ピンポイント狙い〜変則的合わせ技〜  16.6/19&26

今回は実にハンパ編を2つ合わせ技掲載。
いずれも“ピンポイント狙いin但馬”ってあたりだけは共通してるんで
無理やり2日分を合作ということで…スンマセン(^^;
1週間またぎの内容ではあるんですが
意気込んで山を登ったけど、予報どおりの大雨に祟られちまって
12時間の待機の末に少しだけ本命に逢えた回と、
四国遠征からの自分でも理解に苦しむ発作的な大移動からの
予定調和なだけの中途半端な回、の2回分なのですが
どちらも量的に薄すぎてまとめないと1回分にならんということで…
まぁ、天気が悪い中で粘ったりしたらこういうこともあらぁね(^^;

<1>6/19 但馬地方各地

  
さて、この日もクソ早朝から山を上がってペシペシすると、
いきなりヒサマツミドリシジミ♀(左)がご登場。すぐに飛んで消えたけど。
でも、待つほどに濃霧(右)はますます濃くなって、しばらくするとすんごい豪雨(ToT)
しょうがないので、かなりの時間を車の中で寝てすごすハメに。

  
小雨になった時に叩いてみたら、瞬間だったけどヒサマツミドリシジミ♂(左)が登場。
あたりにはえらい巨大なヤマナメクジ(右)なんかも闊歩してたりします。

  
昼過ぎには雨は上がったんですが、すんごい曇天でどうにもこうにも…
でも、雲が切れるのをひたすら待っていると、いきなり近くの電線にアカショウビンが
登場したので、ホンキで目を白黒!デジスコ準備しときゃよかった!
さらにこの後、独特の声で鳴きながら、セグロカッコウも通り過ぎたんですよ(@_@)!

  
なんかすごいツバメの群れ(左)が集結して飛んでいたりもしました。
そうこうするうちに、ようやく雲が切れたら、ふわりとヒサマツミドリシジミ(右)が登場!

  
んで、ふわりと飛んだ個体が、いきなりすぽっと目の前に止まったんです!
既に時間は5時過ぎ。早朝から待つこと12時間での成果ということで、
空振りに終わらなかったということ自体が、もう死ぬほど嬉しかったり☆

  
でも、よくみると結構翅の傷が目立つ感じ。まだまだ出始めのはずの時期ですが
今年は暑いので季節の巡りが早いのかなぁ。ムムム(T"T)

  
ちょっと前あおりの角度(左)から撮ったり、逆にしたから見上げる
角度(右)で撮ったり、いろいろ遊んでみたりとか。

  
あれこれあると、少しは輝きのいい感じのショットも撮れましたが、
やっぱりちょっとボロさが目立つのが残念な限り。

  
ヤツが飛び去った後でふと近くを見ると。可愛らしい
エナガの幼鳥がすぐ近くにご登場。これまた可愛らしいねぇ☆

  
名前は分かりませんが、漆黒のコメツキムシ類(左)もいました。
満足しての帰路、山頂近くでモシャモシャと低木の葉を食べているニホンジカ(右)に
何匹も遭遇して、さらなる山の荒廃が不安になってみたり(ToT)

<2>6/26 但馬地方各地

  
んで、なぜか話は1週間後の夕刻に飛びます。
朝イチは四国にいたんですが、二日酔いで目覚めたらすんげぇ酷暑で
やる気がうせたという理由で発作的にハチ高原に移動してくるという謎の展開(笑
んで、歩いていくと、咲き始めのオカトラノオ(左)がパラパラ見つかりますが、
意外に雲が分厚くて、飛ぶのはルリシジミ(右)くらい。

  
んで、少し前に保護飼育していた個体をリリースしたという場所をのぞいてみると、
怪しい影(左)が。おっとこれは、ウスイロヒョウモンモドキの蛹(右)じゃないですか!

  
あわてて周りを見ると、色づき始めた個体(左)やら、実に撮りやすい位置に
ぶらさがっていた個体(右)やらも見れてもう大興奮!
自然状態で見つけたというわけではないのですが、ようやく蛹の現物を
見れたので、これだけでも四国から戻ってきた甲斐あったなぁ…

  
あたりの湿地にはなんか面白げな感じのスゲ類(左)もありました。
かなり驚いたことに、そこにハッチョウトンボ(右)がいたんです!
意外な出会いに興奮しましたが、この後はさらに雲が厚くなって、風も強くて
結構肌寒く、まったく蝶なんか飛ばない雰囲気に…

  
諦めて引き上げようとすると、小さな湿地にトキソウ(左)を発見。
ミズチドリ(右)はまだ固い花芽のままでした。

  
道すがらのオトコヨモギ(左)を見ていきますが、某カミキリは見つけられず。
極小サイズながらいい色合いのフキバッタ類幼虫(右)もいました。

  
トリアシショウマ?(左)には、可愛らしいハナバチ類(右)がぶらさがってたり。
んで、その後は再度山に登ってみたんですが、更に雲が厚くなって
何一つ登場せず、の実にしまらないオチとなったのでした(^^;

というわけで、2日ともハンパな展開となりました。
まぁ、とりあえず初回のヒサマツ、次のウスイロヒョウモンモドキ蛹と、
一番見たかったものは見れたので、成果としては充分だったのかとも思いすが、
初回は豪雨が思ったより長引いて、さらに雲がなかなか切れずに
12時間待機という記録を作ったのがなかなか笑えましたし、
次回も、四国にいたのに不意に気が向いてからの大移動でPM2時到着、
というわけのわからん移動パターンからの、
四国は酷暑だったのに但馬に来たら曇天かい!というお約束感がなんとも(笑
まぁそんなバカげた挑戦でも面白いオマケも
いくつかあるのがやっぱり但馬の底力というところですね。
いきなりのアカショウビンも、撮れなかったセグロカッコウもビックリでしたし
ハチ高原のハッチョウトンボもかなりサプライズでしたし。
やはり足繁く何度も何度も通い続けなきゃいけない、ってことですな☆


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