| ＜２＞三重県某所 つづき |
さて、場所を少し移動して海岸沿いを歩くと、一面のハマエンドウにびっくり。
こいつはレッドリストによく載ってる希少種だけど、ある場所だと大群生するんですよね。
水田地帯をうろうろすると、チュウシャクシギ(左)がいたり、ケリ(右)がいたり
ささやかながらうれしくなるような成果が続きます。
えらく愛想のいいチュウシャクシギがいたので車窓からバシバシと撮影。
これ、Powershotのテレコンなしですからそんな距離。これはこれでダイジョブなのか？
コチドリ(左)もいましたが、こちらは警戒心強くデジスコ出す前に逃げられました。
あたりにはマツバウンラン(右)が群生していて、なかなか見ごたえがあったりもします。
足元のキジバト(左)が愛想よかったので昨日のリベンジでパッチリと１枚(謎)。
池の中には大量のスズガモ(右)が泳いでいて、これはこれでビックリしたりとか。
別の池を覗き込むと、そこには大量のキアシシギがいてこれまたビックリ。
逆行なのが残念ですが、こいつらってこんなに大量に終結するもんなのね。
後で気付きましたが、フラッグ付の個体(左)もいました。写真の左上ですが文字はよめんなぁ。
それでは、ということで干潟にも繰り出してみると、遠くにミヤコドリ(右)もいましたが
驚いたのは潮干狩り客のすんごい数。少なくとものんびりシギチ探しは無謀だし、
ついでに企んでいた定性生物探しも落ち着いてはできそうにない、ということでGIVE UP。
あきらめて引き上げようとすると、ここでも大群落のハマエンドウがなかなか見事でした。
んで、この後は湿地の花狙いと、干潟めぐりを計画していたんですが、
なんとも見事なタイミングで、狙っていた花は今年はまだ咲いていないという情報が到来。
干潟の方も先ほどの場所がこうだと事実上厳しいよなぁ、などと悩みつつ、
なんとなく行き先決めかねてうろうろしているうちに、ついつい信州行きの高速を
爆走している自分を発見。む～、こういう無計画っぷりは直らんなぁ。
| ＜３＞長野県某所 |
さて、昼を大きく回ってから到着した信州某所では、初手からまだ咲き残っている
フクジュソウ(左)やら、ショウジョウバカマ(右)に少しばかり驚いてみたり。
林床にはあちこちにヒメカンアオイ(左)があって期待が高まります。
笑ったのはこちら(右)。なんかの骨かと思ったら、細いヒョウタンかなんかが捨てられてて
ひび割れているんですね。招待を理解するまでにかなり時間がかかりましたぞ。
この後、爆裂な展開がありました。一面にタチツボスミレが群生している場所(左)があったので、
遠目から１枚ぱちりと撮影つつ、「こういう場所にギフチョウが出たら嬉しいんだけどね～」と
つぶやきいたその瞬間に、そこからギフチョウ(右)が本当に飛び出したんです。
でも、慌ててこの１枚を撮っただけで、そのまま舞い上がってしまってLOST。
天空に神様のドヤ顔がはっきりと見えましたが、スンマセン、神様、
このギャグぜんぜん笑えないです。マジで勘弁してください(ＴｏＴ)
悔しいのでかなり歩き回りましたがギフチョウは再登場せず。
かわりにいい雰囲気のイノデ類の芽生え(左)やら、大群生しているリュウキンカ(右)やらを発見。
場所を変えて、毎年恒例の草地をのぞいてみましたが、キジムシロ(左)やら、
いい雰囲気のウマノアシガタ(右)やらはありましたが、この日は狙いの某蝶はまだ
未発生らしくて登場していないとのこと。お久しぶりのＴさんと合流して、
かなりにぎやかな鳥談義＆蝶談義ができてスッゴク楽しかったからいいんですけどね。
夕刻に再度うろついてみると、タンポポの花上でのんびりしている
トビハムシ類(左)がいたり、大きな花芽をつけたユキザサ類(右)があったりします。
林の中では、オオカメノキ(左)が満開になっていました。歩くほどに、あちこちで
ヒメカンアオイ(右)は大群生しているんですが、やっぱりギフチョウは登場せず。
今年は少し季節が遅れ気味なのかな、ということでなきながら撤収することに。
ところが移動中に、これまた久しぶりのヒメギフチョウのポイントが近いことを発見。
ついでなので立ち寄ってみると、まだいい感じに咲いているウスバサイシンが見つかりました。
あたりでは、ニガイチゴ(左)やら、ニリンソウの群落(右)やらもなかなかお見事。
でも以外にもヒメギフの卵等は見つからず、最後まで中途半端なオチとなったのでした。
というわけで、なんだかハンパな展開の１日となりました。
スターとすぐの真っ黒なツルシギや、真っ赤なオオハシシギは大興奮でしたし、
あれこれと面白い出会いも続きましたが、
その後の大移動は時間ばっかり食っちまった感じだったかな？
無計画な動き方だったので、とっさに追加場所が思いつかなかったのも
あるんですが、なんやかんやで４時間近くかけて移動したしね～
とはいっても、神様の渾身のギャグも面白かったし、
あとは久しぶりのＴさんたちと実にディープな談義ができたので十分ですが。
あと、睡眠不足のままの移動で、この日の夜はかなり早々に沈没しちゃいましたから、
昼のうちに移動しておいたのは正解だったような気もしますけどね。
さて、ＧＷ旅は実は翌日が大本命挑戦日。これまた乞うご期待で（>_<）！