  
でも諦めかけた頃、ふいに道端の側溝の流れ口のところに怪しい影を発見。
お、よくみるとまさかのヤブヤンマじゃないですか!しかも産卵中じゃん!

  
せっせと産卵しながら近づいてきてくれた(左)のでバシバシ撮影していると、
ふわりとミヤマカラスアゲハ(右)もご登場。ちょいボロだったけど。

  
んで、その水溜りを覗き込むと、なんとツシマサンショウウオの幼生が!
あわてて捕獲して陸上でバシバシと撮影してみたり。カワイイ!

  
さらに、少し小型でしたが生体も発見したもので大興奮!
この調子でさらにイロイロ狙いたい、ということで早めに港に移動して翌日の便への
振り替えをお願いしたのですが、残念ながら翌日はすでに満席とのこと(T_T)


盛り上がったテンションの持っていき先がなくなって悶絶しながら、お土産を買ったりして
岐路の準備をしていると、フェリーがご到着。こいつは前がパカッと開くのよね。
ということでお盆の帰省客やらで超満員のフェリーの中、甲板でひたすら
フテ寝することに。最も込みすぎてロクに寝れやしませんでしたが(^.^;

  
んで、博多に戻ってとりあえず旨いラーメン食った後で、一度訪れてみたかった
干潟を歩いてみることに。すると、なんとカブトガニの新鮮な死骸が落ちてるじゃないですか!

  
せっかくなのでひっくりかえして裏側も撮影(左)したりしていると、
近くにもう1個体(右)打ち上げられていることを発見。こりゃビックリ!

  
先ほどのよりも尾の短い個体だったので、ひっくり返して表側(左)も激写。
せっかくなので2個体並べたショット(右)も撮って、この日の大団円としたのでした♪

というわけで、なんともキビシイ展開の1日でした。
いやぁ、酷暑過ぎると本当にどうにもこうにもなりませんねぇ…
せめて牛舎でヒメダイコクだけは確実に押さえて、という魂胆だったのに
主に挨拶してから、と思ったのが裏目で事実上挑戦できなかったし(^^;
そもそもヒメダイコクは灯火にゴロゴロ落ちてるとか
行けば確実に見れる公園があるとか、前向きな情報が多かったから
どこかで逢えるだろうと軽く考えていたのに、
夜になると大量に見れるというツシマカブリモドキも最初の1匹だけだったし。
それでもワンショットながら昼間のツシマフトギスやら、
最後のラッキーでのツシマサンショウウオやら、いろいろ逢えはしましたが
あまりにも宿題残り過ぎ、って感じでなんとも残念。
次回は酷暑の時期を避けて、下調べをきっちりしてから再訪しなきゃ。
あとは春先のタイワンシオヤとかも気になっちゃうし、
こうなったらせっかくだから何度か通いつめるしかないかもですね♪
んで、最後のカブトガニは、落ち込みきっていたテンションを大いに復活
させてくれたので、そのまま大移動して最終日の挑戦へと向かったのでした(^.^)♪


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