発作de南国旅@〜灼熱の鹿児島〜 15.8/1
  
<2>鹿児島県各所 つづき

  
その後、さらに場所を変えると、素敵な感じに樹液が出ている樹があって、
スミナガシが何匹か飛び交ってました。こいつは思い白い雰囲気だ。

  
御立派なサイズのカブトムシ(左)なんぞみていると、「いました」
ひでさんの指差すほうを見ると、オオハラビロトンボ♀(右)が鎮座していたんです。
ワタシが本土ではオオハラビロを見たことがない、って話をしてたら
前日に見れたという場所に連れてきていただいたという次第。ありがたや。

  
あたりをみると、ちょっと遠かったですが、ゴイシシジミ(左)も鎮座していました。
草地には面白い模様のコバネイナゴ幼虫(右)なんかも見つかります。

  
オオッと思ったのは、何を思ったのか、すんごい長時間ホバリングを続ける
ウスバキトンボがいたこと。角度が悪くてなかなか狙いにくかったですが…

  
さらに近づくと、こんなのも撮れました。これでノートリです(笑
クローズアップレンズつけたままでピント調整できましたから、滅多ないチャンスですね♪

  
さて、樹液のほうを再度見てみると、クロコノマチョウ(左)が登場。
あたりに全然別の雰囲気のヤツ(右)もいたので、ウスイロじゃない?とか
騒いでしまったけど、あとで考えると、秋型と夏型なんですね。むむ。

  
比較ショット(左)なんぞも。どっちも新鮮なのがややこしいなぁ。
スミナガシ(右)はすぐそばにとまってくれたりもしたけど、こいつは翅先欠けてて残念。

  
などと思っていると、足元にオオハラビロトンボ♂まで登場してくれて大興奮。
指宿周辺ではあれだけ探して空振りだったのに、こんな何の変哲もない場所にいるなんて…

  
さらにオオハラビロトンボ♀も何箇所かで御登場。こいつは面白い。
この場所、小さな流れ沿いで池なんてないんですが、休憩ポイントになってるんですね。

  
さて、その後でライトトラップをやる場所までどんと移動。
マテバシイに囲まれた実に面白そうなエリアにてひでさんのお手製トラップを
設置して、暗くなるまで周辺をうろうろしてみると、
葉裏でスミナガシ(左)が寝ていたり、カタジロゴマフカミキリ(右)がいたり
初手からなかなかいい感じ。環境的にも期待大だよね〜♪

  
暗くなってきたのでいよいよライト・オン(左)。獲物が飛んでくるまで
あたりをうろうろとすると、なんか面白げなゴキブリ系幼虫(右)が多数登場。

  
と思っていると、道路の上には小柄なキスジゴキブリ(左)がすばやく歩き回り、
マテバシイの幹には2周りくらい大きなマダラゴキブリ(右)もいたり、
こっち方面もいろいろと楽しそうな感じ。ゴキブリ系も見てみたい種類たくさんあるもんナァ。

  
草むらの中では、クツワムシ(左)が賑やかに鳴きまくっていました。
まだ幼虫でしたが、コバネササキリ(右)なんかも登場。

  
オナガササキリ幼虫(左)も結構な数が隠れていました。
夜の虫ではないんですが、ハネナガイガゴ(右)も何匹も登場。

  
ライトトラップには、クチバスズメ(左)やら、こいつは手強い
ゴマフリドクガ(右)やらが登場したりしますが、なかなか大物は飛来せず。
それではちょっと先ほどのよさげな雰囲気の古木があった辺りを
みんなで探して見ましょう、あのあたり実に怪しかったモンね、と歩いていくと…

  
「おった〜!」 いきなりMarkさんの声が響いてびっくり。
超強力ライトで照らし出してくれたのは、本当にオオスミヒゲナガカミキリじゃないですか!
これが今回の本命だったわけですが、ライトトラップの前に自然状態で見つけられるなんて…
Markさんのヒキの強さに一同感服。さすがすぎです(>_<)!!

  
近くにはクチキコオロギ(左)も何匹か御登場。
さらにウスバカミキリ(右)も見つかりました。トゲはなかったけど(笑

  
林の中をウロウロしていると、20cmオーバーの超巨大なヤマナメクジ(左)が登場。
一回り小ぶりなの(右)もいましたが、下のクモがコアシダカグモですから…
一人で歩いてる時にこんなんが上から落ちてきたら確実に気絶しますね(^_^;

  
さて、しばらくたったので、先ほどの樹を再度見に行こう、ということに
んで、またMarkさんが強力ライトを照らしてみると…
うそ!!またいるんですけど!!しかも♀っぽい雰囲気!
さらに良く見ると、こいつは樹皮をガジガジと齧ってるんですよね。
もしかして産卵の準備?ということでしばらく放置することに。

  
さらにうろうろすると、キノコムシ類(左)も歩き回ってました。ヒメオビオオキノコムシあたり?
クチキコオロギ(右)は数が多いようで、何度も登場されます。

  
しばらくしてさっきの場所に戻ると、先ほどのオオスミヒゲナガカミキりは
せっせと産卵中でした。こんなシーンまで見れるとはホンキで感動。
子孫繁栄を祈って、その後はそっと立ち去ることに…

  
さてさて、ライトとラップの方に戻ると、面白げな蛾がパラパラと登場。
カバフヒメクチバ(左)と…ヒトリガ系?(右)はお名前が判然とせず(^^;

  
分布が九州以南のシロアナアキゾウムシ(左)も登場していました。
そうこうするうちに、ライトにオオスミヒゲナガカミキリ(右)が飛来してるじゃん!
ってみせかけて、これは先ほどの♂を使った「こういう予定だった」の図なのでした(笑
場所的には非常にいい感じだったんだけど、満月だったのがマズかったのかなぁ。

  
あらためてシロアナアキゾウムシ(左)をバシバシと撮ったりしたあとで
さらにしつこくウロウロすると、ハヤシノウマオイ(右)が御登場。

  
コバネササキリ幼虫(左)はけっこうあちこちにいました。
あと、極小サイズのコロギス幼虫(右)も発見。朝のとは違いすぎるよね。

  
さらにトゲナナフシ(左)やら、睡眠中のキチョウ(右)やらを見つけたあたりで
この日の夜の部は終了。丸一日お世話になったお二人にお礼を言って、
そのまま宮崎方面へと移動を開始したのでした☆

というわけで、なかなか濃密に楽しめた1日でした。
ちょいと昼間の時間帯は酷暑がひどすぎてどうにもこうにもだったけど、
それでもあれこれと面白い出会いも続いたし、
本土で初めて見るオオハラビロトンボもスッごく嬉しかったし、
なによりも本土初記録だろうマルモンコロギスという超ド級の大発見がありましたからねぇ。
そしてその後も、まさかの自然状態のオオスミヒゲナガカミキリ、
♂から♀、そして産卵シーンですから、いやはやMarkさんのヒキはすごすぎ。リスペクト。
ヒデさんには、面白いポイントを次々と的確に御案内いただいて、
さらに美味なるパンをはじめ、なにからなにまで御準備いただいてホンマ恐縮な限りで。
Markさん&ひでさん、ありがとうございましたm(_ _)m
いやぁ、この二人のタッグに混じると、本当に最強ですねぇ。
そして今回、大隅半島の自然の力強さも久しぶりに再確認したことだし、
ぜひMarkさんとタイミングを合わせて再度トリオで挑戦したいものです☆。
というわけで、またぞろ懲りずに押しかけると思いますがどぞヨロシクお願いしまっす(>_<)!


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