空っぽな南国旅@〜強風の石垣島〜 15.4/17
  
<2>石垣島各地 つづき

  
更に場所を変えると、イシガキモリバッタ(左)なんかに続いて、
倒木の下からはでっかいタイワンサソリモドキ(右)なんかも御登場。

  
サキシマキノボリトカゲ(左)とにらめっこしつつ、滑りやすい岩場を歩いていくと
あちこちに面白い風情のシダ類(右)を発見。これも珍品なのかもね。
#右はサイゴクホングウシダではないかとのご教示をいただきました。

  
んで、期待していたイシガキスミレは、やっぱり今年もこんな感じで花が散ったところ(左)
だったり、たくさんの実をつけて(右)いたりと言った感じ。むむ〜。

  
しかし、もう少し奥まで進んでみると、なんとか咲き残りがあるじゃないですか!
おお〜ようやく花に逢うことができたぁ!! 苦節何年目なんだろう?

  
周りを見ると、他にも数株だけ咲いている株がありました。むぅ、感激ですな。
なんせ某図鑑では日本一の珍品スミレと評されているくらいの大珍品なんですよね。

  
せっかくなので花のドアップ(左)も1枚パチリ。
上から撮る(右)と、特徴的な葉の付き方もわかりますよね。

  
満足したので残り時間で徹底的に某珍蝶を探し回ることにして、
イヌビユ(左)のある畑周りを歩き回りましたが、やっぱりいるのはヤマトシジミ(右)。

  
ようやく怪しいのがいると思ったら、ヒメシルビアシジミ(左)だったり。
シルビアの特徴が消えかけのぬか喜びさせる個体(右)なんかもいたりしましたけど。

  
葉上をじっくり見ていくと、オキナワイモサルハムシ(左)やら、
真っ赤なダンダラテントウ(右)やら、ささやかな成果は結構続くんですけどね。

  
タイワンキドクガの幼虫(左)も結構いました。これがのちの重要な伏線になります(^▽^;
なんかおもしろげな花(右)もありましたが、これはケシとかの仲間かな?

  
何度見てもステキな模様のサンカククチバ(左)も御登場。
こちらも可愛らしいルリハコベ(右)はあちこちにいくらでも群生しています。

  
驚くくらい大群落のノゲイトウ(左)も発見。こりゃある意味ミゴト。
ハイキンゴジカ(右)も可愛らしい花をつけていました。

  
タイムアップで移動する前に、石垣空港でミノカサゴ(左)やら、カクレクマノミ(右)やら
をパチリと撮影してから、強風に揺れる飛行機でいざ与那国島へ!

<3>与那国島各地

  
さて、与那国に着いたのはすでに6時過ぎだったので、かなり薄暗い感じ。
 荷物を放り込んでウロウロしてみますが、山には濃い霧(左)でなんとも不穏な雰囲気。
んで、水田地帯を見ると、サルハマシギ&ヒバリシギ(右)なんぞ発見。

  
夏羽のオバシギ(左)もいましたが、やっぱり暗くてロクに撮れぬ。
などと思っていたら、驚くほど至近距離にタカブシギ(右)が御登場されてビックリ。

  
さて、完全に真っ暗になった頃から林道を歩いてみると、
なんとこの時間に交尾中のリュウキュウアサギマダラ(左)がいてビックリ。
あとは睡眠中のウスバキトンボ(右)なんかもいましたが、この頃からまたすごい
強風になってきて、薄暗い林道の中を歩くのはちょっと厳しい状態に。
しかも、なんか途中から妙に全身かゆくなってきたのでとりあえず中断することに。

  
んで、宿で全身ぼりぼりかきまくりながらもだえていたら、なんと
服からポロリと落ちてきたのは……タイワンキドクガの幼虫(左)なんです。それでか!
というわけで眠れぬくらいのかゆさに七転八倒し、夜の探索は断念となったのでした。
ちなみに1日たった傷跡はこんな(右)感じ。これが上半身あちこちにありましたから(ToT)

というわけで、実にハンパな展開の1日となりました。
石垣島は、念願のイシガキスミレや、お久しぶりのイワサキタテハモドキが
すごく嬉しかったけど、期待していたハマヤマトは強風に負けた感じだったし…
まぁそれでもアレコレと面白成果があったのは南国ならではかな?
与那国も夕刻着のままあまり攻め込めない展開でしたしね。
そして、なによりも最後のオチがひどかったなぁ。
早朝からの全力疾走で疲れてるのに全身痒くて寝れないし、
寝れないからごまかそうと思ってビール買って来たらもっとひどくなるし、もう散々。
さぁて、ここからの与那国旅、どうなるか乞うご期待、かな(>_<)?


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